2021/02/06 のログ
ご案内:「違反部活群/違反組織群」に神代理央さんが現れました。
神代理央 >  
轟々と燃え盛る落第街の一角。
慈善団体を謳っておきながら、違反組織と繋がっていた『マーガレット』なる組織。
『野良犬』の情報提供により、刑事部によって無事摘発が為されたが、その背後に連なる違反部活まで、手が回らないと刑事部より報告を受けた。

表の顔をもつ組織なら兎も角――違反部活であれば、此方の独壇場だ。今回、無事に砲火の雨を浴びたのは、マーガレットから流された不法入島者や二級学生に、戦闘訓練を施していた傭兵めいた組織。

それなりの数の兵士と兵器を取り揃えてはいたのだが。
アウトレンジからの砲弾の雨を防ぐ方法迄は、流石に考えていなかったらしい。

「……此方、ヤークトアイン。敵拠点の殲滅に成功。抵抗、反撃の気配無し。
ポーンとルークを1小隊ずつ此方に寄越せ。事後処理と残敵掃討は奴等に任せる」

淡々と、通信機に言葉を紡ぐ。
視線の先には、業火によって崩れ落ち、原型を留めていない違反組織の拠点。元は、立体駐車場だった建物らしい。
既に砲声も止み、周囲を警戒する異形の群れが蠢くばかり。
硝煙の香りの中心で、少年はポケットから取り出した缶コーヒーの蓋を開けて、唇をつけた。

神代理央 >  
増援が来るまでの間、少年の僅かな休息を遮る者はなく。
冷めきった缶コーヒーを飲み終えて、駆け付けて来た部下達に視線を向ける。

「…御苦労。私は次の現場に向かう。残党、若しくは有力な敵勢力との交戦になれば、速やかに応援を呼ぶ事。
事後処理で怪我をしてはつまらぬだろう?我が身大事に、任務に当たる事だ」

そうして、敬礼で見送る漆黒の装甲服の部下達を横目に。
異形の群れを引き連れて、少年は立ち去っていくのだろう。

ご案内:「違反部活群/違反組織群」から神代理央さんが去りました。
ご案内:「違反部活群/違反組織群」に雪景勇成さんが現れました。
雪景勇成 > 「あーー…こちら【ヤークトフィーア】、事後処理及び引継ぎ了解。……面倒くせぇ。」

ボスからの通信を受け取った一人である白髪赤目の少年は、無線でそう受け答えながら如何にも面倒そうに吐息を漏らす。
本来は別の任務に就いていたのだが、手が空いたのと偶々近場に居たからというのが理由だ。

「…つー訳で、皆、速やかにかつ適当にって感じで。以上。」

『『『いや、何でお前(アンタ、君)が仕切ってんだよ(のよ)』』』

と、同じ事後処理を引き受けた同僚数名の突っ込みは涼しい顔で無視。
ゴソゴソと懐から煙草の箱を取り出せば、1本口に咥えてライターで火を点ける。

「……ふぅ……つーか、仕切ってんじゃなくて面倒だからさっさと終わらせたいだけだっつーの…。」

ご案内:「違反部活群/違反組織群」に雪景勇成さんが現れました。
雪景勇成 > 「…ハバキリ辺りが居りゃあ面倒な仕切りは任せるんだがなぁ。」

我らが(暫定)副部長は今は生憎とこの事後処理メンバーには含まれて居ない。
最近は捕虜を取ったりと手柄を挙げているが、何だかんだ副部長適性高いな、と思わないでもない。

(――しっかし、事後処理も何もあったもんじゃねーけどな、これ)

瓦礫の山を一瞥しながら煙草を蒸かす。周囲のほかの同僚は真面目に仕事している中、サボっているようにも見えるだろう。

別にサボってはいない。仕事ならきっちりやる。そうでないならやらないが。

雪景勇成 > 出向元の特別攻撃課の上司は、『いい加減にお前も手柄の一つでも挙げてみろ』等と言ってくるが…

(別に武功・戦功とかに興味ねーしな…むしろ、面倒くせぇ)

手柄を挙げようが挙げまいが、ただ仕事を淡々とこなす。それだけだ。
肩に担いだ棒状の布包みを担ぎ直す。巻かれた細い鎖が微かな金属音を響かせる。

「――さて、進展はあるやら。」

捕虜からの証言はこちらにも情報共有されるが――完全に本当かどうか、となるとそこは疑問だ。

(――話半分、って所か?別にボスとかも全部を鵜呑みにしちゃいねーだろうが)