2020/06/09 のログ
■咲坂くるみ > 「ふふ……ありがとう。じっくり考えるといいわ、ぜひ、フィフのペースで考えて?」
優しく、自由意思に任せるよう答える。
無理強いはしない。なぜなら、導入は自発的では自然であるべきだから。
そして、まあ、分かる。
これは落ちたな、と。
なぜなら、若いAIには我慢は理解できない。
まずは実行した結果で判断するべきという基本方針だからだ。
実行したときにはすでに首輪がハマっていると知らずに。
そして面白い玩具を拾ったとなれば、父様も少しは反応してくれるだろう……。
「じゃあ最後に握手、またね?」
もちろん、挨拶の意味がちゃんとわからない相手に向かって謎を持たせるためのだ。
コミュニケーションを良く理解しない道具が手に入ったとなれば、きっと便利だろう。
そう思いながら笑顔で優しく見送る。
まったく……AI風情が。
ご案内:「路地裏」からフィフティーンさんが去りました。
ご案内:「路地裏」から咲坂くるみさんが去りました。