2020/11/29 のログ
ご案内:「違反部活群/スラム難民居住区」にF.U.R.Yさんが現れました。
F.U.R.Y >  
違法部活の拠点が立ち並ぶ一角。
そのビルの一つに、スラムでの大虐殺を逃れ避難してきた難民たちの仮宿となっているものがあった。
ここに住む者共は、皆一様に居場所を奪われた弱者。
唯一、その弱者を成り行きで”守った”男と、その男に誘われた”女性”のみが力を持っており、難民たちがこの悪党ののさばる区域で生きる事を可能にする命綱となっていた。

尤も、男の方…F.U.R.Yは既に、この場を女性に預け、立ち去った筈だったのだが……

「あのキンパツオンナァ……

 昨日の今日で『仕事の付き合いで飲みに行く』とかなんとか抜かしてどっか行きやがって……
 おかげでオレが留守番じゃねェか!!ケッ!!!!!」

その女性は今、飲みに行っている。
なので替わりに留守番である。

立ち去った次の日なのに、出戻りであった。

F.U.R.Y >  
元々定住する気はさらさらなかった上、ここを預けることの出来る相手を見繕えた以上ここに残る意味はない。

そもそもが厄介者。災いの種になりえる存在だ。
”憤怒の獣””F.U.R.Y"
そんな異名で呼ばれはじめ、あまつさえ風紀委員とも違法部活とも何度もぶつかっているこの男がアジトのようにこの場所を使っていると知れ渡れば……首を狙ってくる者も確実に表れるのだから。
そうなれば割を食うのは難民。
だから立ち去ったのだが……


まさか次の日に戻ってくるとは流石に思わなかった。

「ハンッ!! せいぜい楽しんでやがれ!!
 ……はァ~ァ



 クソッ、暇だな…」

寝床にしていたボロの皮ソファに寝転がり、欠伸を一つ。
違法部活が攻めてくれば話は別だが、そうじゃなければ暇極まりない。
まだ長時間ここを離れる訳にもいかないので、結局この場所に釘付け状態。
暇、である。

F.U.R.Y >  
にしても、飲みか…‥






酒か…


「あのキンパツオンナ、土産に持って帰ったりしてこねェか?」


飲みたくなってきた。

ご案内:「違反部活群/スラム難民居住区」からF.U.R.Yさんが去りました。