2022/03/09 のログ
ご案内:「落第街大通り」にスティールバイソンさんが現れました。
スティールバイソン >  
周囲に転がるゴロツキども。
遠巻きに見ている落第街大通りの人間。

そうだ、俺様は弱くない。
憂さ晴らしの喧嘩だったが。
一人で4、5人ぶちのめすくらいワケがねぇ。

あの女に負けたのは偶然だ……!!

鼻息をフンス、と鳴らしながら拳についた血を払う。
そしてハンカチで頬についた返り血を拭いながら。

「俺様を誰だと思っていやがる……」
「テルミナスセブンのスティールバイソンの名を知らねェのか?」

と倒れたゴロツキどもを蹴り転がした。

スティールバイソン >  
男の襟首を掴んで持ち上げる。
この程度、片腕でワケない。

「オイオイ、ダセェ喧嘩しやがって…服が汚れただろ」
「このオトシマエ、どうつけてくれるんだ?」

ニヤニヤ笑いながら男を軽く放る。
それだけで地面をバウンドして咳き込むゴロツキ。

「金だ、骨で贖いたくなけりゃとっとと財布出せ」
「聞こえなかったか……?」

「骨の2、3本も折られたくなきゃ金出せって言ってんだよッ!!」

大声でがなり立てれば、青ざめるボンクラども。
こうだよ、こういうのが楽しいンだよなァ。

スティールバイソン >  
渋々金を払おうとする連中の頬を手の甲で引っ叩く。

「財布ごとだ」

バカかこいつら?
ここまでナメた真似したら有り金払うのがスジだろう。
本気で骨折られなきゃワカんねェのか?

財布を置いていくゴロツキ共に手の骨を鳴らして言う。

「弱ぇ奴は下向いて歩け」
「それが落第街のルールってモンだろうがッ」

弱い奴を甚振ることで自尊心が回復ゥ。
なんかみみっちい気もするが。
細けぇことはいい。

スティールバイソン >  
ケッ、これっぽっちしか持ってねェのか。
シケた連中だな。

「喧嘩売る相手は間違えるなよ」
「俺様だっていつもこんな風に上機嫌とは限らないんだからな」

その言葉を浴びせてツバを吐くと。
俺様はポケットに手を突っ込んでその場を後にした。

ご案内:「落第街大通り」からスティールバイソンさんが去りました。