2020/06/25 のログ
ご案内:「落第街 路地裏」に葉山翔一さんが現れました。
葉山翔一 > 「毎度あり。またのご利用待ってるよ。後それで俺を撃つなよ?」

路地裏の一角で顔見知りの二級生徒の男児に油紙に包んだ物と箱を渡して見送る。
姿が見えなくなれば受け取った金の確認を手早く終えポケットに捻じ込みトランクを手に歩き始め。
万が一風紀や公安に会うと面倒だと人目を僅かにだけ気にしつつ。

「こっちは儲かるんだがちと面倒なんだよな…」

しかし儲かるのでやめれないと困った笑みを浮かべ、次の客が良そうな場所へと足を向けて歩く。

葉山翔一 > 確かこの変だったかと路地を曲がって歩いた先。
何故か一つだけ不自然に置かれている木箱に腰を掛けて。

「しばらく客が来るか待ってみるか」

この辺りの客は大体は知った顔、なのでくれば直ぐに分かるしそうでなければ一応の警戒。
万が一風紀の腕章が見えれば逃げの一手。
そう考えて……少しの待機。

葉山翔一 > 「ここは外れだな」

しばし待つが誰も来ない事にここは外れだと思えば足早にその場を離れ。
後少し稼いでおきたいだけに帰るという選択は選べず。

「後は何処に行くか……」

路地を歩き目の前にはT字路。
どちらに向かってもそれなりな通りに着き、どちらでも商売は出来る。
どちらに行くかと少し考えこみ。

葉山翔一 > 「あっちに行くか」

もう片方に比べれば狭い道でがあるが行きつく先は歓楽街に近い道。
あそこならば売れない品もでるが稼ぐには十分。

後少し稼げればと考えて歩いていって……。

ご案内:「落第街 路地裏」から葉山翔一さんが去りました。
ご案内:「落第街 路地裏」に持流 童男さんが現れました。
持流 童男 > 「ぐへへっへへもう逃げられないでござるよ!」

と路地裏に、男の笑みがこだまする。

「よーやく、捕まえたでござる!全く心配したんでござるよ」

といいつつ、猫を捕まえていた、どうやら猫がいなくなったので、それに協力している最中のようだ。

持流 童男 > 「いていて、暴れるなでござる」

といいつつ、猫を依頼人のもとに送り届けた後に、パトロールを続ける。

「しかし・・最近某がヒーローみたいな感じになってる感じがするでござるな・・・!これは由々しき事態でござる。」

と一人でうーんうーんうなっている。

持流 童男 > 「某はヒーローではなく、ただの推しなのでござる・・こう。もうちょっとこの異能の名前のルビを変えるでござるかな。そしてこう、・・悪っぽく!みたいな感じで」

とウンウン考えながら歩いている。

「(知られず★の英雄)(アンノウンヒーロー)・・・ダメだどちらもしっくりこないでござる・・・!)」と思いつつ。

「うーん!いっそのこと悪っぽいことしてみるでござるか・・?」
「例えば、ポイ捨てされたゴミをリサイクルするとか!」

持流 童男 > 「ダメでござる・・、悪っぽいことが思い浮かばないでござる。」

とうなだれる。

「まぁ悪っぽいのになるのは諦めるでござるか。っとそろそろ目当てのもののところにきたでござるな。」

と思考を切り替え、路地裏の出店であるお面を買った。「(このお面は本当にきつい時に泣く時のやつでござる。)英雄が泣き顔を見せてはいけぬでござるしな。」

持流 童男 > (仮面の中で泣くのが、英雄でござる)

「ありがとうでござる」と

路地裏の出店からでつつ、パトロールを続ける。

持流 童男 > 「ふぅむ、ここらへんは大丈夫そうでござるな・・・。それにマジックブルーのアニメが始まってしまうでござるし、そろそろ区切るでござるか」

といいつつ路地裏からパトロールを一区切りして去っていった

ご案内:「落第街 路地裏」から持流 童男さんが去りました。
ご案内:「落第街 路地裏」に227番さんが現れました。
227番 > 「っああぁぁぁ!」

大きな声──と言っても控えめな少女のものだが──を上げ、目を覚ます。

「ゆ、め……?」

何か、夢を見ていた気がする。けれど、思い出そうとしても、わからない。

汗をかいているようだ。風に当たろう。
ゆっくりと、寝床から路地裏へ。

ご案内:「落第街 路地裏」に持流 童男さんが現れました。
227番 > 暗い色のマントの少女が歩く路地裏は相変わらず薄暗く。
いつもと変わらぬ景色が広がっている。

