2022/12/08 のログ
ご案内:「落第街大通り」にジョン・ドゥさんが現れました。
ジョン・ドゥ >  
「いやあ~、来るなって言われてたけど来ちゃうよなあ?大将、美味い酒くれよ」

 屋台のカウンターに寄りかかって、店主の男に声を掛けると、やたらと迷惑そうな顔をされる。いやあ、歓迎されてないね。それでも、とりあえずモノは出してくれるようになったんだから十分ありがたいな。

「……しっかし、ほんと冷え込むようになったな。お空も晴れて、お月様が綺麗なもんだ」

 思わず食べたくなっちゃうね。なにせ狼さんですから。月を喰らう狼……北欧の神話だったかな。
 

ジョン・ドゥ >  
「今時、神様ってやつも珍しくないが、月の女神様ってのも居たりするのかな。なあ、どう思う?」

 身体の温まるような少しキツイ酒を飲みながら、店主に絡む客、すなわち俺。まあ絡まれてる店主は迷惑そうに無視してくるんだけどな。

「いるならお近づきになってみたいね、男としちゃ。まあそもそも……最近、面白い出会いすらないんだけどなあ」

 フロリスやエリーと、面白美少女と美女とはお知り合いになれたけどな。どうせならもっといろんな女と会ってみたいもんだ。
 まあ。酒の肴にでもなれば、男だってかまわないっちゃ構わないけどなあ。