2021/02/13 のログ
ご案内:「違反部活群/違反組織群」に羅刹さんが現れました。
羅刹 > 部下からは、今ぐらい引きこもっていてくれと言われていが今日も男は煤けた外を歩く。

自分が『蛇』だということを、焔を通して『あちら』に嘘として伝えている。
完全に犯罪者であることを知らせた以上、こちらに視線が向くのは都合がいい。
それだけ再び罠にかけやすいからだ。

ただ、この近辺では様々な出来事が起こっているためそちらにも意識を裂かねばならない。
把握している限りでは…

スラムの一角を何者かが我が物顔で占拠。
これは『蜥蜴』にとっては好都合であるため、放置する。
敵がそれを気にかけ、手を広げてくれる可能性があるためだ。

『蛇』の一員。今までは他組織との折衝の解決に当たっていた『骸』がその解決によって動けるようになったこと。
これは大きい。既に何度か『傭兵』などと交戦し、情報を持ち帰りつつ…更に蟻の護衛などの雑事もこなせる者ができたのは大きい。
それだけこちらが動かせる手が増える。

「―――……」

時間は此方の味方である。
焔から流す情報は、徐々に嘘の比率を上げてある。

例えば、落第街の一部で『蛇』が決起しようとしている情報。
ただし、本当に決起しようとしているのは対抗組織だ。奴らにその区別はつきにくいだろう。
これで、敵を利用して邪魔をしてくる違反組織を片付けることができる。

更に必要なのは…強力な武器。
これは一度『大道具』に確認する必要があるだろう。

羅刹 > (……そろそろ自分の体の匂いが嫌になってきた。今のところ、『そういう』のは無いよ、ボス)

(帰ったら好きなだけ湯使え。…なら、もう少し時間は稼げるか)

まだ情報源として価値があると判断されているからか。
『発散』はまだ無いようだ。
しかし、それをやりかねない組織であると考える方が自然。
正義だなんだと謳っていても、その中心、あるいは上層が腐っているのは世の常。

自分たちが高尚だなどと言うはずもないが、結局は同じだということ。

「―――…」

盃を繋げながら…クッ、と笑う。


かかってくるなら来やがれ。


負けても逃げても…一撃は、その喉元を掻き切ってやる。

羅刹 > ―――そのまま蜥蜴は再び夜に潜っていく――
ご案内:「違反部活群/違反組織群」から羅刹さんが去りました。