2021/01/11 のログ
ご案内:「違反部活群/違反組織群」に【虚無】さんが現れました。
■【虚無】 >
例の風紀と違反組織の戦いの跡に来た。風紀などの目を考えるとどうしても直後に調査に来るということは難しいわけで。
「できることはだいぶ限られるな」
風紀委員が証拠を取り残している。等と言うことはまずもってあり得ない。
となれば来た意味は大きく2つ。
まずひとつ目は相手の大雑把な戦力。能力による戦闘なのかもしくは銃火器によるものなのか。もしくは斬撃なのか。
そしてもう一つは組織のアジトの形状だ。
もちろんすべてがすべてではないだろう。だが、基本同じ組織が運営するにあたって態々別の形式の建物を使うということはない。麻薬を製造するならそれに適した形状が、色を売らせるならそれに適したものが。人を売るならそれに適したものがある。
そしてそれは同じ組織ならば同じような間取りになることが多く、逆に別の組織なら違える事が多い。軍隊などがいい例だ。同じ目的であったとしても国が変われば形状など全く異なる。
ということはザックリとした間取りや形状を確認することで他の地点にある他のアジトを割り出しやすくなるというものだ。
「まぁ、見事に粉々だが」
だが、相手は鉄火の支配者。アジトなどもはや廃墟と化している。どちらも達成するのはかなりの時間を有しそうである。
■【虚無】 > 「……ここの爆破地点は違うな。ということはバズーカか」
調査していると二つの破壊跡があるのを見つける事が出来る。
一つはよく知っている鉄火の支配者によるもの。そしてもう一つはそれとは別の形状をしたもの。
あの配下組が態々被る武器を選択するとは思えない。するとしてももう少し威力の低いグレネードのはず。だがここにあるのは明確な爆破跡、それこそ戦車すら粉砕する規模だ。
「ただのバズーカならいいが」
そう、その程度ならばいくつかの組織がすでに手に入れている。問題は規模とその他だ。
見た限りそれはそこまで多くはない。もしこれが防衛のためにやっと出せた数ということならそこまで怖くはない。
だがもし様子見で引っ張り出せる数となると意味合いがひっくり返る。
「他にはないのか……」
それ以外に戦闘の跡、具体的には能力戦の跡を探す。
いざ戦闘になった時に相手の能力を知っているというのはやはり大きなアドバンテージになる。
ご案内:「違反部活群/違反組織群」に刀々斬 鈴音さんが現れました。
■刀々斬 鈴音 > 「そこのあなたこんなボロボロの場所で何してるの?
忘れ物でも取りに来た?」
特務広報部の黒い装甲服をカシャカシャと言わせて現れるのは刀を持った特務広報部員の一人。
周囲に他の部員の姿は見えないが恐らく遠くない場所にはいるのだろう。
「そんな見るからに後ろめたい事がありますよー。みたいな格好してこんなところウロウロしてたら
鈴音は正義の風紀委員としてはちょっと話聞いとかないといけなくなっちゃうんだよね。」
警戒する様子も敵意もなく少しずつフードの男へ近づいていく。
■【虚無】 >
聞こえた声。風紀委員と言う単語、おそらく遠くない位置に複数人いる。
調査に気を取られすぎて展開を見落としたか。少し苦い表情を仮面の下に隠し。息を軽く吐き出すと。苦い表情を消しそちらへと振り返る。
「最近話題の組織と風紀委員がやりあったと聞いてな。腐肉を漁りに来ただけだ」
何も持っちゃいないとばかりに両手を挙げる。
しかも運が悪い事に広報部の連中だ。下手に刺激すれば戦闘は避けられない状態であった。
「別にまだおかしなことは何もしていない。もし不安だというのならボディチェックをしたってかまわないが」
自身の獲物は肉体。故に武器などを隠し持っているということもない。
マスクを剥がれるのは困るがそれ以外は一切問題ない。そのままの姿勢で相手を見据えている。
だが彼女とて歴戦だ。気が付くだろうか。
目の前のこの男は今話題の広報部の隊員を目の前にしてその目に恐れは一切無い事に。
■刀々斬 鈴音 > 「なるほど、ハイエナさんか……
