2022/10/30 のログ
ご案内:「歓楽街」に神樹椎苗さんが現れました。
■神樹椎苗 >
――日の暮れ始めた歓楽街。
昼日中にくらべて、人通りが増えて、活気づく。
そんな多くの人が通る姿を、長椅子に座って眺めていた。
「仮装も多ければ、ホンモノも混ざって賑やかなもんですね」
時節はハロウィン。
先日の熱気はまだ冷めないのか、例年よりも少々人の集まりが多い。
■神樹椎苗 >
昨日に続き、特に目的があるわけではない。
椎苗が働くのは、もう少し後の時間――夜の闇が降りてからだ。
「――ひー、ふー、みー」
視界を横切っていく姿から、この世のものでない『彼ら』の数を数えて。
その多さに、思わずため息が出てしまう。
くしくも夕暮れ――逢魔が刻。
■神樹椎苗 >
「ふーむー」
ざっと視界の中を数えてみて。
通り過ぎていくその姿を幾つも見送ってみるが。
「これは何とも――今夜のお役目は、朝までかかりそうですね」
やれやれ、と肩をすくめるが。
この時期は椎苗にとって繁忙期に当たるのだ。
忙しいのも仕方がないのだった。