2022/01/29 のログ
ご案内:「落第街大通り」にゴキ野郎さんが現れました。
ゴキ野郎 > 夜の落第街にぶらぶらと屑男、人呼んでゴキ野郎がうろついている。

男は腹を空かせており、金がない。
故にしょうもない悪事でもしてやろうかとか、
いい女いねぇかな、などと、非日常が日常な落第街における非日常を探しながら気怠そうに徘徊していた。

そういった非日常、非常事態はちょっとした悪事をバレないようにするにはぴったりなのだから。

ゴキ野郎 > 「あー…なんもねぇなぁ?」

……………もちろん、だからといってぶらぶら回っているだけでは、
日頃の治安の悪い喧噪とか臭いゴミだめみたいなものが目につくばかり。
この男が目を引くようなものは特にないようであり、
若干退屈そうに、しかしながら見るものが見れば何かしら探し回っている不審者のようにうろついている。

「ん、おー…?」

果たしてこの男が足を止めると何かゴミだめのそばで目に付けたようだ。

ゴキ野郎 > 「ふうん…新年会ねえ。」

街の中心部あたりの学園では、今頃そんなもので盛り上がっているらしい、
そんな告知のチラシがぐちゃぐちゃになりながら散乱していた。

「そーいやそんな時期だったかね、んー…?」

さて、目当ての落第街における非日常を見かけたゴキ野郎は、
当初の目的通りちょっとした悪だくみを始めていく。

ゴキ野郎 > (こういう会には、大体食い物が付き物。
ちょっと学生のフリして程々に美味しいものを食って、
知らん顔して蒸発したようにその場から離れる…)

なんて小悪党らしいただ飯にありつこうとする気概を起こすと…

「腹減ってきてたし、これはいけるかもしれねぇな。よーし、ちょっと悪い事するかぁ。
じゃあ、まずは…」

落第街の暗がりへ消えていった…

ご案内:「落第街大通り」からゴキ野郎さんが去りました。