2020/09/04 のログ
ご案内:「落第街-施療院」にマルレーネさんが現れました。
マルレーネ > 「い、たたた………。」

頭を抑えながら起き上がるのは、修道服を着こんだ女性。
医薬品を盗りに来た人間を相手に大立ち回りを演じ、全員とっ捕まえたはいいんだが。
それでも、複数相手に一人でやりあったのだから、無理が祟る。

「あんなに殴らなくてもいいじゃないですか、もう。」

角材でひたすら頭を殴られた。
角材の方が折れた。
こんなこともあろうかと、分厚いフードを着ておいたのが幸いはしたが。

「今日の試練は、直接的ですねぇ………」

ところどころ痣ができている。全くもう。

マルレーネ > ちょっとだけ無茶をした。
角材で殴ってきたから、ちょっとカチッときて、相手の髪の毛を掴んで頭を入れてしまった。
聖職者ヘッドバッド。


「こんなに暴れる予定じゃなかったんですけどね………。」

痛い。
暴れ始めるとキレちゃうのは悪い癖だ。

ご案内:「落第街-施療院」に龍宮 鋼さんが現れました。
龍宮 鋼 >  
「おーおー、派手に暴れてやがんな」

床に転がる物取りを眺めながら、不良オブ不良がやってくる。
施療院に物取りが押し寄せたと聞いて来てみれば、まさかそこのシスターが一人で鎮圧しているとは。
なんとまぁ派手で物騒な施療院である。

「んで? ここに転がってんので全部か?」

転がっている一人を足で蹴って転がす。
起きる気配はない。

マルレーネ > 「………。」

えー、っと。えっと。
やってきた女性を見ては、すく、っと立ち上がって。
派手に暴れた跡を見回して、てへ、と舌を出して笑顔を向ける。

「………ちょっとだけ?」

誤魔化そうとした。


「おそらく、踏み込んできた人間はこれだけですけれど。
 多分、見張りとか他に人が近づかないようにするメンバーがいるはずですから、その人たちは逃げてしまったかもしれませんね。

 ………。」

こほん。

「この施療院を運営している、マルレーネ、と申します。」

相手の名前を聞くならば、まずは自分から名乗るのが筋だろう。

龍宮 鋼 >  
「そらまぁ頼もしいこった」

ちょっとだけでこれなら、本格的に暴れた時はどれほどになるのか。
まぁ施療院の治安と言う意味では安心だろう。

「ほーん。ま、こいつら締め上げりゃなんかわかんだろ」

数人の男たちが施療院に入ってくる。
彼らにこちらが指示を飛ばせば手慣れた様子で床に転がる男たちを拘束して連れて行く。

「龍宮鋼。ここいらで鋼の両翼なんつーヤクザみて―なことやってるモンだ」

マルレーネ > 「………その方が、ええと。………この方たちを引き取って犯人を捜す、ということでしょうか?」

相手の言葉に警戒心を強めるシスター。
微笑みながら、よいしょ、っと完全に起き上がって。
いざとなったら、"対応"しなければいけない。

「それに関しては、別に構いませんけれど。
 依頼、などはする余裕がありませんが………。」

苦笑する。
つまるところ、「〇〇してやるからお金」という流れを警戒している。
まあ、当然と言えば当然だろう。

龍宮 鋼 >  
「まぁそう言うこったな。ウチのナワバリで好き勝手されちゃ困るんでな」

ナワバリでオイタをしたらこうなる、と知らしめる必要がある。
治安維持、という訳ではないが、ナメられては困るのだ。

「金なんて要らねぇよ。コイツァウチの問題だ」

自分たちのメンツの問題だ。
金がどうこうという話ではない。
まぁ、ミカジメ貰って用心棒と言うのも頼まれればやりはするが、押し付けはしない。

マルレーネ > 「………それはまあ、わかります。
 そういう意味でなら助かります。 よろしくお願いしますね。」

ほ、っと安堵の吐息。
なんだかんだでこの場所の治安はかなり悪い。

正規な集団ではなくとも、舐められることを嫌い、秩序を保ってもらえるならばありがたい話だ。

「………鋼さんですね、よろしくお願いいたします。」

少しだけ落ち着いた様子で笑顔を向けて。

龍宮 鋼 >  
「普通の店とか施設とかならタダで守るようなことぁしねーがな」

こんなところで商売するのならそれは自己責任だ。
自分のケツを拭けないのにそんなことをしておいてタダで守る、なんて筋合いはない。

「ありがたくも怪我人の治療をしていただける敬虔なる聖職者なら、んなことしたらバチあたらぁ」

しかしこんなところだからこそ、治療施設と言うのは貴重なところだ。
ここに何かがあれば自分たちも困る。
持ちつ持たれつ、と言うところだろうか。

「こっちもなんかありゃあ世話んなることもあるだろうからな、よろしく頼まぁ」

マルレーネ > 「…………あ、はは。 そうですね。
 敬虔かどうかはともかく、困っている人が一番多い場所だと伺ったので。
 物が少ないせいで、ちょっとこう、本当にケガしている人とか、今困っている人への対応しかできないところもありますけど。」

