2021/12/18 のログ
ご案内:「落第街大通り」にセレネさんが現れました。
■セレネ > 『短期間で…ここまで復興したのか此処は…。』
ここら一帯で大規模な争いがあったのは知ってはいたが、
己が知る限りかなり早い速度で元の場所に戻りつつあるのだろう、落第街と呼ばれる場所。
フードの奥で細まる蒼は、かつて見た戦争の跡地と重ねて。
あの場所、あの国も、早く復興していれば。
蒼を閉じ、もう見れぬ場所へ想いを馳せては蒼を開いた。
大通りの一画、壁を背に凭れ掛かる人影一つ。
眺めるは行き交う人々、その日常。
陽が落ちた、暗がりの一つ。
ご案内:「落第街大通り」に毒嶋 楽さんが現れました。
■毒嶋 楽 > 先日学生通りで発生した件の後始末に追われて人手が足りないので、デスクワークしたくないなら歓楽街の警邏行ってきて。
これが本日の毒嶋楽に任じられた業務だった。
正直寒いから行きたくない、と主張してみたものの、それなら事務処理三割増しと言われて渋々重い腰を上げてこうして歓楽街――落第街へとやって来たのである。
「やぁ~、寒い寒い。
どっかで炊き出しとかやってないもんか。あ、それやるの俺ちゃんたちの仕事じゃん。」
外出用のコートに身を包み、余計な諍いの種となる委員の制服は隠して。
復興の進んだ通りをとぼとぼと歩く毒嶋。独り言がデカい。
「喧嘩とか刃傷沙汰とか起きてないと良いなあ。
あんまり報告書増やしたくないし……」
■セレネ > 己は少なからず魔術師である。なので薄着でもどうにかなる魔術を施してはいる。
寒さに関しては問題ないのだけれど、
あまりに大きい独り言、まるで自身が恵まれぬ人だと言うような言葉に
フードの奥の眉根を顰めては
「やぁ、そこの声が大きい君。もう少し歩けば施しが貰えるはずだよ。
…にしてもだ、些か独り言が大きくはないかい?
正直、煩いくらいだ。」
それこそわざとかと思うくらいには、此処では大きな言葉となろう。
自身の喉に一時的に掛けている認識阻害の魔術。
女なのか、男なのか、分からないような声色で。
尤も、ローブの身体つきを見れば女だと分かるようなものではあろうが。