2020/07/06 のログ
霜降寺 響元 > 男がコーヒーを一口飲むとたまたますぐ近くで喧嘩が始まった。
互いの怒鳴り声を聞く限り、なんでもない、それこそたまたま機嫌が悪い、またまた血の気が多い二人がぶつかって持っていたジュースなんかを引っ掛けてしまったせいらしい。

だが落第街ではそんなこと日常茶飯事である。

暴れる彼らを他所に巻き込まれないよう距離を取るだけ。
しばらくすれば二人とも疲れて止めてしまうだろう。

そう、普通の人から見ればココではいつもの光景なのだ。

だが彼らの影もまた誰もが気付かず歪んでいる。
ほんの少しだけ彼らの瞳は狂気に染まっている。

だがそんなことはここではよくある話なのだ。
だから、誰も気にしない。

事件にもなりはしない。

霜降寺 響元 > 男が静かに本を読んでいる。

暴れている奴らの拳が直ぐ目の前を通り過ぎる。
しかし当たることはなく、スルリと通り過ぎるだけ。

男のすぐ横で怒りに任せて互いに暴力を振るう奴らがいる。
そちらに目を向ける事はなく静かにパタン、と本を閉じて立ち上がる。

男はそのまま大通りを去った。
奴らはまだ喧嘩をしている。
止め時を見失ったのか、骨が折れようと拳が砕け散り、顔が真っ赤に腫れ上がろうとも止めない。

明らかにおかしな様子にようやく落第街の住民も止めに入ってようやくその喧嘩は収束したのだが。

互いになぜアレだけの事でそんなに怒ってしまったのかは、誰もわからなかった。

ご案内:「落第街大通り」から霜降寺 響元さんが去りました。
ご案内:「落第街 地下闘技場」に持流 童男さんが現れました。
持流 童男 > 「よし、色んな所で、経験を生かすために、ここでも経験をするでござる」

と言いつつ出番が来たのか、ファイトポーズを取り、シュートスタイルで闘技場の猛者たちをノックアウトしている。

持流 童男 > 「シュートスタイルを潰せば!!」
と思った者たちもいるだろうがつつファイトスタイルに変えて、全身全霊のパンチを突き出してノックアウトしつつ、
汚い手を使われたらそれをいなして、受けて、壊して、ノックアウトして

ファイトスタイルで殴り合って、「いい勝負でござった。またしようでござるな!」
といいつつサムズ・アップしつつ、体から熱気が溢れている。

持流 童男 > 倒された方もまんざらではないのか、ニット笑いながらも、立ち上がり
握手を交えて。
「ちなみにどこが悪いとか、あとは、対策なんかあるでござるか?」
と言いつつ自分の悪いところを対戦相手に聞いて、教えてもらい、ノートに書き込んで、ありがとうでござる!と覆面からでもわかるような礼を言いつつ、連戦をしている。

持流 童男 > (色仕掛けは本当に弱いでござるし苦手でござる、そうなったら相手が疲れきるまでよけつづけるでござるか)

女性の闘技者に関しては、避けて、避けてとにかく避けまくる。
疲れ果てたところを、足払いして倒す。

(未だに、女性はほんっっとうに慣れないでござる。前も痛い目に会ったでござるし。あれ、拙者、女性運ない・・?いやいや自惚れるなキモオタ・・!某が、そんなことなわけないでござろう。とりあえず避けまくるでござるか。)
避けまくりつつ避けて、足払いしている。

持流 童男 > 「よし、こんなところでござろうか」

ノートがいっぱいになったのを確認して「間合い、シュートを活用する時、パンチを活用する時、フェイント、してくることの予測といなし方と避け方」
を目一杯ノートに書き込んで、闘技者達に対してありがとでござる!といいつつ地下闘技場を離れる

ご案内:「落第街 地下闘技場」から持流 童男さんが去りました。
ご案内:「違法パブ「地獄の門」」に妃淵さんが現れました。
妃淵 >  
混んでいるといほど混んでもいない
かといって閑散としているほどでもない
そんな時間の違法パブのカウンター席の隅で少女が一人、グラスを傾けている
飲んでいるのはお酒…ではなく、水だ

