2022/03/01 のログ
ご案内:「落第街大通り」にアルサス・マリタイムスさんが現れました。
アルサス・マリタイムス > 『おいどこに眼ェ……でっか!!!!!』
ポケットに手を突っ込んでオラつきながら歩いていた一人の不良は、突如現れた壁にぶつかった。
メンチを切るために顔を上げた眼に映ったものは……巨大な乳であった。
数歩後ずさり、その持ち主を見やる。 ぽかんとした表情の女は、その辺の自販機よりデカかった。

「すみませ~ん」
謝っているんだかいないんだかみたいな気の抜けた調子で謝るデカ女に一瞬怯むチンピラであったが、
そうは彼の挟持が許さなかった。

『テメー、人にぶつかっといてスミマセンもクソも…おいコラァ!!頭の位置が高えんだよ!!!』
メンチを切ろうにも、女の身長が。 近づこうにも、デカい乳が接近を阻む。
規格外存在を罵倒しそこねるチンピラを見下ろしながら、巨女はにっこりと笑った。

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「可愛いな~。」
その言葉とともに、大きな手を伸ばす。
驚いたチンピラを抱き上げて、ぎゅっと胸に抱きしめた。
やめろとか苦しいとか柔らかいとか叫びながら、ジタバタと動く様子が可愛い。
ぐ、と手に力を込める。 チンピラの苦悶の声が、若く高く、甘いものへと変わっていく…まるで女の子のように。
自分はこの時間が好きだ。 可愛いものを、もっともっと可愛くするその時間が。 そして、その変化に困惑する様子が。

『体が! 髪が! わあぁぁぁ!!』
チンピラが上げる声は、すでに可愛らしい女の子のそれだった。
凄くいい。 うっとりと目を細め、さらに異能の”力”を強める。
ジタバタする力が、どんどん弱々しくなっていく。