2021/01/25 のログ
■シャンティ > 『神代理央は唇を噛み締めた。「――」』
相変わらず、謳うように読み上げる
そのまま変わらずそばに歩み寄ってくる
「別、にぃ……悪い、なん、て……いわ、ない、わ、よぉ……? むし、ろ……好ま、しい……ものぉ…… 貴方、が……人間、で……ある、証拠――だ、もの、ねぇ?」
甘く囁くように言葉をかける
「吹き、こむ……だ、なんて……ふふ、人聞き、が……悪ぅい、わぁ? 私、は……貴方、を……肯定、して、いるの、にぃ…… ほら、今……だって、ね? 貴方、が……やつあ、たり、に……街、を……焼い、た、の……だって、ふふ。そう……肯定、する、わよぉ……?」
くすくす、と笑う
「それ、にして、もぉ……不愉快、で、これ……なん、て……よっぽ、ど……のこと、あった、の、ねぇ……? たいへん、ねぇ……? まだ、まだ……足りない、かし、らぁ……?」
■神代理央 >
「…肯定、だと?」
女の言葉に、フン、と尊大な吐息を吐き出す。
「貴様に肯定されずとも、私は私の行動に疑問を持った事など無いさ。私は自らの意志で、自分の選択で、こうして"八つ当たり"しているのだ。それを、誰かに認めて貰おう等とは思わぬ」
甘く、甘く。毒の様に囁き、笑う女に向ける傲慢な言葉。
己の行動は、己自身が強く肯定しているのだと告げて。
「……ああ、足りぬ。足りぬな。落第街の連中には、我々に手を出す事がどれ程愚かであることか示さねばならない。
鉄と火と血が、それだけが連中に教育するに相応しい。
であるならば、此の程度の篝火で…足りるものかよ」
■シャンティ > 「ふふ、『何が悪い』、なぁんて、いったの、は……貴方、なのに……ふふ。でも、いい、わぁ……本当、に……かわ、いい……それ、で、こそ、よ、ねえ?」
クスクスと笑い
そして
「で、もぉ……本当、に……落第街、の、人、の……仕業、なの……かし、らぁ……?」
面白そうに次の句を繋いだ
とてもとても楽しそうに
「ええ、ええ……きっと、貴方、は……間違っ、て……いた、として、も……ふふ。歩み、を……止め、は、しない、の、でしょう、ね? ふふ、ふふふ……それ、でも……もし、誤り、だった、ら……どぉ、んな、顔……する、の、かしら、ねぇ……?」
唄うように、奏でるように、女は告げながら笑う
「抑止、力……も、いい、けれ、ど……ふふ。捜査、力、も……大事、かも……しれな、い……わ、ね……?」
■神代理央 >
「……違ったとして、それの何が問題なのかね」
楽しそうに言葉を紡ぐ女を、忌々し気に睨み付ける。
しかし返す言葉には…動揺の色は感じられない。
寧ろ、その可能性もあるだろうなという様な言葉。
「例え落第街の連中が犯人でないとしても。こうして砲火に晒される様を犯人が見れば多少は怖気づくやもしれぬ」
「また、違反組織そのものへの威嚇にもなり得る。奴等とて犯人の目星がついていないのなら、きっと思うだろう?」
「『違反組織の中に犯人がいるから、落第街に災禍が訪れているのだ』とな。であれば、犯人捜しすら連中がしてくれるやも知れぬだろう?」
フン、と吐き捨てる様に言葉を締め括る。
実際にそれ程うまくいくとは思っていない。
しかし、仮に落第街の面々が犯人でないとしても構わないのだと。
表情を変えぬ儘、女に告げるのだろうか。
■シャンティ > 「『怖気づく』『やもしれぬ』、『きっと』『思うだろう』、『してくれる』『やも知れぬ』」
謳うように、言葉を繰り返す
「ええ、ええ。理想、と……夢、と……憶測に……たっぷ、り……蜜を、かけた、ような……ふふ。そんな、お答え、素敵、だわぁ?」
