2019/02/19 のログ
ご案内:「落第街大通り」に清姫 藍紗さんが現れました。
清姫 藍紗 > 男性用のコートを身に纏い、こつ、こつと通りを歩く長身の女。
顔を埋めるように伏せて歩きながらも、艶やかな黒髪のせいか、男に間違えられることもない。

蛇の道は蛇。
妖仲間が落第街で開いている薬屋に足を運んだ帰り道。

「………………効き目はすごいんだけれど、こんなところに店を構えなくてもいいのに。」

ふう、とため息をついて、暗い路地をゆったりと歩く。
ちらちらとみられている気もするが、気にした素振りもなく堂々と。

むしろ、この手の場所で焦ったり、怖がる素振りを見せる方がよろしくない。

清姫 藍紗 > コートの中に忍ばせるのは、禁止薬物………ではなくて。
お風呂に入る時に身体に塗る香油。

肌のつやはあまり気にしていないのだけれど、これを塗った後の日は、割と空気が乾燥していても影響を受けず、身体がたっぷり温まるというマジックアイテム的なあれそれ。
これが無いと冬が辛いのだ。

目の前で塗ってもいいんだぜ、と言い放つ相手の額をデコピンで撃ち抜いての購入である。
まあ、その手の目線には慣れてはいるが、露骨に言われれば頬を少し染めて。

「……ふー。」

改めて溜息。すっかり日も落ちて、寒い寒い。

ご案内:「落第街大通り」から清姫 藍紗さんが去りました。