2022/11/23 のログ
ご案内:「カジノ「蓬莱」」に神代理央さんが現れました。
■神代理央 >
特段、賭け事が好きという訳では無い。
何より、賭け事にスリルや高揚感を味わうほど、金に困っていない。
更に、その金は別に自分の力で稼いだ金でも無いので、それを増やそうとか減らそうとかそういう思いがある訳でも無い。
であれば、このカジノにいる意味は何か。
それはまあ…公私を兼ねている様なものだ。
派手に金を使えば、それに釣られて何かしら話を仕掛けて来る者がいる…かも知れない。
まあそれは、私服で訪れているとはいえ、風紀委員とバレなければの話、ではある。
「……ヒット。1枚追加で」
ブラックジャックのテーブルで、配られたカードに視線を落とす。
悪くは無いが、良くも無い。勝負に出るべき手札では無い。
1枚追加して18。とはいえ、まあ…。
「スタンド。強い手では無い。好きなだけ毟れば良いさ」
テーブルに押し出すコインの山。強くはない、と言いながら大量に押し出したコインに、どよめきが走る。そして────
「……だから、強くはないと言ったのに」
結果はまあ。ディーラーも他のプレイヤーもバースト。
金に怯え、目がくらみ、勝てる勝負を逃した者達。
「あぶく銭だな。次はどうするかね?」
差し出したコインの山が、その色を変えて手元に返って来る。
増えたところで、別に使い道も無い金が。
■神代理央 > そういう『暇潰し』で得られるものもない。
適当に稼いだ後は、つまらなさそうな溜息と共に負けの込んだ客を一瞥して立ち去るのだろう。
ご案内:「カジノ「蓬莱」」から神代理央さんが去りました。