いい加減何か注文しろ、と店員が文句をつけてくることはない
それなりに少女が此処の常連であり、何かしらで店に貢献している証だろう

『フェイエン、今日はやらねーのか?』

客の一人が遠くのテーブルから声をかけてくる
普段気乗りのした時だけ、此処でストリップを披露して日銭を稼いだりもするのだった、が

「今日は気分が乗らねーからパス。個室のほーで良けりゃやってやるけど」

『いらねーよ、高えだろ』

ギャハハハと下品な笑いが聞こえる
連中も二級学生だ、女を一晩買う金なんてまともに持ってるわけがない

妃淵 >  
ストリップで稼ぐでもなくなぜ少女がここで時間を潰しているのかと言えば…

「(どいつもコイツも金なさそーなツラばっかだな)」

騒ぐ二級学生を眺めながら、紅い眼を細める
どいつでもいいから喧嘩でもはじめねーかな、などと考えながら

そう、誰かが暴れ始めたらそれを叩きのめして店から謝礼+そいつの財布をいただこう、という算段である

まだ深酒する連中が出てくるような時間でもない
退屈な少女はそれまで水だけで時間を潰すつもなのだ

妃淵 >  
………

……



しばらく客の出入りや、様子を眺めていたが客層はなかなか入れ替わらない
たまに身なりの良い連中が来たと思えば個室のほうへと通される

ああいう連中は、どうせ違法薬物や物品のやりとりが目的だろう
金は持っていそうだがカモにできる連中じゃない

いや、なんか尻尾掴んで脅せばむしろ良い儲けに──
なんて邪な考え過ぎった、その直後

ガシャーン!!と大きな音、続いてグラスが落ちて割れる音…
来たか、と紅い視線を振り返らせる
視線の先には、先程の二級学生連中
連中は酒を飲みながら盗品の分前の話をしていた
……まぁ揉めるだろーな、という予想は的中したらしい

「──ああー、ありゃ荒れるな」

ちら

「棒きれ持ち出してら、暴れられると窓ガラスとか床やられっかもな」

ちら

『わかったよ、止めてこい。金はやるから』と店員がため息混じりに言う
そうなればこちらのもの。血眼をギラつかせ、少女が席から立ち上がる

妃淵 >  
少女が立ち上がったことに、騒ぎの中にいた彼らのうちの誰かは気づいただろうか
深酒せず、冷静に、この場にこの少女がいることを認識──覚えてさえいれば、
あるいは暴れることも、なかったかもしれないが

一人目は、何か言葉を吐く隙もなくその顔面をひっくり返ったテーブルの脚へと激突させ、昏倒
実際にはその直前に延髄を深く刳り込む少女の蹴りで、意識は遠くへ旅立っていたが
もう一人は、殴り合っていた相手が文字通り一蹴されたことで戦意を消失
そうだった。ここにはこういったトラブルを狩って金を稼ぐヤツがいた、と
手に持っていた得物を放り捨て、両手を挙げて無抵抗を示す
その顔面へ、容赦なく少女の膝がめり込む
赤い華を散らせながら、その二級学生もまた昏倒する

「イヤー…手ェあげたってさぁ…喧嘩両成敗っていうからしょうがねえよな?」

顔に飛んだ僅かな返り血を指で拭い、やや狂気を孕んだ笑みで少女は二人を見下ろしていた

妃淵 >  
「ほら、グラスが2つ割れた程度ですんだぜ。良かったナ?」

一蹴された二人の周囲の二級学生達のどよめきが続くなか、
店員の前まで歩いてくるとポケットから手を出して、差し出す

「2人ヤったし、1人1マンでいいヨ♡」

高えよ、とぼやきながらも店員が渋々カウンターの裏からくしゃくしゃのお札を出して、放り投げる

「ツレねーな。せっかく店を守ってやってるのに。──ジャ、帰っかぁ」

タチの悪い寄生虫、とも言えるムーブ
ただこの少女を目当てに来る客もたまにいるのが、ややこしい
そもそも、今日の喧嘩の仲裁?も気分が乗らなければ完全放置に違いない

諦めにも似た大きな溜息に背を向けて、少女は出ていく
コレだけあれば2週間はダラダラしてられるナ、と。実に上機嫌なまま
くだらなかったり、どうでもよかったり、違法だったり、滅茶苦茶だったり
そんな二級学生の少女の、1日

ご案内:「違法パブ「地獄の門」」から妃淵さんが去りました。