2020/08/06 のログ
ご案内:「落第街 路地裏」に刀々斬 鈴音さんが現れました。
■刀々斬 鈴音 > 手に歪な通信端末を持った少女が路地裏を歩く…歩く…歩く。
「…全然鳴らないんだけど!!どうなってるの!?」
先日怪しい男からもらった通信端末。
あれからしばらく待っているのにピクリとも鳴る様子はない。
「えっ?もしかして鈴音騙されたの?寝てる間とか鳴ってた?」
『いや、鳴っていないぞ。』
レーダーか…家に持って帰るの嫌だなあなどと思いながら家に持って帰ったのにも関わらず全くなっていないという。
これはもう別の目的で渡されたものなのではと勘ぐってしまう…。
■刀々斬 鈴音 > 「じゃあこれは何?発信機的なもので鈴音の場所を常に知りたかったみたいな?鈴音のファン??」
相手が鈴音のファンであるなら様々な事に納得がいく。
仮面を被ってたのも鈴音と会うのが恥ずかしかったからだろうし…友達になろうっていったのも本心からだろうし…
きっと今頃は必死にいろんな人に鈴音に無抵抗で斬られるように頼んで回ってるのだ…。
「そう考えたらしっかり斬ってあげたほうがよかったなあ…。」
鈴音は別に芸能人とかではないが自分自身は可愛いのでファンサービスを行う義務があると思っている。
握手したりサイン書いたり、斬ったり。サービス精神旺盛だ。
■刀々斬 鈴音 > 近づいてくる二人組の足音、見ると風紀委員の腕章。
「あっ、隠れないと…。」
物陰に隠れてやり過ごす。風紀委員とやり合うのは色々とめんどくさい。
…何か今日やたらと風紀委員が巡回している気がする。
何かの行事があるのだろうか?
緊張感を持った様子で歩いて行った二人組が見えなくなると出てきてため息をひとつ。
「今日なんか風紀委員多くない?これのせい?」
手に持った粗雑な通信端末をじっと見る…いや、関係ないか。
■刀々斬 鈴音 > 『鈴音、この風紀の数だ…しばらくは目立たずにやり過ごせ…私も我慢する。』
「そうだね。ちーちゃん、輸血用のパックとか買ってもらう?」
『我慢できなくなったら…。』
風紀委員相手に事を起こすのはあまりよろしくない…
しばらくは道で人を斬るのは我慢しておこう。
合法な手段を選んでも斬る人には困らないのがこの街の良いところ。
『…鈴音、それは捨てなくていいのか?』
「うーん、もしかしたらそのうち連絡あるかもしれないし…持ってるよ。」
通信端末をポケットの中にしまい込むと。そのまま、路地を歩いていく。
ご案内:「落第街 路地裏」から刀々斬 鈴音さんが去りました。