2020/06/14 のログ
ご案内:「落第街大通り」にアーヴァリティさんが現れました。
アーヴァリティ > 「居た居た!」

夜の落第街。夜の闇より、銀色の触手が鈍く月光を反射しながら現れる。
さて、何故先日の戦いで満足したのに今こうして変装すらせずに暴れているかと言えば、憂さ晴らしというべきだろうか。
昼間っから厄介な魔術師に襲われ、両腕と魔力をごっそり持っていかれ、大層イライラしていたわけで。

あれほどの魔術の熟練度の割りに捕縛に拘った襲撃者の動きから、何者かの依頼である可能性が高い、と実際調査してみたが、ドンピシャ。
風紀だか公安高、僕に殺された誰かの繋がりかは知らないが、僕の捕縛依頼が出ていた。

そう、今折角気分が良く、戦いの余韻に浸っているというのに。邪魔者が来る。
それなら、こちらから出迎えてやろう。
そう思い、自分から姿を晒して夜の落第街で暴れ回る。

そして今は、先ほど背後から昼間とは比べ物にならないレベルの低い魔術を打ち込んできた魔術師を追いかけており。

「逃げ足だけは速いね!そんなんでよく僕を襲おうと思ったね!」

怒りと狂気を孕んだ瞳で、今まさに彼女は怪異というべき姿、触手の団子のような姿で魔術師を追っている。