2021/01/02 のログ
ご案内:「違反部活群/違反組織群」に照月奏詩さんが現れました。
■照月奏詩 >
とある工場のようなエリア。そこに後ろ手に縛られた男。本来であれば恐怖に震える状況だが、その表情はどこまでも落ち着いている。むしろ溜息など吐き出していた。
すごく面倒な事になった。
たしかにお願いに友人の無事は祈っておいて自分は含めていなかった。でもこれは予想外だ。
「ホントあの時報告に帰らなければな……はいはい、黙りますよ」
神社の後夜中に報告にクリーンダスターズに戻り報告。その帰りに違反組織によって連れ去られ今という状態である。
正直に言う。目の前にいる連中はかなり力が弱い。バックに何がいるかはわからないが現状であれば5秒もあれば殲滅できるだろう。
しかし……
「一つ提案なんだが、俺一人で十分じゃないか? 働き手って意味なら俺一人いれば十分だ……わかったよにらむなよ」
他にも数名連れ去られた相手がいる。つまりここで虚無として戦えばこの周りの連中まで巻き込んで始末する必要が出てきかねない。
じゃあ奏詩として現状がどうにかなるかと言われれば否。手が縛られている時点でお手上げである。
「どうすっかなぁ」
しばらくは様子見をするしかない。本当に面倒だ。
■照月奏詩 >
現状作戦としては二つ。一つ目は能力を駆使して縄を破壊するという方法。表向き壊れてたと言い訳も立つ。
もう一つは相手を挑発して攻撃させるということ。相手の武器は銃が3人。能力を活用すれば拒絶する向きを操作して同士討ちもさせられる。表向きで自分の能力は防御だし跳ね返った先で”偶然”命中したとか言い訳も立つ。
目の前にいる男は3名。
「絶妙に一人多いんだよなぁ」
しかもひとりはマシンガン装備。跳ね返すのが面倒だ。
本当にヤバくなるまではこのまま捕まっていた方が利口かもしれない。
その内誰かが帰っていない事に気が付いて風紀辺りがくるかもしれないし。そうでなくても組織同士の騒動で勝手に潰しあいが始まるかもしれないし。
とりあえず脱出の手段だけ考えながら天井をボーッと見ていた。
「嫌な年になりそう」
はぁと何度目かの溜息。
■照月奏詩 >
会話が聞こえる。そろそろ車がどうとか運搬先がうんたらとか。
時間切れか。
「あぁ、少し質問したいんだが。そろそろ帰っていいか?」
そういうと向こうは大笑いをするが。
こちらも笑う。
「そんなおもちゃでどうこうなるかよ。それともガキ一人殺せ無い腰抜けかおい」
そんなことをいうと一人の顔がゆがむ。沸点の低い奴だ。こちらに銃口が向けられる。
そして発砲。同時に甲高い音。
「おっと、誤射か気をつけろよ」
スルリと縄がほどける。見えない位置なので吹き飛ばしただけだ。
驚いた隙に即座にタックル。膝を薙ぐようにとびかかりマシンガンは潰した。
そしてもう一人がこちらに向かって発砲。
「トリックみてないのかよ」
想像以上の小物だった。
マシンガン男の腹部に1撃を加えて昏倒させる。工場の中からは二人のうめき声。銃弾が命中したのださぞ痛かろう。
「じゅ、お前たちも帰ろうぜ」
スイスイと他の被害者の縄をほどき、荷物だけ回収。風紀に場所の説明をして通報。
他の人と共に安全地帯に隠れているのであった。数分後無事救助されたらしい。
ご案内:「違反部活群/違反組織群」から照月奏詩さんが去りました。
ご案内:「違反部活群/違反組織群」に神代理央さんが現れました。
■神代理央 >
新年だからといって、風紀委員会の手が緩む訳では無い。
違反部活が一度行動を起こせば、優秀な風紀委員達が直ぐに駆けつけて対処するだろう。
勿論、風紀だけではない。治安維持という目的の為に協力体制にある公安委員会や、他の委員会とも密接に連携を取り、脅威に対抗する事が出来るだろう。
――だが、それは非常時の話。平時においては、多少なりとも監視に穴が開く事はある。
特にこの時期は、島外へ帰省する委員も多く、どうしてもシフトに穴が開いてしまう。
従って、こういった荒事への対応は――出動可能で、慣れた者へと、割り振られていく事になる。
「………トークン1。もうすぐ作戦開始時刻だが、封鎖状況はどの様になっている?
――……ああ、そうか。うん、御苦労。それじゃあ、攻撃エリアから各員を退避させる様に。監視の目を緩めるなよ?」
特務広報部の一隊を率いての、違反部活の"殲滅戦"
少年の周囲には、無数の砲身を生やした巨大な金属の異形が、物言わず居並んでいることだろう。
■神代理央 >
今回、連れて来た隊員達に任せたのは単なる見張り。
包囲した違反部活の拠点から、脱出する者がいないか目を光らせる事。
逆に言えば、それだけである。メインの戦闘は、全て己が行う予定だ。
「……最近、若干きな臭い部分があるからな…。少々、締め付けてやらねばなるまいて」
違反部活同士の小競り合い。
伊都波凛霞の襲撃。
落第街への圧力が弱まった瞬間此れなのだから、溜息しか出てこない。
「……まあ、その為の見せしめとなる連中には、哀悼の意を表するばかりだが…」
今回、殲滅対象となったのは小火器や低ランクの魔道具を密造し、落第街へ売り捌いている組織。
その性質上大量の武器を保有してはいるが――逆に言えば、それだけだ。
拠点である廃工場から少し離れた広場に異形達を展開し、ドローンで空撮しながら砲撃範囲を絞り込む。
あとは己が命じれば、拠点の直上から雨霰と砲弾が降り注ぐであろう。