2021/10/12 のログ
ご案内:「落第街大通り」にレヴァーリア・M・レイフィールドさんが現れました。
レヴァーリア・M・レイフィールド > なぁるほど、なるほど、なるほど。
わかりました、この島のこと。たくさん、たくさん。

暗い大通りを一人歩く赤毛の女。いろいろなものを取引して、この島のおおよその情報を手に入れる。
幾ばくかのお金も得れば、お酒の一つでも傾けて。

「……ふふ、ふふふ、いい世界じゃあないですか。」

上機嫌に鼻歌交じり、ゆるりゆるりと足を進める女。
暗闇は怖くない。むしろ、暗闇を引き連れるような女。

レヴァーリア・M・レイフィールド > 彼女は悪魔。契約をもって魂をいただく、古臭い悪魔。
彼女自身は自分のことを古典派と呼ぶ。

「………ありとあらゆるものがあって。
 それでいて、皆が皆欲望を持っている。
 この島の皆さんが、全員がお客さん。」

ふふふ、あははは、と笑いながら、くるりくるりと回転して、両腕を広げて夜空に祝福を。
うっとりとした様子でくすんだ夜空を眺めながら、はああ、っと吐息を漏らす。

「………やはり人には、優しくすべきでした。」

「知らないことをどれだけでも教えてあげて。
 楽しいことも嬉しいことも、希望も幸福も全て教えてあげるだけで。
 こんなにこんなにたくさんの欲望に溢れるのですから。」

レヴァーリア・M・レイフィールド > さあさあ、欲望が満たせぬ人を探しましょう。
優しく愛に満ちた手で行くべき正しい道を指し示しましょう。
悩む必要などはありません。
それはきっと本当に幸せになれる道なのです。

「………学園でしたか。 若い若い学生の皆さんの方が、美味しそうですね?」

さあて、どのようにすれば学園に当たり前のようにいられるでしょうか。
首を傾げて悪巧み、だって悪魔ですからね。

ご案内:「落第街大通り」からレヴァーリア・M・レイフィールドさんが去りました。
ご案内:「落第街大通り」に照月奏詩さんが現れました。
照月奏詩 >  
 言ってしまえばこの街では珍しくもない姿だ。大通りの端にポツンと座る青年。その姿はボロを纏い、見るからに難民といった様子だろう。
 だが……見る者が見ればその目はただの難民ではないと見抜けるかもしれ無い。

「……さて、そろそろ決めないとか」

 ここ数日、色々と情報を集めていた。あえて残された手がかり、それから広まる噂風紀委員を1人、違法組織が誘拐したという噂。
 これが本当ならとあちこちで店を畳んだりしている姿が見える。鉄火の支配者がまたやってくると。
 その様子を見る為、そして情報を集めるための変装で1番便利なのがこの姿だったというだけだ。

「……上はどっちに味方するつもりだろうな……大方違反組織側か」

 確かに上辺だけを見ればどちらが秩序を乱そうとしているかは一目瞭然だ。大本を生み出したのが鉄火の支配者なのだから。しかし、しかしだ……個人的には今回の1件に関しては違反組織側に非があるようにも思える。
 奴らは風紀に喧嘩を売る為にこの地に戦争を呼び込もうとしている……多少行き過ぎた所があるとはいえ風紀委員が違反組織を摘発し、必要以上に巨大に……この街のルールとして違反組織が台頭するのを防ぐ。それはこの街の秩序だろう。
 であるならば風紀委員が行き過ぎた場合に風紀委員をたたけばいい話であり、今回の場合。つまり戦争を招き寄せようとしている違反組織がいる場合そっちをたたくべきではないか。
 善悪で語るのなら風紀が悪であるかもしれない。だが組織として……秩序の番人としては悪であろうと秩序を正すべきではないか。そう思ってしまう。

「まぁ、幹部でもない俺が言ってもしゃあないが」

 はぁと溜息を吐き出す。
 幹部という柄ではないが。こういう時幹部になりたいと思ってしまう物である。

照月奏詩 >  
 ザワザワと回りの人が走りながらどこかへと去っていく。一見すればどこにでもいる青年になど見向きもされない。でも周りの声は聞こえる。やっぱり情報を集めるにもこの姿は便利だ。

「……とりあえず上が動くまで今回は静観か」

 結局、今回はそれしかない。一応何かあった時のための毛布と食料程度はなんとか確保しておきたい所だ。結局どう転んでも1番被害が出るのはスラムの人たちだ。
 もうすぐ冬、そこで家も住む場所もないとなれば被害は前の比ではないだろう。
 だからこそ、最低限の準備はしておく必要がある。

「……寒」

 ボロの服ではやはり色々と冷える。いつもなら能力で寒さを遮断するが……バチバチと発電しているボロを着た青年など色々と不自然も良いところだ。だから我慢するしかない。
 1度くしゃみをすると上を見上げてボーッとしている。警戒こそは周りに飛ばし続けているが。

照月奏詩 >  
 とかやってるとニタニタと笑う奴らに囲まれる。
 どうして逃げないといけないんだといういらだちをぶつける対象が欲しいのだろう。どうみても持っていないと分かっている自分に対して金を出せと言ってくる。
 出さなければ殴るのだろう。
 はぁと溜息を吐き出す。

「喧嘩売る相手は選びな」

 激高し足を振り上げる。そのまま座っているこちらを踏みつけようという算段だろう。
 はぁ、改めて溜息。幽霊の代わりにこういうのばかりだ。

 数分後、ボロを着た青年はそこにはなく。代わりに目をまわした男が3人。大通りに転がっていたとかなんとか。

ご案内:「落第街大通り」から照月奏詩さんが去りました。