「別、に……何、も……問題、は……ない、わ、よぉ?」
「けれ、ど」
くすり、と笑う
「ふふ……違反部活、と……貴方、と……今、この街を、身勝手、に……荒らして、いるの、は……どちら、かし、らねぇ……? ふふ。」
「ええ、ええ……別、に……悪い、なんて、いわ、ない、わぁ? ふふ。合法、に……ことを、して、いる、の、でしょう?」
くるくると、踊るような仕草を取る
「……そして、貴方は、いう、でしょう。『貴様の許可などいらぬ』と。ふふ。なんて、傲慢……ええ、ええ、それこ、そ……私、が……愛、する……もの、よぉ……?」
■神代理央 >
彼女の言葉には……短い沈黙で答えるのだろう。
希望的観測。憶測。理想論。それらで散りばめられた言葉であることは、事実なのだから。
寧ろ、それらを事実にする事が己の目標であり、振るう力の目的であれば。肯定する事は無くとも、彼女の言葉を否定する事は無いのだろう。
「…此の街は、行政区分として歓楽街に属する。そして、建造物に関しては違法に建築されたものだ。それを破壊しても、焼き尽くしても、学園の校則上問題は無い。
……という答えを期待していたのかね。であれば、模範解答を示せていれば良いのだが」
訥々と言葉を返す様は、彼女の言葉によって幾分怒りの熱が冷めた様にも見えるだろうか。
事実を突きつけられて冷静になった様な。そんな有様。
「……貴様に愛されるなど、おぞましいにも程がある。
私は私の意志で以て常に選択するだけだ。
傍観者である貴様の欲求を満たそうなどとは、露程も思わぬよ」
■シャンティ > 「あら、あらぁ……お熱、冷め、ちゃった、かし、らぁ……? ふふ。それ、は……それ、で。重畳――ねぇ。すこぉ、し……調べ、ごと……した、方、が……いい、わ、よぉ……?」
くすくすと、相変わらず女は笑う
「案外……闇、は……どこ、かで……つなが、って……いる、かも……しれ、ない、わ……よぉ? あは、あははは……」
楽しそうに楽しそうに女は告げる
「あ、らぁ……ちょ、っと、ショック、ねぇ……? 私、は……こぉ、んな、に……愛し、て……いる、のに……ふふ。おぞま、しい……だ、なん、て。これ、でも……貴方、の……お手伝、い……とか、も……する、つも、り……なの、に……ね?」
笑いながら、しかし何処か真面目なような奇妙な空気感で女は言った
「ふふ……貴方、が……貴方、で……あれ、ば、ある、ほど……私、は……楽し、める、のだけ、れどぉ……まあ、それは、それ、ねぇ……頑張って、ねぇ……?」
■神代理央 >
「……お手伝い…?貴様が…?一体どうやって私の手伝いをするというのかね」
本当に疑問だ、と言わんばかりに怪訝な視線を向けながら首を傾げる。
彼女は己の邪魔をする事は無い…かもしれないが、手伝う事も無いだろうと思っていたから。
「……貴様のそれは愛などではなく、貴様の欲求を満たすだけの自己満足の感情だろう。
だからおぞましいと言ったのだ。貴様の愛とやらが、私の利になる様には見えぬからな」
と、其の侭彼女の言葉に続けて言葉を返して。
小さく肩を竦めてみせるのだろうか。
「……私が私であるほどに、か。ならば、精々愉しむと良い。
私は、決して崩れぬさ。私と言う存在に、私自身が潰される迄は。
私は『神代理央』であり『鉄火の支配者』であり続けるのだから」
それは、彼女に対する傲慢な宣告でもあり、自身に対する強い矜持を含ませる言葉。
己は、決して変質する事はないと。"最後"まで神代理央であり続けると。何時もの様に尊大に。傲慢に告げるのだろうか。
