2019/04/12 のログ
ご案内:「違反部活群/違反組織群」に神代理央さんが現れました。
■神代理央 > 春を迎え、新入生と共に始まる常世島の新生活。
――だが、進級して環境が変わっても、己の為す事に余り変わりはない。風紀委員の過激派として。膨大な鉄と火力でもって、学園の治安を乱す者を粛正する。
「……かような豆鉄砲で、私の異形に歯向かおうという敢闘精神だけは褒めてやろう。しかし、蛮勇が美談になる様な時代でもない。抵抗しなければ、命までは取るまいに」
落第街の一角。放棄された集合住宅を丸々占領している違法薬物の密売組織への強襲。
忍ばず、隠れず、正面から堂々と。複数の異形を引き連れて現れた己は、何の躊躇いも勧告もなく砲撃を開始した。
慌てて自動小銃等で反撃を行う者もいるが、金属で構成された異形にさしたる障害にはならず、地を震わせる様な轟音と砲声が周囲一帯に響き渡っていた。
■神代理央 > 既に正面のバリケードは破壊され、飛び交う銃弾は激しさを増す。
聳えるマンションから放たれる銃弾の雨は、宛ら巨大なトーチカと対峙している様にも思えるだろう。
尤も、その程度の抵抗では己の火力を上回る事は無い。
次々と増える金属の異形。黒煙と共に火焔に呑まれる建物。
怒号と共に響く悲鳴。
「……白旗でも掲げてくれれば楽なんだがな。余り殺し過ぎると煩い連中もいる事だし」
その白旗を掲げる余裕を奪っているのは己なのだが。
銃声と砲声が響く大地で、軋み始めたマンションを眺めながらのんびりとつぶやいていたり。