2020/06/19 のログ
ご案内:「違反部活群/違反組織群」にBD202対人自動歩兵さんが現れました。
■BD202対人自動歩兵 > 「あ……れ?」
歩けない。
壁にもたれかかったまま、意識が戻った
なんでこんなところにいるのかはよくわからないけども。
きがついたらいつのまにか、お腹に穴が空いている。
廃ビルの一室で、どうも戦闘か何かあったらしい。
さっきまで自分も参加していて、3人ほど倒した。
なのに、知らないうちに一般人の自分が巻き込まれていたようだ。
■BD202対人自動歩兵 > かろうじて、腕は動くようだ。
でも、足はうまく動かない。
きっと、脊椎か股関節まわりのユニットが損傷しているんだろう。
「きょう、かえったらなにをしよう……」
味方は誰もいないところを見ると、作戦は終了しているらしい。
おなかへったな……
■BD202対人自動歩兵 > 「ぴゅ、あ……きょうは、つかれたから、おべんとうでもかって……かえ、ろうかな」
あしがうごかないけど、いえにかえったらごはんにしよう。
うん、それがいい。
機能損傷している時は、家でゆっくり休むに限る。
でも動けないから、誰かいればいいんだけど。
ご案内:「違反部活群/違反組織群」に日ノ岡 あかねさんが現れました。
■BD202対人自動歩兵 > ……あれ、いまいっしゅん、いしき、がとんだ。
─────復帰、再調整、省電力モードに移行。
「おもってたより、おなかすいてるの、かな?」
おなかでバチバチ火花が散っているのはたぶんそのせいだろう。
損傷がひどくて省エネモードにしたから、うでもうごかせない。
ご案内:「違反部活群/違反組織群」に神鳴 壬さんが現れました。
■日ノ岡 あかね > 「辛そうね」
月明りの差し込む窓際。
既にただの洞と化している窓枠に、いつの間にか女が腰掛けていた。
常世学園制服に身を包んだ……ウェーブのセミロングの女。
「肩くらいなら貸せるけれど……アナタはそれじゃ足りなそうかしら?」
女は満身創痍の少女を見下ろしたまま、小さく小首を傾げた。
■BD202対人自動歩兵 > 「……つら、い?」
別につらいわけじゃない、おなかがすいてうごけないけど。
でも、誰か来たなら、いえにかえれるかも。
「つらくはないけど、うごけないかも」
えへへ、と照れくさそうに笑ってみせるが、どう見ても腹部に大穴が空いた機械じかけの人形。
爆風か何かで吹き飛ばされて壁際で独り言を言っている状態。
放っておくと機能停止するだろうくらいのことは素人でもわかる。
■日ノ岡 あかね > 「そう、それは辛くなくても、大変そうね」
機械仕掛けの少女に合わせるように女は笑う。
穏やかな月明りの中、二人の少女が不釣り合いに笑みを零す。
「悪いけど、女の細腕一つじゃちょっと難しそうね。そこのアナタ、ちょっと手伝ってくれない?」
どこにともなく、女は声を掛けて、軽く視線を少女から逸らした。
■神鳴 壬 > 「おぉ、なんだこれ。……キミたちってここの関係者?俺、用があってここに来たんだけど、」
定期的に小遣い稼ぎとしてこういった場所には来ることもある、この島にいるなら荒事を見るのも一度や二度ではないが、明らかに先程まで戦闘がありましたと言わんばかりの血生臭さと硝煙の匂いに顔をしかめつつ、ボロボロの入り口を跨いで見ればそこには、街の方でも見かけるアンドロイドが半壊している姿に見知らぬ女性が一人、非力な自分が関わって良いものかと思案するがいまさら逃げた所でというのもあり、声なんか掛けてみて。
■日ノ岡 あかね > 「生憎と、私はタダの通りすがりよ」
軽く肩を竦めてそう呟いて、小さく笑う。
血臭にも硝煙にも、関心はなさそうだ。
「男の子が来て、丁度良かったわね」
半壊した機械仕掛けの少女にそう呟いて、窓枠から音もなく降りる。
ウェーブの黒髪が、静かに揺れた。