■シャンティ > 「ふふ……そう、ね……貴方、に……ばか、り……手助、け……する、のは……バランス、悪い、から……ぜぇ、んぶ、は……無理、だけれ、どぉ…… 今回、は……そう、ねぇ……向こう、も……望ん、で……い、そう……だ、しぃ?」
女は一人、勝手に結論を出す
「さっき、から……言って、いる、とおり、よぉ……犯人、は……ふふ。ただ、の……違反部活、とは……違う、わぁ? ええ、ええ。無関係、とも……いえ、ない……と、思う、けれ、どぉ……いま、さら……そこ、を……掘って、も……遅い、と……思う、わ、よぉ……?」
人差し指を唇に当てて、考える
「過去、を……探っ、た……方が、いい、わ、ねぇ……もし、くは……誰、か、さん……が、起きる、のを……待つ、か……ふふ。それ、だと……手遅、れ……かし、ら、ねぇ……?」
それ以上の情報は、流石にバランスが悪い
大事なのは偏りすぎないことだ
「ふふ、それで、こそ、よぉ……あは。楽しま、せて、ねぇ……
それじゃ、あ……すこや、かに……ね?
貴方、の……ファン、から……の、労い、よぉ……?」
くすくすと女は笑って、無防備に其の場を立ち去ろうとするだろうか
■神代理央 >
彼女の言葉――情報に、考え込む素振り。
彼女が犯人を知っている様な口振りには、今更追及する事は無い。
彼女なら知っていてもおかしくないし、何かしらの手がかりは実際握っているのだろうし。
また、此の場で犯人について虚偽の情報を己に流すメリットが恐らく彼女には無い。であれば、その言葉は素直に信じるかは兎も角、情報としては検討の余地があるのだろうから。
「……過去。或いは誰か…此れは、伊都波先輩の事か。
伊都波先輩が起きれば、そもそも過去は関係無い…?いや、先輩の過去の事情を全て知っている訳でも無し…」
と、思索に耽りかけた時。
彼女の言葉に、我に返ったかのように視線を向け直す。
「……ファン、ファン、ねえ。そういった類に碌な者はいないと思うのだがね。
…しかしまあ、情報と引き換えであれば厚遇するさ。次は、日のあたる場所でお茶でも御一緒したいところだな」
まあ、難しい注文だとは思うが。
そんな言葉を彼女に投げかけながら、無防備に背を向ける彼女を、静かに見送るのだろう。
何せ、此れから後始末が待っている。火焔の更地と化したこの地を訪れる事後処理の委員達への引継ぎが。
彼女の言葉の意味を思索しながら――訪れた引継ぎの委員に後を託した後、少年も此の場を立ち去るのだろう。
ご案内:「違反部活群/違反組織群」から神代理央さんが去りました。
ご案内:「違反部活群/違反組織群」からシャンティさんが去りました。
ご案内:「違反部活群/違反組織群」に【虚無】さんが現れました。
■【虚無】 >
とある施設。別に特定のポイントに狙って入ったわけではない。だがいくつかの条件が当てはまる施設に対して行った作戦。
一つ目は風紀委員に対して逃げを取るであろう組織であること。反撃をされては不必要な戦闘を行う必要があって面倒だ。
もう一つはそれなりの大きさを持つ事。これは最も大事な理由。
この2点の条件を満たす組織に対して情報ルートを通じて嘘の情報を流す。それはここに風紀委員の攻撃が行われるという物。いつもならば対策やらを立てられるだろうが。
「今回ばかりは広報課に感謝だな」
最近の大暴れのおかげか。その嘘に踊らされ早急に別拠点に移動したらしい。おかげで施設内部は空だった。
今日ここに来た理由はふたつ。ひとつ目は本命の組織。即ち風紀委員襲撃事件が起きた時の元の組織がどこへ移動したかを調べる為。それには違反組織のネットワークを利用した方が早い。
そしてもう一つは……あわよくばその襲撃者を招き寄せる為。
