2020/07/23 のログ
持流 童男 > (ああ畜生、霞んできやがったでござる)

目がかすみかかる。それでも這いずりながらも、エロゲのもとに行き着つきつつ、壁にもたれかかる。

頭を振って、霞を気合を入れ直しつつ。
這ってきた道には、血がベッタリとついている、


(某もまだ修行がたりない・・で・・ござ・・るな・・)
(まだ・・エロゲできてないでござるから・・・死ぬわけには・・いかぬでござる・・)

いいつつゆっくり立ち上がろうとする。

ご案内:「落第街 路地裏」にハルシャッハさんが現れました。
持流 童男 > 立ち上がろうとするが、しびれて前に転ける。

そこから仰向けになりつつ、自分でなんとかしようとする。

(この・・芋虫の状態で・・いけばなんとか・・なるでござるな)
無茶をする。

ハルシャッハ >  
――血の匂いが濃い。
ここ数日、トラブル続きで騒乱が増えれば血の匂いが嫌でも濃くなる。
それは風に乗ってこちらの鼻をくすぐる独特の匂いだ。

レザーアーマーにブロードソード。
鋼鉄のガントレットのみの装備はストリートスタイルと呼ばれる軽装装備。
暗黒街において安全を意味する色を纏う男が、
夜の闇から顔を出すのは偶然の産物だ。

そんな軽装備を主とする男が血なまぐさい現場に顔を出せば、
争乱の現場であったであろう場所に男が一人居るのが視界に映る。
怪我が深いのは馬鹿でもわかる状態の、そんな男が。

「――何をしてるのか知らねぇが。 一旦動くな。」

静止の声は、優しいものだが。同時に何処か冷淡さを感じさせる。
盗賊独特の声色だった。

持流 童男 > 「ははは、・・ちょっと転んじまって・・・スマヌでござるな。よき御仁」

笑いつつも、話しかけてくれた。レーザーアーマーのお人に対して、心配させないように笑いながらも

「いやぁはは面目な・・・い、少し、無茶をした転び方してしまって。・・・あと・・某より、そこにいる、怪我をしている男の人を助けてやってくれでござる。」

鈴音さんとのことは隠しつつも嘘を付きつつ。。
息も絶え絶えにいいながらも。

ハルシャッハ >  
――状況をざっと見渡せば大筋の状況は理解が付く。
何をやらかしたは知らないが、少なくとも片方は表の人間だ。

怪我人は二人。
救急キットの残余を考えれば、在庫を吐けば止血する分くらいならばどうにかなる。
それに、幸いこの辺りには『隠し在庫』もあるはずだ。
使われていなければ、だが。

「――明らかな嘘付いてんじゃねぇ、馬鹿野郎。

 それに、表の人間だろ、お前……。大人しく、少し見せろ。」

まず、優先するべきは応急の止血だ。
傷の大本を簡易に確認すると、救急キットから持ち出すのは細いロープ。
傷の根本を縛る簡易な止血具として使用する。

「ガッツリ縛る。痛いがこらえろ。メインの止血は次だ。」

これを、男と持流に施すのが最優先だ。
まずは、流血を抑えるのが優先になっていた。
傷よりも根本で、力いっぱい締め上げる止血は、あくまで疑似のものだが。
相応に、痛い。

持流 童男 > 「ぐっ・・・!!!!?~~!!!」

痛みを堪える。しかし顔色には出さない、我慢強いから。
思わず苦悶の声が出かけるがこらえる。
そしてこらえつつも

「某は持流・・童男・・、胸を晴れるヒーローを目指してる・・もので、風紀委員をしてる者・・でござるが、情けねぇでござる・・な」
ハハと少しだけほほえみ
「こうして迷惑かけてる自分が一番なさけねぇでござる」

自分の不甲斐なさに怒りながらも震えつつ、少しだけ涙を流しつつも

「・・嘘だとばれたでござるか・・はは鋭いでござるな」
「・・・・だけど、何も・・何もなかったでござるよ・・」

ニット笑いつつも、脂汗がでている。

ハルシャッハ >  
「――気張れ。 メインの止血終わったらすぐ外す。」

――仮初の止血を二人分、手早く済ませるのがまずは先になる。
片方は重症だ。 縛る箇所も多く、その分の時間は相応にかかった。
しかし、血の流れが幸いにして少ない。
仮初の止血もそう長く持つものではない分、出血が少ないのは幸いだった。