相手の言葉に、更に少し安堵する。
すくなくとも、今すぐ何かを引き出そうとしているわけでもないらしい。
額面通りに言葉を受け取れる相手だと当たりをつけて。

「……はい、もちろんです。
 あんまりにも酷いけがならすぐに大きな病院へ運びますけど。
 多少の傷や病気くらいなら。」

よろしく、と言われれば微笑みながら手を差し出して。

龍宮 鋼 >  
「欲しいモンありゃ調達すっからよ。流石にこっちァタダって訳にはいかねーがな」

設備とか、道具とか。
消耗品なんかも扱っている。
勿論盗品や非正規品ではなく、正規で出回っているちゃんとした商品である。

「人員なんかも言やァ回すからよ。こっちァサービスだ」

差し出された手をがっしと掴む。
ゴツゴツした、何度も骨折を繰り返したとわかる、歪で硬い拳。
肌にもいくつもの傷痕もあるだろう。

マルレーネ > 「あはは、そうですね。
 お金に余裕ができたら、その時はお願いするかもしれません。
 お金に余裕はそんなにないんですよね………。

 こう、仕事とかいいのありませんかね。」

あはは、なんて笑いながらアルバイトの話題なんて振ったりして。


「………もし、大きな事故や事件、爆発のようなもの。
 または、大規模な疫病でも発生したら、人をよこしてください。
 それは、間違いなく人手がいる話ですからね。」


握り締める。こちらはそこまでのごつごつした感覚はないだろうけれども。
それでも、身体に一本芯が通ったような立ち方に、握ったまま、安心した笑顔を浮かべていても、まだ心の1割は警戒を解いていない感覚。
戦いに慣れた人間だとは分かるかもしれない。

龍宮 鋼 >  
「仕事? あぁまぁいくらでもあるぞ。武装した違反部活ぶっ潰す仕事とか、その辺で暴れまわってる不良集団タコ殴りにする仕事とか」

物取りの集団を一人で返り討ちにする技量があるなら余裕だろう。
危険だがその分見返りはデカい。
ニヤリと笑いながら。

「オーケー、そんときゃ回すわ。――あー、医療技術持ってて復帰してぇってヤツ何人かいるんだが、ここはそう言うの受け入れてもらえんのか」

組織は何も戦闘員ばかり集めたわけではない。
事務員だったり技術員だったり、組織として単独で動けるような人員も揃っている。
その中には表への復帰を望むものも居るし、そう言う奴らにはまともな組織へリハビリとして回していたりもするのだ。
そう言う連中の受け入れは可能か、と。

マルレーネ > 「いえ、その。 私そういう殴るのとかは苦手…………。
 ………というより、まあ、正直に言えば、一対一の方が得意なんです。

 ですから、何かを追いかけたりとかは苦手でして。
 逆に、対集団となると見ての通り、結構攻撃ももらってまして………。」

頬をぽりぽり。


「………ん。
 お金は出せません。 道具もありません。
 それでも、手伝いに来てもらえるならばありがたく。」

苦笑を浮かべて、頷く。 お金も何もかもないけれど、それでも手伝いたいという人を拒絶するようなこともしない。
やはりどうも、運営自体は苦しいらしい。

龍宮 鋼 >  
「ハッハ、聖職者だろあんた。冗談だよ、荷運びやら倉庫整理やら普通のバイトもあっから回してやるよ」

パンパンと脚を叩きながら笑う。
冗談のつもりで言ったのだが、思ったより好戦的だった。
勿論聖職者にそんな仕事をさせるつもりなど毛頭なく、まともなバイトが入ってきたら紹介しよう、と。

「構いやしねぇよ。給料はこっちから出してっからな。リハビリみてーなもんだからな」

受け入れてくれるならそれだけでありがたい。
自分のところのような違反組織でグズグズしているよりよっぽどマシだ。

マルレーネ > 「あ、あはは、やめてくださいよぉ。
 もう、本当にそんなバイトばっかりなのかと思っちゃったじゃないですか。」

もー、っと頬を膨らませて腰に手を当てて。
それでも、すぐにころころと笑い。

「………わかりました。
 それもまた、大規模な事故、事件、疫病の際に来るようにしてください。

 何より、ここが明日もあるかどうかはわかりません。
 私がいる間はなんとかしますが、何がおこるか分からないのが世の中ですからね。」

受け入れながら、明日には無いかもしれない、と言葉にする。
争いに巻き込まれたにしてはショックを受けた様子も無く、明るく笑いながら、片付けを始めるシスター。
真っ当な、祈るだけのシスターではない。まあ、大立ち回りの時点でよく分かっているだろうが。

龍宮 鋼 >  
彼女の笑顔に満足した様な顔。
からかい甲斐のある愉快なシスターのようだ。

「オーケー、近いうちに挨拶来させるわ。この辺の見回りも多めにしとく。こういうとこァ貴重だからな」

所謂闇医者もないわけではない。
ないわけではないが、どこも文字通り法外な金を取られる。
まともな学生証を持たないヤツでは表の医療機関も利用できないので、こういうところがあると言うのは本当に助かるのだ。
だからこそ、それが無くなると言うのはこちらとしても本意ではないのだから。

「――さーて、長居しちまったな。俺ァそろそろ帰るわ。長い付き合いになること、祈ってるよ」

その言葉はそれだけここが存続すればいい、と願う様な言葉。

マルレーネ > 「……ありがとうございます。
 やれるだけのことを、できるだけやっていきますから。
 協力、感謝いたします。」

穏やかに頭を下げつつ。

「………いたた。 今日はおしまいですかね。」

ずきりと頭が痛んだ。 にへへ、と笑いながら頭を押さえて。

「ええ、鋼さん。 またいつでも。
 私も困ったら頼らせていただきますね。」

いつかは、この場所の実力者に顔を繋ごうと思っていた。
幸運にもその機会に恵まれたことに、神と目の前の女性に感謝の祈りを。

龍宮 鋼 >  
「そんじゃあな。頭、オダイジにしろよ」

ひら、と手を振って背中を向ける。
こちらとしても治療施設と顔が繋がったのは良いことだ。
ここに受け入れてもらう人員のリストと新たな巡廻ルートについて頭を巡らせつつ、その場を後にしよう。

ご案内:「落第街-施療院」から龍宮 鋼さんが去りました。
ご案内:「落第街-施療院」からマルレーネさんが去りました。