2022/08/30 のログ
ご案内:「落第街 廃棄地区【ジャンクヤード】」に狭間在処さんが現れました。
■狭間在処 > 広大な落第街の一角には、廃墟の群れに囲まれたガラクタが堆く積まれた一角がある。
廃品墓場(ジャンクヤード)と呼ばれるその一帯は、それこそ様々な物が棄てられており――
「……。」
そんなジャンクの山をゆっくりと登る男が一人。肩には古びた頭陀袋を引っ掛けている。
既に何か目ぼしい物でも幾つか拾ったのか、微妙に膨らみを見せるそれを尻目にやがて廃品の山の天辺へと至り。
(……さて、幾つか拾い物もあったが…どうせならもっと良い物を見つけたい所だな…。)
最も、このガラクタの群れからそれを探し当てるのは相当に大変だが。
男としては、武器や魔道具、あるいは作動する機械の類を狙い目としている。
それ以外は大体は換金に回す予定だ。諸事情で金銭にはそこまで困ってはいないのだが。
■狭間在処 > (…まぁ、いざとなれば”自作”するしかないか…良いパーツがあればの話だが…)
手先はそこそこ器用だし、工作経験はそこそこにはある。
流石にずっと手ぶらな訳にも行かず、かといって強力過ぎる武装は逆に足枷にもなりかねない。
程々に…護身の延長戦上程度に役立てばそれに越した事は無い。最悪使い捨て前提でも良い。
ガラクタ山の天辺から周囲を見下ろしながら、目を凝らして使えそうなジャンク品を探すが…。
そう簡単に都合良く見付かる訳も無い。やれやれ、と無言の吐息を零しながらその場に軽く座り込み。
(…掘り出し物、は高望みが過ぎるだろうが…使えるジャンクパーツくらいは集めておきたいな…)
小休止…する程に疲れてはいない。ちょっとした『後遺症』が身を襲っているだけだ。
偏頭痛と貧血――今は前者の方だが。唐突に前触れも無く来るのはほとほと困る。
こめかみ辺りを片手で緩く押さえながら、鈍痛を堪えつつ周囲への警戒などは怠らず。