「――名前なんざ分かればそれでいい。
 『ブラウン』と呼ばれることが多いか、最近じゃ。

 ――なんだかんだ怪我は付きもんだ。責める気もねぇ。
 だが。 風紀なら個人用の救急キットくらいは備えとけ。
 血の匂いが濃いなら、尚更な。」

両者の出血が止まれば、次は消毒だ。
アルコールを雑に怪我に振り巻く消毒は特に染みるが、
シンプル故によく効くものだ。 気付け薬としても使えるために、
男は度数の高い火酒の小瓶をよく使っていた。
これでも、まずは十分だ。

「染みるぞ。」

火酒を傷口に、瓶の口を抑えて振る。
雫は焼けるが、良く怪我を抑えるだろう。

持流 童男 > 「ぐぅうううう!!!!~~~!!!!染みるでござるなぁ!!」
と言っているが、結構怪我に効いてるのを体で感じながらも

「いやぁ・・今度から、救急キットは個人で持ってくるでござるよ」
ハハと笑いながらも、

「ブラウン殿は・・、良い人でござるな。ありがとうでござるよ。ブラウン殿。」
柔和に笑いながらも礼をきっちりいいつつも、

「某、パトロールをここらへんでやってて、風紀委員としては・・違うんでござろう・・・が。だけど、だからやらないのは・・・違うと思ったでござる。」

「体は丈夫だと思ったんでござるが。なかなか・・・某もまだまだ・・でござ・・るね。」

ニット笑いつつも言いつつも、染みながら

ハルシャッハ >  
「そりゃぁ、当たり前だ。 火酒だからな。」

きちんと消毒を行うだけでも傷の治りは変わる。
中世時代に近い生まれの男でもよく分かる事実だ。
ごくごく最低限、医者から見れば叱られるようなレベルでも、
現実、この現場では良く生きる知恵だ。

「――俺らのような『盗賊』でも、修羅場では持ち込む品だ。
 キッチリやれ。 命に関わることには、手ぇ抜くんじゃねぇ。」

笑う相手に真顔で返しつつ、残りの男にも火酒の消毒を施せば、
小瓶は三分の一くらいが残るくらいになるだろう。
これだけあればまだなんとかなる。男はそう踏んでいた。

「なるほどな。 ――個人レベルでこの辺りで動くんなら、一つ言っておく。
 何も心得のない状態で動いて助けられるのなんざ、たかが知れてる。
 鍛えてても危険な場所だ。ましてやバンピーが動く場所じゃねぇ。

 ――よく考えろ。」

戦闘の心得なしに動いていい場所ではない。
現に、男でさえ最低限の装備を持たねばやっていられない場所でもある。

止血布をキットから取り出し、出血場所に充てがえば純白の包帯が巻かれていく。
古くながらの布包帯だ。 伸縮するものでは一切ないが、それでも圧はよく掛かる。
それを大きい傷から順に、小さい傷は最悪放棄する方向で、
男と持流の体を順々に抑えていくだろう。

持流 童男 > 「うむ・・確かに今回のことで思い知らされたでござる。」
しょんぼりしつつもいいつつ

「戦闘の心得でござるか、たしかに、そうでござるな。
某はこの世界の異能と魔術と戦闘を舐めてたのでござろうな
それが一番情けねぇでござる」

拳を震える手で、握りしめながらもいいつつ

「ありがとうでござる、ブラウン殿。」
「・・・ちなみに聞くんでござるが・・呪い系の異能とかを全部受け止めて防ぐのってありでござる・・・?」

包帯を巻かれながらも、少しだけ質問してみる。

「いや!何分、速攻か、耐える、受ける、叩く、守る、くらいしか思い浮かばなくて」

とへへへと笑いながらも

ハルシャッハ >  
「――修羅場ってのはそういうモンだ。
 事前の準備、事前の目端で生死が決まっちまう。

 ――安い授業料で済んで良かったもんだと思うぜ。」

実際そうだ。
戦闘は、今この場にある手札が何であるのか次第で動きが決まってしまう。
その『札を如何に通すか?』が戦闘の肝であるが、この点においては読みも絡む。

生半可な技ではない。
ヒトが世界に生まれ落ち、原初より始められてきたものが闘争だ。
その歴史を紐解けば、容易に厚みの想像は付こう。
そんな男は、相手の心得を思い。

「――しかし、学べば良いのさ。
 0が1になるだけで、世界は全く違って見えるってもんだ。
 それに、技術(わざ)なら本当に求めるならどうにでもなる。

 ――体格を作り、体術を学び、戦技を追いかけろ。
 俺らも常にそうしてる。」

白の包帯がサクサクと巻かれ、そしてある程度の傷を残して終われば、
男は周囲を見渡し――。 とある落書きの場所へと向かう。

「確か……。 あった。手つかずだな。」

ブロックを軽く外せば、出てくるのは追加の救急キットだ。
残りの部位を抑えるには十二分な包帯がこれで確保できる。
確保さえすれば、残りの傷を巻き始めるだろう。 これで全てカバーが効く。