特定個人であったならどうにもならないがもし風紀委員を狙ったものなら、もしくは強者を求めてならばこのデマ情報に食いつくはずだと。
そう、この二つの目的を果たすのに噂にもならない小さな組織では話にならない。ある程度噂になってもらわないと困るのだ。だからこそ大きな組織の拠点を作戦の対象にした。
最もこの作戦は余計な存在やこここの持ち主である本来の組織の増援。
更に言えば虚実の情報を流したとして噂を流した犯人を捕らえる為に本物の風紀委員を呼び寄せる可能性は十二分にあるわけだが。
■【虚無】 >
「……それならそれでもかまわないがな」
それだけのリスクを冒す覚悟を持ってここに来た理由。それは別にそれでもかまわないの1点だ。
違反組織が戻ってきたなら相手の様子を見て協力、もしくは殲滅をその場で考えればいい。今ならば殲滅したとしても間違いなく自分の存在など疑われることはない。
風紀委員ならば……むしろ好都合だ。相手の出方次第だが現状もっとも協力関係の相手として適している相手だ。
歩みを進める。重要な資料などは持ち出しているだろうが、まだいくつかの資料やパソコンなどはそのままだ。廃棄する必要などないのだろう。なにせそんなことせずとも更地にしてくれるのだから。
「さて」
パソコンを捜査する。当然のように仕込まれたパスワード。だがそれくらいならばここの組織に落ちていた資料から情報を抜き取れば推測が付く。
カタカタと施設の中に音が広がる。流れるように現れる画面。それらを目で追いかける。
■【虚無】 >
「……最低限の情報だけか」
パソコンの中身でこの組織に関するデータは流石に消されていた。しかし他の組織のデータなど知ったことではなかったのだろう。
おかげであのビルにいた元の組織の事ならば知る事が出来た。
しかし。
「もう少し探りを入れてみるか」
だが、他の目的をまだ果たせていない。だから少し探りを入れてみる。
まずこの組織の握っているこの街のデータ。それを確認する。先日の事件についても何かしらまとめているかもしれないからだ。
何時もなら目的を果たせばすぐに離脱するが、今回は目的を半分しか達成できていない。故にまだ離脱は出来ない。
■【虚無】 >
「……無しか」
正直期待はしていなかった。そもそもだ。
この組織が手に入れられるのなら……とっくの昔に裏切りの黒が握っているはずだ。
パソコンを閉じる。
「最低限は達成。とりあえずは喜ぶべきはそれだけか」
ゴールが100だとしたら1くらいは進めたのだろうか。
こんな時に自分が風紀ならばもっと確実に情報を得られるのだが。
いかんせん奏詩としては戦力に難がある。では能力を完全に晒すのなら……必然。虚無と奏詩の関係をさらす事になる。
つまり不可能なのだ。
「……あの時の女。あいつを頼ってみるか」
前に知り合った風紀委員の女。彼女ならばもしかしたら協力できるかもしれない。仲間の事だし、何より……この街を気にしていた。もし戦争になりかねない事態としれば協力してくれるかもしれない。
もし無理なら……もう一つの候補がいる。ある意味誰よりも知った敵。ビジネス的にこの街を襲う。いうなれば理性のある災害。
「……鉄火の支配者。そして広報課か」
敵というのは得てして下手な味方より信用できるという物。こんな利用するような違反組織よりはるかに信用に値する相手達だろう。
とりあえずは今得た情報を頼りにまずは組織を調査する。そして手詰まりになれば……その時には彼らとのコンタクトを考えてみることにしよう。
片足を上げる。
決まったのなら長居は不要。それを地面に打ち下ろすと強烈な金属音。屋根を突き破り、自身は空の彼方へと。
ご案内:「違反部活群/違反組織群」から【虚無】さんが去りました。