2019/02/19 のログ
ご案内:「違反部活群」に蛭谷 エルさんが現れました。
蛭谷 エル > 一部の風紀委員が派手な動きをしているだけあって周囲からの印象は怖いや近寄りがたい等という噂をよく耳にする。
確かにそう言う行動によって犯罪自体は抑制される、実に合理的だ。
だが自分を含め殆どの風紀委員はと言うと。

「風紀委員を務めている、蛭谷という者だ。
この辺りで違法な薬物を扱っているという噂を耳にしたのだが、心当たりはないか?」

一件一件地道に情報を集めて行く。
無駄な戦闘はせずに、欲しい情報を集めるのに最適な手段。だと思いたい。

「そうか、協力感謝しよう。」

ここもハズレ。今日これで何件目だろうか。

蛭谷 エル > さて、次は販売が一番多く噂されている区画だが、さて。
時計を見ると既に19時を過ぎていた。そろそろ晩御飯を食べたいところだが。

そんなことを考えながらも、人のいそうな建物を適当に目星をつければ、ドアをノックする。

「常世学園風紀委員の蛭谷という者だ。少し話を聞きたいのだが。」

そう一声かけた途端、部屋の中でバタバタと音と何かを指示するような声が聞こえる。
その割には、一向にドアは開かれず、慌ただしい音は鳴りやまない。

「ふむ...。」

少し雑だが、仕方がない。
銃を抜けば、出力を抑え、ドアノブに向けて引き金を引く。
銃口が淡い光に包まれると、同時に熱線がドアノブを溶かす。
うん、この手に限る。

蛭谷 エル > 「ふむ...最後に当たりを引くか。」

ドアを開け、まず視界に映ったのは札束の山と積み上げられた瓶の山。瓶の中は青い液体が満たされており、周辺には製造用だろうか?少し大きめの機器があり。
違法薬物という確証はないが、話は聞かせてもらおうとしようか。

「随分とご機嫌な職場なようだ。
金の集め方は合理的だが、詰めが甘すぎやしないか?」

立ちはだかる男を押しのけ、机の方に置かれていた書類に目を通す。
なるほど、どうやらここが目当ての場所のようだ。

「お前達は違法な薬物により、莫大な利益を得た。大人しく投降し....。」

がつんと鈍い音を立てれば彼の体は壁の方へ吹き飛ばされる。
鈍い痛み、視界は揺れ、頭には生温い感触。どうやら背後から殴られたようだ。

蛭谷 エル > 何か話しているが、よく聞こえない、視界もぼやけたまま。
少し雑な捜査の付けがこんなところで出てしまうとは。
だが、意識ははっきりとしている。

「ん....。」

腰に下げていたガスマスクを手探りで掴めば、すぐさま顔に付ける。
それと同時に部屋の中は灰色の霧で満たされる。
人の深層の恐怖を無理矢理引き出す異能。それがこの霧。並みの精神の人間では意識すら刈り取る程の恐怖だ。

「こちらポイントG。制圧は間もなく完了と思われる。
....座標は送信済みだ。」

マイクの電源を入れ、そう報告すると彼は意識を失った。

時期に応援に来る仲間たちが彼を回収し、事態は終息するだろう。

ご案内:「違反部活群」から蛭谷 エルさんが去りました。