■BD202対人自動歩兵 > 「そう、なのよ。気がついたらこんなになってて。おなかすいたなあって」
まったく状況に合わない笑顔で、照れくさそうにあかねに話す人形。
「かんけい、しゃ……[該当ありません]……しらないわ?」
日常ではない話を検索するも、データベースはぜんぜんからっぽ。
よくわからないので知らないと答えておく
■神鳴 壬 > 「そうだよなー。これで今週の小遣いは無しか。」
二人が関係者でないことは雰囲気からも察していたため残念がることはあれ、あまり気にしている風でもなく。
では、と窓枠から降りたあかねに視線を向けつつも半壊しているアンドロイドに寄って行き。
「それで、この壊れたのを俺がなんとかしろって事か?確かにおもしろそうではあるけど、」
アンドロイドの様子もまともに話すことも困難で、明らかに内部がめちゃくちゃで置いておけばただ壊れて打ち捨てられるだけなのは明らかで。
屈んで壊れた箇所に触れ、故障具合を確かめようとし。
■BD202対人自動歩兵 > 「きゅ……んぅ、……やだなあ、くすぐったいよぉ」
触れられればノイズ混じりの声で、くすくすと、明らかに場にそぐわない日常対応を見せる少女。
省電力モードのため、四肢の電力はカットしている。
腹部周りは大破というべき状態でひどいというほかない。
ジェネレーターはすっかり壊れているが、バッテリーはしばらく持つ模様。
放っておけば1時間前後で電力が尽きるだろうか。
■日ノ岡 あかね > 「あら、アナタ見てわかるの? すごいわね」
現れた少年をそう囃して、女は静かに笑った。
興味深そうに、一部始終を観察している。
「よかったわね、機械仕掛けのアナタ。王子様が助けてくれるわよ?」
■BD202対人自動歩兵 > 「きかい、じかけ? よくわからないけど……わたしは、一条かのん。
王子様かあ、あこがれちゃうなあ……あこがれない?」
女の子なら一度はあこがれちゃうと思う。たぶん。
ああ、でも、ひどいかっこうで……あ、あ。
「あ…………そのあの、もしかして下着……みた?」
うう……きっとパンツもブラも丸見えだよお……。きっと耳まで赤くなってるだろうな……ぁ
■神鳴 壬 > 「あー……まぁ機械弄りは好きだし、……パソコンみたいなもん、うん。」
壊れているのはそうだが、このアンドロイドをイジれる程度に技術が明るいのではなく、学園からの指示で触った事があるためなのだが、もちろん極秘である。
すんなりと調べている様子に勘付かれた事に焦り、言い訳がましく言い繕うが隠すのが上手いわけもなく下手な言い訳を並べるだけで。
「かのんね。どこの個体か知らないけど一度持って帰るしかないんだよな……。お姉さんはこの事黙っててくれるか?」
アンドロイドから名前を聞いても思い出す事はないため別のクラスで活動しているのだろう。
見つけてしまったのもあるが、ふと辺りに散らばる残骸も目に入ってしまえばやめれば良いのに悪い癖が出てしまう。
こちらをただ観察している彼女に視線を向けるとこの場の事は黙っててもらえないかと、あまり期待もせず訪ねてみて
■BD202対人自動歩兵 > 「お、おねえ……さん? あの、わたしは一人っ子だよ……?」
ファミリアのことは自覚できないどころか、現状データベースから抜け落ちているため、検索もできない。
何を言われているかわからず、戸惑う。
だが、次の一声はだいぶ可愛らしかった。
「そ、それより……その…………じ、じっくりとみたいじょう、パンケーキくらいは覚悟してもらいますからねっ!」
目をつぶって真っ赤になりながらいいきった。ふええ。
■日ノ岡 あかね > 「勿論よ。王子様とお姫様の逢瀬を告げ口するほど、私は野暮じゃないつもりよ?」
くすくすと可笑しそうに笑ってから上着だけ脱いで、恥じらう少女の体にかける。
