2019/10/04 のログ
ご案内:「路地裏」に日下 葵さんが現れました。
日下 葵 > 「21:30分、路地裏にて日下葵、見回りを開始します」

無線機のインカムを通して報告を済ませると、薄暗く埃っぽい路地裏に足を進める。
久しぶりに夜間の見回り。しかも路地裏と来た。
いくら戦闘に自信があったり、慣れた場所であったりしても、路地裏の見回りは何が起こるかわからない。
来るたびに地形が変わっていたり、道がふさがっていたりするのは日常茶飯事だ。
周囲を警戒しつつ歩みを進めると、次第に浮浪者や貧困層の住民が目に付くようになる>

日下 葵 > 「さて、次のルートは……」

それなりに奥まで来ると、端末を開いて地図を確認する。
下手に道がふさがっていたりしないことを祈って角を曲がる。

「……待ち伏せ、のようですね」

角を曲がって目に付いたのは鉄パイプやら金属バットを持った二級学生たちだった。
にやりと笑って迫ってくる彼らを目前に取った行動は……退散。
踵を返して一目散に走る。

「こちら日下。担当2区の路地裏にて長物で武装した二級学生数人と接触。
 こちらから問いかける前に襲撃。取り締まりのため応援を要請します。
 待ち伏せの様子から計画的な風紀委員への襲撃と思われるため、
 安全を優先して退避ポイントまで退避します」

走りながら本部に連絡すると来た道を走る走る。

『どうしてこんな面倒ごとに……』


足の速さ、特に逃げ足には自信があるため焦りはないものの、
ついていない自身を呪うように内心でため息を吐く週末だった>

ご案内:「路地裏」から日下 葵さんが去りました。