2021/01/09 のログ
ご案内:「落第街大通り」に葉山翔一さんが現れました。
葉山翔一 > 風紀が落第街で治安活動にいそしんでいると聞けば暇を見つけて足を運んでみる。
実際に足を運べばその話は本当なのか確かに以前はよく見た顔ぶれは見かけない。
捕まったのか逃げたのかは判らないが少しは治安が良くなったのかと期待が持て。

「この辺はそのままだな」

少々違和感を覚える中大通りを歩きよく露店を開いていた場所に向かえばそこはそのまま。
誰かが居座る訳でもなく空っぽなスペース、今回は何かを売るつもりはないがそこに腰を下ろして通りを眺めて。

葉山翔一 > しばらく様子が変わった気がする落第街を眺めては歓楽街方面へと戻っていく。
ご案内:「落第街大通り」から葉山翔一さんが去りました。
ご案内:「落第街大通り」に照月奏詩さんが現れました。
照月奏詩 >  
 気難しい顔で歩いているのは一人の学生。
 やっていることは囮だ。いつもの、つまりは狼マスクなんかつけていた日には薬の売人はおろかチンプラレベルも含め誰も絡んでなど来ないだろう。でも今ならば少し目つきが悪い青年にしか見えないだろう。上手くいけば何か不満のある青年と思われるかもしれない。
 だが目つきはいつもに増して悪い。原因は先日の出来事だ。
 昨日の騒動を聞いた。本当にままならない。
 本格的にぶつかり始めるのはもっと先の事だと思っていたがつい先日風紀と違反組織がぶつかったらしい。
 こうなると本格的に介入が始まりかねない。

「ほんっと上手くいかない……!!」

 何をするにも後手に回っている。言ってしまえばそれは仕方のない事ではある。自身達としてそれが正解なのだ。
 常に闇の更に奥に。そして枠を超えた黒をその奥底へと沈め消し去る。それが自分たちだとはわかっている。
 だがその過程で被害にあう者達はと考えると……どうにもやるせなくなってしまう。

照月奏詩 >  
 様々な事に対して先手先手を打って詰めていけば少なくとも今この瞬間の被害者を減らす事は容易かもしれない。
 だが長期的に見た時それは間違いなく悪手になりえる。影の中にいるからこそ痛い程に痛感している。
 この街が今の形だからこそ救われている人物が多いということに。
 20を助けるために10を切り捨てる。そうしなければ30が吹き飛ぶ。
 だから他に道は無いとわかっていても……

「はぁ、考えるのはやめだ」

 考えが堂々巡りをする。結局答えなんて出るわけがない。自分の求める事はその30すべてを救うという道。それができるのなら……今頃こんな街が出来ているわけがないのだから。
 ならばするべきことは、切り捨てるべき10の数字を少しでも減らす事だけだろう。
 気を切り替え周囲に目線を向ける。相変わらずあちこちにゴミなどが散乱し、ニタニタと笑う男ややけに露出の高い女など様々な人がここにはいる。
 だがそれらも声はかけてこない。見てはいるが、まだこちらを値踏みしていると言ったところだろうか。

照月奏詩 >  
 しばらくそんな感じで歩いていると前に立つ男。
 手に持つ物はバットやパイプ。それにナイフ。
 クチャクチャと不愉快な音を立てている男たち。何にらんでんだゴラなどと因縁をつけられる。

「はぁ……」

 思わずため息。目的じゃない方が釣れた。
 そのため息が火ぶたとなり喧嘩?が始まる。
 もっともこちらからは手を出していない。
 全てが終わった時一方的に攻撃をするも全ていなされ、フラフラとなったチンピラ3人がただそこにいたのであった。

ご案内:「落第街大通り」から照月奏詩さんが去りました。