2021/09/01 のログ
神代理央 >  
「……言動と視線が一致しない様な気がするな?
よーし。今度のテスト前は覚悟しておけよ。一日一冊参考書な。
安心しろ。全部、奢りだ」

にっこり。よし、勝った!みたいなドヤ顔である。
しかして、その表情は長くは続かない。

「待て。ほら、教育なら私が勉強教えてやるだろう。
マリーの教育はベクトルが違うというか……主に使うのが丸太とか古タイヤとかになりそうで嫌なんだが…」

運動系の部活もびっくりなメニューをやらされそうな気がする。
そんな事されたら死んじゃう。
死因にそんな事を書かれたくはない。
金持ちは優雅にワイングラスでも傾けていれば良いのではないだろうか?

「そうだな。流石に、この季節の野外活動は厳しいものがある…。
偶には水風呂……冷水に身を浸したいな……」

うんうん、と彼女の言葉に同意。
ただでさえ制服をかっちり着こなすのは暑い。夏場ともなれば割とキツイ。
肩を竦める彼女と同じ様に、小さく肩を竦めながら汗ばむ額を拭った。

シスター・マリー > 「そんなモノ使いませんよー?
 なんでモノが必要なんです? そんなものがなくても。」

よし、と相手の小柄な身体を捕まえれば、おらっ、とヘッドロックをしかける。
当然本気ではない。本気ならそのままの勢いで尻もちをついて相手の首を破壊している。
身長差的に丁度いい状態のまま、とりゃとりゃ、と揺らして。

「教育はできるんですよ! 年上、年上ですよー?」

年齢差を身体で教え込む。
じゃれつくような態度でころころと笑って。

「あー、いいですねぇ、水風呂。
 教会で準備しましょうか。 あそこ、お湯が時々出ないんで運が悪いと水風呂になるんですよね。」

なんて、ヘッドロックのまま引きずっていこうと。

神代理央 >  
すごくいやなよかんがした。
こういう時の自分の第六感、というのは割と当てになるのだ。
伊達に落第街で命を賭けた戦いを繰り広げてきた訳では無い。
そう、己の命――或いは、尊厳の危機。
『鉄火の支配者』たる己の、危機が――


「わ、ぷ!待て、待てって!分かった、分かったから!
分かったから放せ!ステイ!すてい!」


尊厳ZEROである。
年上で自分よりも背の高い彼女に完全にヘッドロックを決められ、マウントも取られ放題。
鉄火の支配者?知らない風紀委員です。ここにはいません。と、いう事にしたい。
可笑しい、こんなことは許されない。例え彼女が年上だろうが、姉と慕う――余り口には出したくはないが――女性であろうが。
守らなければならない尊厳はある――!

「……いや待て。準備するのはまあ良い。存分に楽しむといい。うん。暑いからな。水風呂はさぞ気持ちいいだろう。うん。
……だから、その流れのまま引き摺っていくな!マリー!」

多少暴れたところで敵う訳も無し。
ぶっちゃけ、本気を出したところで敵わないのに抗議の意を示すだけの暴れ方が彼女の足を止めることが出来る訳も無い。
ずるずる、と引き摺られていく鉄火の支配者(失笑)である。

ご案内:「落第街大通り」から神代理央さんが去りました。
ご案内:「落第街大通り」からシスター・マリーさんが去りました。