2020/08/13 のログ
ご案内:「落第街大通り」にマルレーネさんが現れました。
マルレーネ > 今日もまた、落第街の修道院だった建物の前で食事を配る修道服姿の女がいた。
今日は若干だが、医薬品も用意してある。
清潔な包帯、止血剤、風邪薬に抗生物質。
大量には無理だが、それでも怪我や病気をしている人には必要なものばかり。

「本当なら魔法でしっかり治せたらいいんですけど。」

彼女の使える魔法は偏りがある。

学問として習っている魔法は何もなく、センスだけ、本来持っていた向き不向きだけで扱っているそれは、己の身体を、己の武器を強くするものばかり。
この夏の補習授業も、回復魔法がメインだ。


「まだありますからね。 でも、怪我も病気もしていない人はご遠慮くださいね。」

呼びかける。換金目的の人間だって、当然いるから仕方ない。

ご案内:「落第街大通り」にさんが現れました。
ご案内:「落第街大通り」に神樹椎苗さんが現れました。
> 「わ、何してるの?」

てくてく人だかりを見ながら幼女が歩いてきて

「炊き出し?」
ふーんと眺めながら

ご案内:「落第街大通り」から神樹椎苗さんが去りました。
マルレーネ > 「んー……?」

あるだけ包帯をよこせ、という相手になんとかお引き取り願って、一息。
今度はやってくる少女が見上げてくる。

「……? はい、炊き出しですね。 あとは怪我をした人には医薬品も少しだけ。
 何か、いるかな?」

よいしょ、っと膝を折り曲げて、視線を同じ高さにして尋ねてみる。
金色の髪のをしたシスター。

> 「んー、何にもないよ?」
貰うものなどないのだ
ましてや施しはたくさんされているので
「おてつだいする?」

マルレーネ > 「ううん、大丈夫。
 でも、ありがとうね。

 そうやってお手伝いをしよう、っていう気持ちがとっても大事だからね。」

に、っと歯を見せて笑いかけて、ぱちりとウィンク。


この活動は、こちら側の世界の教会からもあまりいい顔はされなかった。
まあ、何かに巻き込まれでもしたらたまらない、のだから当然と言えば当然。

犯罪に巻き込まれやすい場所であろう自覚もある。
だからこそ、安易に手伝わせることはできない、といえばできない。

> 「んー、やっぱりする!」

手が足りてなさそうな場所に駆け込んで荷物を運び

「だめ、ちゃんと順番通り!」
並ばない人には声を掛けていく

マルレーネ > 「あっ、と。…………」

ゆったりと遠回しで断ったのが悪かったのか、するりと中に入られて。
すぐに、周囲を見回す。

彼女の脳内で、物資の優先度を下げざるを得ない。 守るべきは一人。
鎖の鎧の中で、一瞬だけ冷徹に周囲を見回し、殺気を探り。

……一息。 いざとなったらやりあえばいい。
まだ少女を守りながら動くことくらいはできるだろう。


「……ん、ありがとうね。
 やさしいね、 おなまえ、おしえてもらってもいいかな?」

よいしょ、と膝を曲げて、隣に膝立ちになる。
地面で膝が汚れるが、もともと汚れっぱなしだからいいでしょう。

> 「希!、じゅっさい!です!」

にぱーと、魔力強化か何かの異能か、身体を青い光が纏い、心身を強化しながら物資運びを手伝って居る。

マルレーネ > 「はい、希ちゃん。 ありがとうね。
 私はマルレーネ、マリー、でいいからね。
 それじゃあ、………奥から飲み物の箱を持ってきてくれるかな?」

どうやら己の力を魔法か何かで強めているのだろう。
そう当たりをつければ、ある意味そういった力を持つ子にとっては最も危険が少ない仕事を指示する。

> 「はい、マリーおねえさん」
ゆっくりゆっくり慎重に運び込む、パワーはたっぷりである。

マルレーネ > 「………うん。」

お姉さんとかお姉ちゃんと呼ばれるのはそれはそれで良い。
くすぐったいけれど、同時にす、っと身が引き締まる思いがある。

「………はーい、それでは並んでくださいね。
 怪我をしていない人には渡しませんからよろしくお願いします!」

必死になって声を出して、料理を渡す。
飲み物を持ってきてもらえばそれもつけて、せっせと働く女。

> 「うんしょ、うんしょ、はい、飲み物ですー」

幼女もまめまめしく働いて

マルレーネ > 「………ふー、ぅ。」

一段落が付けば、ゆっくりと息を吐きだして、目を細めて。

「……ありがとうね、希ちゃん。
 おかげで助かっちゃったかな。」

膝を折り曲げながら、ご挨拶を改めて。

> 「はふー」

ふにゃりと疲れた顔が出てしまう


「良かったー、助かった?」

にこにこと笑い

マルレーネ > 「うん、助かったよー。 ありがとうね?」

にこにこと笑う少女を見守りながら、そっとその頭を撫でる
よーしよし、いいこいいこ。

> 「えへへ、ありがと」
撫でられたらにこーと、ひまわりの様に笑う

マルレーネ > 「希ちゃんは、この辺りに住んでいるのかな。
 それとも、別の場所に住んでいるのかな。」

一段落がついたところから、ゆっくりと相手のことに質問を向ける。
こんな場所に一人で現れる少女のことが気にならないといえばウソにはなる。

> 「んーん、友達に会いに来たけど居ないみたい、今日は」

どことなく寂しそうに笑いながら

マルレーネ > 「そっか。 じゃあ、今からおうちに帰るのかな?
 おうちはどこかな?」

友達、という相手が誰なのかは気になるが。
この場所に住んでいるのならば、よっぽどの"友達"かもしれない。

マルレーネ > とりあえず、安全を確保すればいい。
包帯をそっとしまい込めば、ばいばい、と手を振って見送るのだ。

ご案内:「落第街大通り」からマルレーネさんが去りました。