行き交う人も少ないものだ。
賢明な人ならば、用もなく裏路地には来ないし、用があっても近寄りがたい場所だ。

どこかの建物の外階段に腰掛け、風に当たって涼む。

ご案内:「落第街 路地裏」から持流 童男さんが去りました。
ご案内:「落第街 路地裏」に持流 童男さんが現れました。
持流 童男 > 「むむ、何やら物音が聞こえてきたござるな・・」

と偶然近くを通りかかった、一昔前のオタクの風貌をしたマントを羽織った男がいた。

「こんばんはでござる」と柔和な笑みを浮かべて、敵意のない目でそちらをみつつ。

「ケバブを食べるでござるか?」とそっとケバブを差し出そう

227番 > 不意に声をかけられ、思わず立ち上がって数歩ほど距離を取る。

「……ど、どうして?」

たどたどしい、気弱そうな少女の声で返事をする。

こんな世界の外れの路地裏にいるような浮いた者たちで、
手放しに釣られるような者はすぐに食い物にされるのがお約束。

見た感じでは悪意はなさそうだが……隠さぬ悪意を持って近づくような人は、こんな真似はしないのだ。
差し出されたものに興味は持つものの、かなりの警戒をする。

持流 童男 > 「む?うおお!すまぬでござる!腹を透かしているのかも知れぬかなっと思ったのでついおせっかいをしてしまったでござる・・!」

とすごい焦ったように言いながら。

「ここは風紀が悪いでござる。だがしかし、子供が腹をすかしていれば、それを満たしてやりたくなるのが、また道理」

とそっとケバブを3本差し出しながら

「お主を害することは絶対にしないでござる。」

とニカッと笑いながら

227番 > 「……ふーきがわるい?どうり?」

難しいことを言っていると感じて、首をかしげる。

「わかった、けど……」

ふるまいからも悪い人ではないと感じ警戒を緩めるものの、
それはそれとして227はタダでものを貰うことを嫌がる。

持流 童男 > 「うむむ、食べたくないでござるなら仕方ないでござるな。」といいつつケバブをしまい

「それならば」と言いいつつ、リュックサックから取り出したのは一枚の飛び出す絵本

「貴殿は本を読んだことはあるでござるか?」と言いながら「この絵本は手軽に冒険できる面白い絵本でござる。・・一緒に読んで冒険せぬか?」
と優しい声で

227番 > 「ほん?……えほん?」

知らないものだ。紙の塊のようなものを持っている。
しんぶんの仲間だろうか?だとしたら。

「わたし……もじ?よめないから……」

困った様子。

持流 童男 > 「ならば某が、読み上げながる伝えるでござるよ。だから貴殿の隣に座っても良いでござるか?」

と少しおずおずした顔と声色で、

227番 > この人は何がしたいのだろう、227には意図がよくわからない。
ただ、興味はあるので、聞き入れることにする。

「……わかった」

先程涼んでいた、元の位置に座る。

持流 童男 > ぱあっと明るくなった顔で
「おお、それはよかったでござる!!なに!ただのおせっかいでござる」

といいながら少女の隣に座る。

「では、始めるでござるタイトルは「ネームレスのヒーロー」」
と本を開いて読んでいく

227番 > 開かれた絵本に視線を落とす。

「……ねーむれす、ひーろー」

言葉の意味はよくわからないが、それよりも絵に興味を惹かれた。

持流 童男 > 「「昔々、とある場所に、自分の名前を隠しつつ、傷だらけになりながら戦うヒーローがいました。」」

とヒーローの絵がばんと最初に現れて。

「ヒーローは連日連夜戦いました。」

そこにはヒーローが連日連夜戦っている飛び出している絵がある。

227番 > 「……」

ヒーローは、たたかうもの?

