2021/10/16 のログ
ご案内:「落第街大通り」に火光雷鳥さんが現れました。
火光雷鳥 > さて、今日はアルバイトもこなしつつ帰宅後に風呂と夕食を済ませた後、スマホを弄りながら部屋でのんびりしていた訳だ。

で、結局深夜まで眠れずついでに小腹も減ったので、財布と携帯に後は肌寒く無い程度のラフな格好で外に出たのだ。

――部屋の扉を出て三歩歩いたらいきなり見覚えのある…けど、自分は絶対お近づきになりたくない街並みが広がっていた。
ついでに言うと大通りのど真ん中に突っ立っていた。しばし、ぽかーん、とした表情で固まっていたのも無理は無い。

ややあってから、今度はプルプルと震え出したかと思えば…思わず天を仰いで叫んだ。

火光雷鳥 > 「また落第街じゃねぇかっ!!!唐突に地獄に放り込むの勘弁して欲しいんだがっ!?」
火光雷鳥 > 原因は分かっている。”門”とかいう自分の体質のせいらしいが、正直よく分からん。
問題は、このワープ現象が一方通行且つランダムでいきなり訪れるという点だ。
過去に何度これで短期間の間にヤバそう…訂正、ヤバい場所に飛ばされた事か。

ちなみに、落第街にワープしたのはこれで通算14回目である。…いや、本当に勘弁して欲しい。

「…くっそ、落第街の地理なんてまだ全然把握してねーんだぞ俺…!!」

愚痴りながら周囲を見渡す。周りからすれば、突然大通りのど真ん中に平凡?そうな少年が現れて思い切り嘆き始めた構図だ。
…そこらの不審者より不審者ではなかろうか?

火光雷鳥 > まぁ、幾ら凡人でも過去に13回もこういう所に飛ばされれば幾つか学んだ事はある。
取り敢えず目立ったらマズい。赤毛赤目で容姿の時点でちょっと目立つがそれは置いておいて欲しい。

周囲の好機の視線が自称凡人には辛いので、取り敢えずそそくさとその場を離れる訳だが…。

「…どうするよ。今までは知りあいが通り掛かったり、偶々親切な奴に遭遇して助けられたけど…。」

幸運はそう何度も続く訳が無い。かといって単独行動して土地勘が未だに殆どゼロの自分でどうにか脱出出来るか?
……無理じゃねぇかなぁ、と変な所で冷静に判断を下す。

出来るだけ目立たぬように道の端っこに寄って移動する。残念だが周囲をじっくり観察する余裕は無い。
それだけの胆力があったら、正直もうちょっとマシになっているだろうとは思う。
まぁ、つい1年くらい前まで本土で普通の学生やっていたのだから無理も無いと言えばそれまでだが。