「――俺は魔術師じゃねぇ。呪いは専門外だ。

 ――ただ。『目には目を歯には歯を』。 魔術は魔術で抑えるのが基本だぜ。
 魔道具の店を当たってみろ。話はそれからだろう。」

相手への回答には十分な回答だろう。
男は魔法は門外漢だ。ならば道具でカバーするのが正道と言えた。

持流 童男 > 「魔道具店でござるか・・ちょっとここらへんを見て回って見るでござる」

どこか納得したように思いつつ、そして勉強になると思いつつも

「体格を作り、体術を学び、戦技を追いかける・・・よし、演習場でシュートスタイルとファイトスタイルの練習と対武器の練習をして見るでござる。学んで見るでござるよブラウン殿。」

必ず学んで、異能を使わずに、無力化することを考えつつも

「強くなるでござるよブラウン殿。某はまだまだでござるがもっと強く、優しく。限界を打ち破るでござる。そうなるよう頑張るでござる。」

包帯を巻かれつつ、残りの傷も巻かれていく中。
その目は強くなるという意思を語っている。

「後なんでござろう、体武器、対魔法、対戦闘・・?くらいでござるかな。多分」

傷が癒えて無くても、何をするか考えている。

ハルシャッハ >  
「――そうするといい。 ただ、傷治んねぇなら無理すんなよ。

 ――止血外すぞ。 感覚戻るから気をつけろよ。」

傷のカバーが終われば、仮初の止血を外していく。
一気に傷の箇所に血が流れる感触が男たちに伝わり、
しばらくは鈍い痛みの波が襲ってくることだろう。

その痛みを感じる時間の間に、
もうひとりの男の口に火酒の残りを軽くねじ込めば、
気付けで息を吹き返すのを確認して。

「――体格2年、体術1年、鍵開け一生。
 俺らはそれくらいをかける。 緩い話じゃねぇが、やれることをやれるだけ、だ。
 きちんとやっていけ。」

そう、言葉を投げる。戦場の現実とはある種そういうものだ。
鈍い体で戦えるほど現実は甘くはない。盗賊である男が、一番それを知っている。
泥臭く這い回り、そして時に青いのかも知れないが、それでも。
全力で目の前に当たるのだ。 それが男のスタンスだった。

「――頑張れよ。
 優しさは強さの源にもなんだろ。多分な。」

そう、男は言葉を載せていた。そして、複数挙げられる要素に。

「――まずは、基礎だ。
 色々要素を追うよりも、基礎を固めろ。」

男はどこかぶっきらぼうに、しかし的確にツッコんでいた。

持流 童男 > 「基礎でござるか・・・!分かったでござるよ、ブラウン殿」
目をきらめかせながらも、まだまだ、胸を晴れるヒーローに離れないけど、だからこそ何をすればいいか嬉しくなって

「うおお、感覚がもどってくるでござるぅ・・!わかったでござるよ!、『無理』はしないでござる」

ニットわらいつつも、

「頑張るでござる、ブラウン殿。強くて優しくて胸を晴れる守れるヒーローになるでござる」
そのためには
「まず基礎を固めるでござるようおおおおいててててて」
と言いつつ立ち上がろうとして、歩き出そうとする。

ハルシャッハ >  
「――基礎なしに技だけなんざ、絶対コケんだろ。」

気持ちは分かる。何処か男もそんな気持ちが無いわけではない。
しかし、現実を叩き込まれる職種柄、どうしても現実を見ざるを得ない。
そんな男は、青さというものを何処かおいてきてしまっていたがゆえに、
相手のことが眩しくさえ感じていた。

そのコントラストの中で、相手を見やり。

「――相手を見極め、時に逃げろ。戦闘だけが守りじゃねぇんでな。」

そう言葉を投げた矢先に立ち上がろうとする相手を見て。
正面からの前蹴りを、柔らかく押すように入れるのだった。

「――少し座っとけ。」

軽く周りは見ておいてやるから。
粗悪で手荒い、男なりの優しさだった。

持流 童男 > 「ぬお!?・・・おう、分かったでござるよブラウン殿」
と言いつつブラウンさんに対して柔和に笑いつつ

「しかしこう・・・必殺技とかあったほうが良いでござるよね」
「こう・・・単純な・・かっこいい・・!」
ワクワクしながらも言いつつ

「あ勿論基礎は固めるでござるよ!」
「いやぁ・・鈴音殿の一撃はかなりかっこよかったでござるからなぁ!・・・あ!!!」

言いつつ口をばってんにする。

ハルシャッハ >  
何処からツッコんで良いのかわからない男である。
全くもって、なんというか。まだ知らないが故の世界だ。
そして、そんな感覚を持った相手が、何処か男は羨ましかった。

