2021/01/18 のログ
ご案内:「違反部活群/違反組織群」に神代理央さんが現れました。
神代理央 >  
今夜も、鋼鉄の異形が落第街を闊歩する。
今宵のターゲットは違法な娼館を複数経営している違反組織。
それだけなら特段壊滅させる程でも無いのだが――客と娼婦に違法薬物を投与していたとなれば話は別だ。

「…とはいえ、こうもあっさり降伏されては味気ないというか何というか…」

違反部活ではあるが、所詮は非戦闘要員を多く抱える違反部活の悲哀か。
鋼鉄の異形が娼館の近くに現れただけで、あっさりと白旗を上げた。

逆に言えば、今回の違反部活には大した情報が無いとの証左でもある。情報の消去に手慣れている可能性もあるのだが――

「……まあ、後は後詰の連中が何とかするだろう」

店内を捜査する為の後詰を待ちながら、娼館の外に異形達の陣を敷いて待機。
店の中から此方を伺う視線は、嫌悪より好奇心が強いだろうか。

神代理央 >  
――そう言えば。
比良坂冥の『元』監視役だった立花勇利が全焼したアパートの中で遺体で見つかった…との報告があった。
此の侭ならなし崩し的に、彼女の保護監査役は己になるだろう。
しかし――

「……焼死だの。錯乱状態だの。どうにも腑に落ちない点が多いというか…」

まあ、彼と親交があった訳では無いから何とも言えないのだが。
ふーむ、と考える素振りを見せながら、恐々此方を覗き込む店員達に時々視線を向ける。
抵抗されなければ、此方も砲火を振るう必要は無い。
無数の砲身を掲げた異形達は、静かに佇んだ儘だ。

ご案内:「違反部活群/違反組織群」に刀々斬 鈴音さんが現れました。
刀々斬 鈴音 > 「部長ー!来たよー!!」

漆黒の装甲服をカシャカシャ鳴らして駆け寄ってくるのは一人の少女。
特務広報部の暫定副部長、刀々斬鈴音。

駆ける少女に続いて捜査するための装備を整えた部員たちが続く。

「どんな感じ?相変わらず?」

連絡を受けた感じでは特に抵抗の意志もなく
恐らく鈴音が刀を振るう機会もないだろう。

神代理央 >  
落第街に似付かわしくない元気な掛け声と共に現れたのは、かつて人斬りとして名を馳せた少女であり――現在、特務広報部の暫定副部長を勤める少女。
取り敢えず、隊員達を無事引き連れて来たことに、先ずは満足げな笑みを零すだろうか。

「ん、御苦労。いや、今夜は平和なものだ。此方が異形を展開した途端に白旗を上げられてな。
捜査にも協力するそうだから、隊員達を順次店内の捜索に当たらせろ。…まあ、碌なものは出てこないとは思うが」

小さな溜息を吐き出して。
懐から取り出した煙草に火を付け乍ら、少女に応えるのだろう。

刀々斬 鈴音 > 「えー……やっぱり平和なの?あーつまんない。」

刀をチャキチャキ鳴らしながらそんな事を言う。
抵抗する意思でもあればザクリと突き刺せたものを……

「はい、じゃあ皆聞いた通り捜索ね!
 いつも通り床の下から屋根裏までしっかり調べるんだよ!!
 何か見つけたら鈴音に連絡してね!!

 はい!ゴー!!」

パンと鈴音が手を叩くと同時に部隊が店の捜索に向かう。
急造だったこの部隊も少しずつ息があってきているのを感じる動き。

「何か見つかるといいね!」

元は違反部活の生徒達といっても蛇の道は蛇。
隠し場所を暴くのは苦手ではないメンバーが集まっている。
本業の風紀委員ほどでは無いにしてもしっかりと探してくれるはず。

神代理央 >  
「つまんないとか言わない。平和なのは良い事なのだからな。
常世島の平和と風紀を守るのが我々の仕事なのだから」

と、呆れた様な声色で言葉を返しながらも、特に怒っている様な素振りは見せない。
鈴音ならそういうだろう、と予想していた様な様子。

そんな視線を向けながらも、彼女の下で存外機敏に動き出した隊員達の姿には素直に感銘を覚えている様子。
あの荒くれ者達が此処迄動けるようになったか…と思うと、感涙ものである。

「ふむ…まあ、余り期待はしていないのだがね。最近落第街に出回っている薬物が此処からも流出しているという話があってな。
とはいえ、此処は恐らく購入しているだけ…かな。本当に元締めと関わっているなら、もう少し抵抗があっても良い筈だし」

隊員達の働きに期待していない訳では無い。
ただ単純に、今回の"獲物"には余り期待が持てないだろうと言うだけ。
まあ、他にも有用な情報はあるだろうから、そういうところには期待したいところではあるのだが。

刀々斬 鈴音 > 「……そんな事考えて仕事してるのウチでは部長だけだよ。
 まあ、危なくないのはいいけどね……。」

他の面々、風紀委員から出向してきたメンバーを含めてもほぼいない。
金の為とか表でいる為とか。欲望と実利。
皆、それらの為に動いている。

「本当にどこから出てるんだろう……全然捕まらないよね。」

手がかりが見つかったかと思えば何も出てこない。
まるで尻尾がつかめない。
……まるでトカゲが尻尾を切るように頭にはまるで辿り着かない。

「あっ!そういえば部長!!前ね!
 部長が戦った跡を鈴音たち調査してたじゃない?
 その時ね!なんか狼みたいな仮面付けたフードの男の人にあったよ!
 
 一人って言ってたけど鈴音が思うに何か大き目の違反部活の人っぽかった!!
 その人も薬の出どころ探してるみたいだったよ!!」

……話さない方がお互いの為になるだろうなんて言われたけどもあっさりと話す。
何だったら、詳しくは書いていないが報告書にも男がいたことは書いてある。

……口が軽いというか、職務に忠実であるというか。