2022/04/08 のログ
ロベリア > 「れ、礼はやめろ! 背筋がぞくぞくする!
 あと子供あつかいするなッ!」

両手にドーナツとマフィンを抱えながら肩を震わせ、
撫でようとするあなたの手から機敏に逃れた。
悪を誉とする魔族にとって、感謝を向けられるのはかえって毒なのだ。

「まったく……ワレはもう帰る!
 キサマもせいぜい子供とまちがわれて教師におこられないようにすることだなっ」

せっかく大人の姿を見せたのに態度を改めないことに機嫌を損ねたらしい。
それでもお菓子は手放さないあたり、一時的なものだろう。

八坂 良彦 > 「ん、あぁそうなのか、気を付けよう。
あのな、んー、ちなみにだが、あの大人の恰好の時は、俺は凄くどうしていいか判らなかったくらいに、こまってたぞ」

視線もそうだし対応も悩んだ。
ただ、そこでロベリアが普段と変わらない様子を見せたのである意味安堵をしたのも事実。

「だから、ロベリアを子供だという認識はしてないぞ。
手がでたのはおもわずだしな、というか…そんな、大人姿はかっこいいし、なんだ、…興奮したかも」

最後は小さく少女に聞こえる程度に言って。

「まぁ、またな…そのうちまた何か作ってくるから、見かけたら声かけさせて貰うよ」

はぁ、悪魔について知識不足だなと、少女を見て改めて考える。そうして、少女が歩き去るのを見送ると。
自分もリュックを背負い直し、水筒の中身を面倒になって、直飲みして、歩き始める。
またここら辺に来れば会えるかもしれないと、そんな事を考えながらも……そう考えて落第街を後にしていく。

ロベリア > 「……ふふんっ、わかればいい!」

かっこいい、という言葉に反応して尻尾が揺れた。
興奮したというのも今の頭では悪魔スゲー! 的なニュアンスに捉えたようだ。
表情は依然ツンとしているが、嬉しかったのがバレバレである。

「次のささげ物もキタイしているぞ。ではな!」


なお、異邦人街までの帰りは空を飛んだりせず徒歩であった。

ご案内:「落第街大通り」からロベリアさんが去りました。
ご案内:「落第街大通り」から八坂 良彦さんが去りました。