2020/08/29 のログ
ご案内:「違反部活A」に刀々斬 鈴音さんが現れました。
■刀々斬 鈴音 > ちーちゃん。この人たちはあんま強くなかったね!
それとも鈴音が強くなった!?」
倒れた構成員の血を刀に吸わせながら楽しそうにそんなことを言う。
じゅるじゅると刀が血を吸う音がする。
『いや、これは彼らが弱すぎたのだろう。
おそらく戦闘経験も殆どないだろう連中だった。』
鈴音はつまらなそうな顔で刀を更に深く差し込んだ。
■刀々斬 鈴音 > 倒れていた違反部活の構成員が呻く。
「えー…鈴音かなりがっかりだよ…。」
とりあえず、倒れている構成員たちを動かして…一か所に固めてスマホで写真を取る。
鈴音のピースしている指も写真に写りこんだその写真を雇い主に送る。
……これで、お金がもらえるのはとてもおいしいお仕事ではある。
これを続けるのに合わせて最近、少しずつ落第街での鈴音の立ち位置も変化してきたのを感じる。
今までは、誰にでも斬りかかる頭のおかしい人斬りから…。
風紀委員の犬、首輪に繋がれた狂犬。そんな風に言われ始めている。
……以前よりチンピラに喧嘩を売られやすくなったのは鈴音にとってはプラスなので問題は無い。
■刀々斬 鈴音 > 「ちーちゃんどうする?もうちょっと色々見る?」
『好きにしろ。』
普通の住居兼事務所といった佇まいの違反部活。
主に扱っていたものは偽造の紙幣。異能によって生成されたもの。
カラーコピーよりはいくらか良質だが、偽造防止の魔術に引っかかって一段クオリティが下がってしまっている。
「おお……偽札なんだねこれ、持って帰ったらお金持ちになる?」
『……素直に風紀委員に渡しておけ。』
偽物の紙幣をぴらひらさせて覗いてみる。
……外国のお金だろうか…見たことないお札だ。
■刀々斬 鈴音 > 「あっ!!鈴音良い事思いついた!!!」
そう言うと鈴音は早速、既に倒れて麻痺して動けなくなった構成員の一人を居住スペースの湯船に運んだ。
使用されてなかったのかシャンプーや石鹸なども置かれていない……
その空の湯船に優しく構成員を寝かせる。
このままお湯を入れればこの、構成員は溺れて死んでしまうだろう。
だが、鈴音は徒に人の命を奪わない。ただ悪戯をするだけだ。
空の湯船に大量の偽札を!!!流し込む!!!!!!
……路地裏に捨てられていた雑誌の広告で見た光景だ!!!
ギチギチに詰まった札束風呂は男の動きを許さないだろうし
…角がとげとげしててすごく痛いだろう。
だが鈴音は入らないので関係ない。
パシャリ
スマホのカメラで写真をとって。
…これを又、雇用主に送る。
■刀々斬 鈴音 > 「これいっぱいお金もらえるんじゃない!?どう思う?ちーちゃん?」
『鈴音……鈴音。何を競っている?』
……結局、今回は追加でお金をもらえるという事もなく。
真面目にやるようにと怒られてしまっただけであった。
「…違反部活……許さない!」
鈴音の理不尽な怒りは様々な違反部活へと向けられることになったのだった。
ご案内:「違反部活A」から刀々斬 鈴音さんが去りました。