2021/12/04 のログ
飛鷹与一 > ――と、ぼんやりしていたらやっと無線連絡が来た。
…現場が派手にやられていて、目撃証言以外は大した痕跡は残っていないとの事。

なまじ、証拠や痕跡を消す事を考えない故に派手にやったのだろうか?
その辺りは直接現場を見た訳ではないので何とも言えないが、一先ずその報告を受けて一息。

「了解。じゃあ待機命令も終わりという事で俺も戻ります。そちらもお疲れ様でした。」

軽く労いの言葉と共に無線を切れば、傍らのガンケースをよいしょ、と担いで。

「じゃあ本部に戻って報告書――…あー、始末書書くの手伝わないといけないんだった。」

げんなりしつつ。自分の不手際ではないのだが、お陰で始末書を書くのが矢鱈と手馴れてきた気がする。
そんな現実からはちょっと目を逸らしつつ、廃屋から飛び降りて着地すれば、路地裏から人目に付かぬようにその場と後にするのだった。

ご案内:「落第街大通り」から飛鷹与一さんが去りました。