2019/03/13 のログ
ご案内:「崩壊した研究所」に神代理央さんが現れました。
神代理央 > 先刻まで、激しい戦闘が繰り広げられていた違反組織の研究所。
そこかしこに、構成員や合成獣の死体が転がり、壁に穿たれた銃痕からは硝煙が燻っている。

「…此方オメガリーダー。施設の制圧は完了した。何のことはない。良く有る街工場の様なものだ」

重々しい金属音と共に、巨大な異形を引き連れて施設内を散策しながら通信機に言葉を紡ぐ。
屋内戦闘用に幾分小型の異形を召喚したが、それでも時折天井を砲身が削り、ぱらぱらと粉塵が舞い落ちる。

「後は研究データの回収、か。良いモノが転がっていれば良いのだが」

足取りも軽やかに、施設最奥の所長室を目指して、無人の研究所を闊歩していた。

神代理央 > 目当ての場所へ辿り着く。
責任者は戦闘の最中逃亡したのか、転がる死体にも姿は無く、生体反応も無い。
開かれたままの扉から室内に足を踏み入れれば、乱雑に引き抜かれた書類の山と、煌々と灯ったPCが鎮座するデスクがある。

「流石にデータの消去くらいはしているだろうが…」

余り座り心地の良くない椅子に腰かけ、キーボードを操作する。
画面を流れる無数の文字に視線を巡らせていたが――