2019/05/23 のログ
佐藤重斗 > 「その理由で報告するのはやめろください。
ヘイヘイそうですねー。報告しなきゃダメですよねー!」

なんか生き生きとしてるな、こいつ。
日下ってもしかしなくてもSなのでは?
残念ながら俺はSMプレイに興奮する質ではないのだ。
ないったらない!

「そうだな。ここの人達は生きるのに必至だ。だから盗みも殺しもする。
一般の感性である俺からすると苦手なんだよ、ここの人達は」

人は生まれてから初めて、善を知る。
善を知ることの出来なかった者達がこの場所には溢れすぎている。
それはなんて悲しいことなのだろうか。

日下 葵 > 「報告は仕事をするうえで大事。
 どれだけ強くてヒーローみたいな人でも報告ができないなら組織のメンバーとして使えない」

諭すような口調で語るが、自身もそこまで報告が得意なわけでも、好きなわけでもない。
いつもと変わらぬルーティンなら、報告はいらないだろう。
でも彼が私についてくることはルーティンじゃないのだ。

「そうね、生きることに必死で人間らしくない、動物的な人もいる。
 それを見て苦手だと思ううちは、風紀委員はつらいでしょうね。
 早く慣れて、どうするべきか考えられるようにならなきゃ」

そんな彼らにだって、日常はある。
平和に過ごすことはかなわなくとも、日常がある。
その危なくて汚れた日常を守ることもまた、我々の仕事だ>

佐藤重斗 > 「たぶん慣れることはないよ…。こればっかりはな。
ここの奴らも幸せに生きられないもんかね」

毎日飯を食べて、安全に眠り、全力で遊ぶ。
幸せを押し付ける気はないけれど、どうにも気に入らない。

俺に何かができるとは思わない。
それでも。ああ、それでも。
灰色の日常ではなく、黄金色の日常を歩いて欲しいと願うのは傲慢なのだろうか?

「………それはそうと日下」

こんな話をしていても楽しくない。
なんとか辛気臭い話題を変えようと話しかける。
だがしかし、話題を何も考えていなかった!
や、ヤバい。何かないか…?
この状況を一発で変えられる話題が…!

「日下ってSな人だろ!」

俺のバカ。

日下 葵 > 「ま、慣れなくてもいいけど、つらいのは君だよ」

徐々に変えるほかないのだ。
幸せを知らない人間がいきなりを幸せを手にしても、持て余して捨てるだろう。

「サディスティックという意味ならそうかもしれないね。
 ……私がサディストだったとして、どうかしたの?」

どういう意図でそんなことを言ったのだろう。
彼の見えない本心に首を傾げてみる。
もしかして彼はマゾヒストなのだろうか。>

佐藤重斗 > 「い、いや。変な意図はないぞ?うん!
ただ今までの会話から何となくそうかなぁって思っただけでだな…」

しどろもどろになりながら口を開く。
しかし出てくるのは咄嗟に取り繕ったかのような言葉で。

おいおい、Sな奴にこんな姿見せたら揶揄われる気がしてならないんだが?
俺はMじゃないって言ってんだろ!いいかげんにしろ!
美人にいじめられても嬉しくなんかない!
…ホントダヨ?

日下 葵 > 「会話の流れを変えたくて話題を探したけど、
 とっさに思いついたのがそういう話題だったって感じかな」

下心、と表現できるくらいに下世話な感情が彼にあるかわからないが、あらかたそんなものだろう。

「どうだろう、自分のことをサディストと称するくらいに痛い性格のつもりはないけど。
 確かに人を揶揄うのは好きかな」

それでも、節度は守ってるつもり。そう付け加える。

「それとも、君はイジメられるのが好き?」>

佐藤重斗 > 「大好きです!」

おっとしまった本音が。

「…噓です。はい。………ホントに嘘だからな!」

これ以上追求しないでもらいたい。
俺の口は簡単にボロを出す悪い子なのだ。

「アレだ、俺はいじめられるよりいじめる方が好きだから」

何言ってんだこいつ。
完全に思考が明後日の方向に飛んでってるな。
傍から見たらお目目グルグル状態じゃなかろうか。

日下 葵 > 「君、多分風紀委員向いてないんじゃないかな。
 もしくはもう誰かに言われてるかもしれないけれど」

恐らく、彼自身自分が何を言っているのかわかっていない。
残念なことに、誰彼構わずイジメられればいいなんて犯罪者じみた域まで達していない身、
彼の言動はいささか気味の悪さのような印象すらある。

「君がどんな能力を持っているかはわからないけど、
 ここでおしゃべりに花を咲かせるとすぐに花を摘みに輩が来るから、気を付けてね」

ちょっと不敵な風に笑みを浮かべれば、自身は巡回に意識を向けるのだった。
彼がこの後報告を忘れたとき、上になんて報告しよう。
そんな楽しみを胸に抱いて>

ご案内:「路地裏」から日下 葵さんが去りました。
佐藤重斗 > そうだねー。風紀委員向いてないねー。
どう考えても問題を起こす側の人間だしな!

「う…。それは怖いな。戦闘はなるべく避ける方向で」

とりあえず頭を冷やし、仕事に意識を向ける。
巡回の後、上の人達になんて言おうか、そんなことを考えながら路地裏のパトロールは続く。

ご案内:「路地裏」から佐藤重斗さんが去りました。