ないよりマシ程度の布面積ではあるが、多少露出は減った。
「大丈夫そうなら、私はこれで失礼するわね。王子様、その子のエスコートよろしくね」
満足そうにそう笑って、ゆっくりとその場から去っていく。
振り返りはしなかった。
「パンケーキ、ちゃんと食べさせてあげてね?」
ご案内:「違反部活群/違反組織群」から日ノ岡 あかねさんが去りました。
■BD202対人自動歩兵 > 「ん、ありがとう。んぅ……たすかったぁ……!」
半分涙目になりながら恥ずかしがっていたため、上着にめちゃめちゃ感謝する。
あああ感謝感激雨あられ。
よかったよおお、これで身動き取れないまま下着をガン見されないですむよぉ。
状況をペルソナ人格はあまり理解しておらず、日常以外の出来事については本当に漠然と受け止めている。
「……助かりました、ありがとうございます! 上着後で返しに行きますね!」
頭を下げたいけど、いまはあまりうごけない、ぐぬぬ。
そう思いつつ見送った。
■神鳴 壬 > 「いったいなんだよ、王子様って……。それにこいつはただの機械だろ。」
こちらのアンドロイドに対する認識はたとえ見た目や仕草がそうでもあっても女性の相手というよりはモノに対するそれでしかなく。
おかしそうにしている彼女に対して少し苦い顔をするがこちらが反論する前にいなくなってしまったので吐き出した悪態は宙に消えてしまい。
「パンケーキね、それはまた今度だ。このまま騒がれても大変だし一回落とすぞ?」
念を押すように言われたパンケーキを食べさせるかは別としてバッテリーが生きてる内に一度スリープさせとかないとこのまま修理すら出来ないだろうと予想し、相手の頭を撫でるように手を乗せ、聞くが言うが早いか異能を発動し内部に侵入し、故障しているスリープ機能などを応急処置しに掛かって
■BD202対人自動歩兵 > 「あー、女の子に対してただの機械って失礼ね。だいたいわたしにはちゃんと一条かのんっていうなまえ……が……」
さっきから下着を見放題な上に失礼な男に対して反論するも、きゅうに眠くなっ……て………………
「きゅ……い………………OK、BD202、シャットダウンします…………」
そのまま、なんの抵抗もできずに電源を落とされ機能を停止した。
よく調べてみれば、腹部大破により脊椎まで損傷している
右腕は半壊、そもそも爆風でだいぶ衝撃を受けて内部も一部焼けているようだ。
状況を見るに、捨て置かれたものにたまたま電源が復帰しただけだろう。
■神鳴 壬 > 「これファミリアのネットワークも切れてるな。……ちょうどいい、おもしろいことが出来そうだ。」
本来生きているなら修復するための回収班が来るはずだがその様子もない以上この個体は本当にたまたま復旧しただけなのだろう。
ついでに繋がっているはずのネットワークからも切り離されているのを考えるとやはりニヤつきが止まらない。
だがしばらくすれば、掃除するための機械たちもやって来るだろう事も考えるとあまり時間もない、すでに破壊され動かなくなっているアンドロイドたちの中から比較的原型を留めている個体を探し出し。
かのんには彼女の羽織らせた上着で故障した箇所を隠しつつもう一機も脇に抱えるとその場を後にする。
新しい玩具を見つけ子供のように胸を高鳴らせながら足取り軽く、学園にある寮ではなく、隠れ家のある落第街の方へと消えていき。
■BD202対人自動歩兵 > 抱えられると、機能を停止した機械は何も行動はない。
ただの物体になった人形は、そのまま、小脇に抱えられていく。
なにも見えず、なにもできないまま。
危うく残骸になりかけていた人形は、偶然の導きでそのまま運ばれていった。
ご案内:「違反部活群/違反組織群」から神鳴 壬さんが去りました。
ご案内:「違反部活群/違反組織群」からBD202対人自動歩兵さんが去りました。