2020/12/20 のログ
■神代理央 >
着弾音は鈍い。防御用の結界が張られていたのだろう。
爆炎が晴れた後の映像も、多少火の手は上がっているものの、建造物に大きなダメージは見られない。
だが――
「……砲撃というものは、継続して行う事に意味があるでな。
準備砲撃というkと場の意味を調べてから、防御結界を準備すべきだったな」
己の異能、異形は、一度撃ったら御終い、という訳では無い。
休まず、怯まず、弾切れも起こさず。
黙々と、延々と、唯只管に砲弾を叩きこむだけ。
薄い桜色の防御結界は、未だ砲撃の雨に耐えているものの。
止まぬ気配の無い砲弾によって、その結界は徐々に軋む様に罅が入っていく。
慌てて構成員達が廃工場から姿を現したが――己も異形も、彼等から遠く離れた場所だ。
■神代理央 >
やがて、結界は完全に崩壊し、廃工場にも火の手が上がる。
砲弾の直撃を受けた拠点は、既に彼方こちらから崩壊し始めるのだろう。
とはいえ、此の拠点も所詮は違反部活の一拠点でしかない。
この拠点を潰したところで、完全に活動を止める事は出来ないだろうが――
「……まあ、やらぬよりはマシ、というところだろうな」
小さく溜息を吐き出すと、右往左往する構成員達を遠めに眺めながら、制服を翻し、その場を後にするのだろう。
ご案内:「違反部活群/違反組織群」から神代理央さんが去りました。