何かいいものあった?」
じっと顔を見る。
仮面の下に下に隠れた表情からその真偽は読み取れない。
「えー……別にボディチェックとかはいいよ。
こんな時に脱いだりするのも寒いでしょ?」
ボディチェックなどしたところで異能や魔術の前では殆ど意味がない。
それに自分からした提案だ見られて困るものは何も持っていないだろうし……。
「……全然ビビらないね。普通、特務広報部のこの服みたら多少なりとも嫌な顔したりするのに……。
どっか大き目の違反組織に入ってる人だったりする?」
仮面で隠しているとはいえあまりにも特務広報部への反応が薄い。
……ただのハイエナでないという事は鈴音でも分かる。
■【虚無】 >
「せめてどちらかを脅す材料でもと思ったが……流石は風紀委員だ。何も見つからなかったよ」
そこは予想通りなので良い。
本来の目的である間取りや武装確認は伏せたままに。
ボディチェックはいらないと言われれば手を下ろす。いざというとき反撃しにくいのは事実なのだ。
「寒いかもしれないが。ここで斬り殺されるよりはマシなんでな……」
と言った後に目を細める。
違反組織には入っている。だがそれは禁忌事項。故に。
「入っているならハイエナなんてするわけがないだろう。単独犯だ。握っている情報でコネくらいはあるかもしれないがな……ビビらないのは諦めさ。実際ここまで来たら素直に打ち明けるかもしくは徹底抗戦するか。どちらかしかないだろう?」
嘘とホントを混ぜつつしらを切る。
ビビらないのはどうせ二つに一つだ代わり無いと言い切ることでごまかした。
さて、それから彼女との距離を見て。
「捕まえる気がないなら数歩離れても構わないか? 剣を持った相手に距離を制されるのは生きた心地がしなくてな」
止まっているか歩いているか。どちらにしても武器持ちに距離を決められるのは厄介すぎる。相手の間合いに入ったが最後首と胴体がお別れする可能性もあるのだ。
ことこの場に及び逃げる、もしくは戦う為の下準備はしておく。
■刀々斬 鈴音 > 「風紀委員をしかも、特務広報部脅そうとしてたの?
……度胸あるね。」
むしろ関心したように言う。
特務広報部を脅すのならばそれこそ公安を動かすような情報でもなけれ難しいだろう。
そして、そんな情報があったところで脅されるようなリーダーではない。
「大丈夫だよ!鈴音は特務広報部の中では優しいから切り殺したりはしないよ!」
ただ、斬って動けなくするだけ。
比較的優しい。
「えー?……でも、うーん、そうかな。
そういう事にしといてあげる。」
単独犯だと言われれば一瞬疑うものの一応は納得する。
納得したということにする。
「鈴音、捕まえる気がないなんて一言も言ってないけど?」
そう言いながらも一歩近づく。
刀の間合いの届く距離。
「……この場所で風紀委員と戦ってた組織について何か詳しい事知ってたりしない?
役に立つ事知ってたら鈴音、嬉しいんだけど。」
■【虚無】 >
「怖い存在だからこそ脅せるように準備しておく。戦闘ならその結果今は弱っているかとか色々とわかるからな」
と肩を竦めて見せる。
だがわかるわけがない。むしろ現場を見れば一方的な殴殺の現場である。
一応一矢は報いたみたいだが。
「それは優しいことだな……そうか」
捕まえないとはいっていない。そう言われれば軽くため息を吐く。
一歩近寄られれば。目を細める。間合いに入ったことは理解した。だがここで後ろに下がればその隙を打たれる。
「知っていたら調査に来ると思うか? 強いて言うなら錠剤が数種類ある事。そして異常に尻尾が見えない事。それくらいか……今までの経験則からすれば薬以外にも複数の稼業があるかもしれないな」
そこくらいは風紀であっても予想がつくだろう。だからそういう。
そして一歩後ろへ。
「話したんだ。一歩射程から離れさせてもらうぞ。そして逆にこっちからも聞かせてもらう……今回の件。広報部としてはどの程度この街へ介入を考えている?」
ついでにこちらからも情報を引き出せないか彼女に問うた。