2020/10/09 のログ
ご案内:「落第街-施療院」にマルレーネさんが現れました。
マルレーネ >  
肌の色が、少しだけ白くなった。
そんなシスターが、一人でせっせと施療院を掃除して、せっせと窓を拭く。

いない間も様々な人にフォローはしてもらっていたようだが、それはそれ。
こまめな清掃までは行き届いていなかったのだろう。
せっせと掃除をしながら、けが人を見て回る。

「………ふう。 怪我人以外にも普通の修道院と同じことをしてるのは失敗でしたかね。」

いつも通り、玄関には悩み相談や懺悔もOKの札を下げて。
何か話がある場合は、じっくりと話を聞く準備もできている。
 

マルレーネ >  
とはいえ。

実際に席を外し、入院して、全く来ることができなかったのも事実。
それについて責められることもまあ、幾度か。
責められる謂れは無くとも、本当に必要だった時になかったのだから、どれだけ仕方がなかったと口にしても納得はしまい。

素直に頭を下げて、罵倒をちゃんと受け入れる。

ふう、と一息ついたシスターは、ちょっとだけ疲れた表情を見せて。


パンッ、と己の頬を平手で強くたたいて、気合を入れ直す。

「よしっ。」

水の入ったバケツを両手に一つずつ抱えながら、廊下を歩いて。
 

ご案内:「落第街-施療院」からマルレーネさんが去りました。