「――立ち回り。 通常の動きすべてを必殺技にしろ。
 何処までも泥クセェが、それが一番の近道だ。」

一言。 ワクワクは分かる相手だが、まずは浮つくなと。
男からすれば、それが基礎だったからこそ。

「――誰が居ようと知ったことじゃねぇ。
 しかし、抑えるもん抑えてから、動くんだ。

 ――すこし落ち着いたら表通りへ抜けろ。
 それまでは近く、張っといてやる。」

何処か呆れ顔な、緩いやり取りを交えて。
軽い片付けを済ませれば、闇に消えるだろう。
宵闇の案内人として、
男は足すべき物を足せば次の道へと向かうことになる――。
男の傷を軽く押さえる時間は、優に作れることだろうから。

ご案内:「落第街 路地裏」からハルシャッハさんが去りました。
持流 童男 > 「立ち回り・・通常の動き全てを必殺技に・・かっこいいでござる・・!!」

目をキラメつかせながらもブラウンさんに笑いつつ
「泥臭くてかっこいいのがいいでござるよ!」
言いつつも笑いつつ案内されることに関して

「ありがとうでござるよブラウン殿」

おとなしく表通りに抜けていく

ご案内:「落第街 路地裏」から持流 童男さんが去りました。
ご案内:「落第街 路地裏」にヴォルフさんが現れました。
ヴォルフ > 路地裏に巣食う違反組織や不良グループの一つとされる集団。
それを率いる男は今日も路地裏を手下を数人連れ歩く。
同じようなグループが多いこの場は定期的に支配地だと示さねばあっという間に支配権を奪われてしまう事も多々。
普段は手下に回らせてはいるが時折は男自身で足を運び。

回ればどこからかトラブルも起き、男を倒し名を上げようとする二級生徒に襲われる事もあり。
ただそれは……

「粋がってもう終わりか?なさけねぇな。あ?」

手下に相手をさせ、その中でも特に生きの良い相手を自らの手でぶちのめし。
動かなくなった相手を踏みにじり言葉を吐き捨てる。
手下の手に負えない時は期待もしたが戦ってみれば期待外れでしかなく。
反応を見せなかった相手を蹴り飛ばせば手下に金の回収を命じ路地を歩く。

ヴォルフ > 「ッチ、最近馬鹿どもが随分粋がってるな」

トラブルは歓迎する事ではあるが生きが良いだけの馬鹿の相手は苛立ちしかなく。
しかもそう言う相手に限り手下では手に負えない程度の強さもあるために始末に負えない。
ただでさえこの世界の人間は脆く、軽く撫でただけで大怪我という事すらあり。

「てめぇの実力を理解した馬鹿でも沸かねえぁ…」

まるで同じ路地裏の住人をゲームのモンスターと同列のように扱い。
少し睨めば逃げていく腰抜けに舌を打ち。

ヴォルフ > 路地を歩きやがて落第街の騒動が聞こえだせば来た道を戻る様に別の路地にと入る。
このまま落第街に抜けても良いが今日は縄張りの確認が目的だというように。
落第街に抜けてしまえば手下は解散ムードが流れてしまう事もあり、そうではないと言うように示し。

「そうだったな。お前ら、最近の騒ぎには俺たちは干渉しねぇぞ。
ああいうのは騒ぎたい奴にやらせりゃいい」

実入りがあるならば参加も悪くはないがどうにもそうではないと勘が訴える。
特のない騒ぎに首を突っ込むほど酔狂ではなく、そしてそれ程の勢力をまだ組織できていない今ではデメリットが大きく。
こいつらがもう少し使えればと思わずにため息を吐き。
拠点に戻れば少し仕込んでやるかと珍しくそんな事を考え、手下と共に路地裏の奥へと消えて…。

ご案内:「落第街 路地裏」からヴォルフさんが去りました。
ご案内:「落第街 路地裏」に日ノ岡 あかねさんが現れました。
日ノ岡 あかね > まるで人気のない路地裏。
通信端末越しに……また一人、『トゥルーバイツ』の人員が『真理』に挑み、死んだと知れた。
残りはもう二十数人そこら。
下馬評通りの結果に……あかねは小さく笑った。

「『真理』は遠いわね」

分かり切っていることを、口にしながら。

日ノ岡 あかね > あかねの『デバイス』も、起動時期は概ねやっと試算がでた。
おそらく、25日の夜。26日まで掛からなかったことは僥倖といえるか。
泣いても笑っても、そこで『結果』が出る。

「『楽しみ』ね」

月明り以外何も差し込まない路地裏。
一人、あかねは呟いた。