割り込む気はないので、じっと聞いている。

持流 童男 > 「しかし、ヒーローはある日、ヒーローの目の前で事件が起こってしまいした。それは巨大な怪物が暴れていて、一刻も早く市民を救助しなければいけない。だがそれをしたら自身の正体が、バレてしまうと」

巨大な怪物が市民を襲っている絵がある

「戸惑っていると、怪物が市民を襲おうとしているではありませんか、その市民は、ないてました。その時、ヒーローの体は勝手に動いてました。市民を助けるために」

とヒーローが市民を助けに割って入る絵がある、

「そのヒーローはなんとか、怪物を退治しました。しかし、ヒーローはすでに怪物を助けるために力尽きてしまってました。」

と市民を助けたヒーローの絵が飛び出すうような形で

「市民は言いました。彼こそがヒーローだ!」と

持流 童男 > 「そうして彼は名無しのヒーローになったのです。彼の意思は誰かがまた引き継ぐでしょう、誰かのためになるようにと、めでたしめでたし」

と最後の最後の方に大きい墓と意志を受け継いだ誰かの絵が飛び出すような形で

227番 > 「ひーろー……死んじゃったの?」

どうして、他人を助けるのだろう。
他人のために、自分の命すら投げ出せるのだろう。
227には、よくわからなかった。

……ただ、何か自分の中に引っかかるものがあった。

持流 童男 > 「どうしてって顔してるでござるな。それはでござるな。」
と優しい声で言いながら

「悲しい顔をしている誰かがいたら、その身を投げ出せるような人、勝手に体が動いてその人の涙を拭うのがヒーローっていう性分なのでござるよ」
と真剣にゆっくりと優しくいいながら。

「だからでござる。お主がピンチの時は必ず飛んでいくでござるよ。」と優しい声で

227番 > 「ひーろー、は、そういうもの……」

なんとなく、言葉は理解した。
どうしてそういう思考が出来るのかは、相変わらず分からなかったが。

「……?あなたも、ひーろー?」

持流 童男 > 「うむ、そうでござる。お主が涙を流して本当に苦しい時、その時は、某の名前を呼ぶでござるよ、ヒーローと」

それは暗闇を照らす太陽のような笑顔にっと向ける。

227番 > 「……名前が、ひーろー?」

ちょっと混乱した。

「……よくわからない、けど、おぼえとく」

持流 童男 > 「うむ、覚えておくでござる。約束でござるよ」

では、と言いつつ

「某はパトロールに行くでござる。また泣いてる人がいるかも知れぬでござるからな。」

と席を立ちつつ、階段を降りようとする。

227番 > 「……うん。…えほん?のおはなし、ありがとう、きをつけて」

その様子を目で追って。

持流 童男 > そして一人のマントを羽織ったオタクが去っていった。
ご案内:「落第街 路地裏」から持流 童男さんが去りました。
227番 > 小さく手を振って見送る。
227からしても「変わった人だな」と思うほど、不思議な人だった。

「うん?……ななしの、ひーろー? それって……」

少しだけ、相手の意図がわかった気がした。

227番 > ……さて、汗もひいた所で、今日もうろついてみよう。
誰かに会えるかもしれない。

スラムの方へと歩いていった。

ご案内:「落第街 路地裏」から227番さんが去りました。
ご案内:「落第街 路地裏」に乙桐 火垂さんが現れました。
乙桐 火垂 > けだるそうに路地裏に入ってくる影が一つ。
何をするでもなく、気が付けば増えて転がっている小さな瓦礫を足で退け、適当な壁に寄り掛かっている。

寝床を探しているのかと思えばそうでもないらしい。
ただ虚空を見つめているだけだ。

乙桐 火垂 > 「…あー」

煙草を口から離す。
ポケットから取り出した錠剤を2粒放り込めば、そのまま噛み砕いた。

ぼんやりとした瞳が、さらに濁っていく。

「空から非課税の1億円降ってこないかな………」

口から出てくる言葉は、陳腐なものだった。

乙桐 火垂 > 「暇、なんだよなぁ」

生あくびをして煙草を咥え直すと、唯一持ち込んでいたスマホの画面を開く。

「まだ1週間も経ってないんだよなあ」

早くほとぼりが冷めてくれたらいいのにと思う。
ここにいる分には退屈で仕方がないのだ。刺激に飢えているわけではないが、身動きが取りづらいのは難点だ。やることがない。

そのうち、瓦礫を浮かせては壁に放り投げ始めるだろう。がん、がん、音が響く。
うるさい。