2022/02/26 のログ
ご案内:「落第街大通り」にスティールバイソンさんが現れました。
スティールバイソン >  
夜。落第街大通りに面した路地にて。

俺様はイライラしている。
何故か。それは昨日、カツアゲに失敗したから。
あるいは、目の前のチンピラどもにナメられたからか。

「俺様を誰だと思っていやがる……」
「テルミナスセブンのスティールバイソン様だぞ……?」

足元の小石を踏み潰して。

「俺様の息のかかった店からショバ代取ろうなんざなぁ…」
「百億光年早いんだよこのクソボケどもッ!!」

気圧されているチンピラども。
こいつらは俺様にガードを頼んでいるカジノ店から金を巻き上げようとしやがった。
あそこは良い店だ。
店側がイカサマをちょびっとしかしてない善良な賭博をやってるトコだ。

だからこそこいつらが気に入らねェ。

スティールバイソン >  
イライラするなァ。
ああ、イライラする。
俺様を甘く見てるヤツには骨の3、4本も覚悟してもらおう。
何、人間は骨が200本くれーあるらしいから大丈夫だろう。

「俺様は思うんだよ、なぁ……?」
「人間、リスペクトが大事だって」

「この状況は何故起こった?」

「それはお前らが俺様をリスペクトしなかったからだ」

随分前から放置されてる廃車に近づいていく。

「テメェらが悪い」

無造作に廃車を蹴り飛ばし、相手の逃げ道を塞ぐように背後に落とした。

「そうは思わねェか……なぁ」

スティールバイソン >  
ヤケになって飛び出してきた野郎の顔を軽く殴る。
脇をすり抜けようとしたのか、本気で俺様を殴ろうとしたのかはわからない。
ただ、無力だ。そして愚かだな。

「おお、どうしたよ? 鼻血なんか出しちまって」
「このままじゃ大変だからよぉ……紙が必要なんじゃねぇか?」

「紙幣さえ出せば解決する………そうは思わないか?」

肩を揺らして笑う。
夜の落第街、小悪党相手の金稼ぎとなれば誰も止めには来ない。

スティールバイソン >  
チンピラどもは観念した様子で金を出してくる。
この野郎、ゆすった金で財布をパンパンに太らせやがって。

「ガハハ! いいんだよ、素直なほうがよォ」
「痛い目を見たほうがホレ……人間成長できるっての?」

「そういう感じだよォ!!」

あとはこの金を多少ガメながら店に返せば終わり。
イージーなお仕事だったなァ?

さぁ、いい気分になったところだし戻るか。
邪魔者のいない仕事ってのは、気持ちがいいもんだぜ。

ご案内:「落第街大通り」からスティールバイソンさんが去りました。