2020/11/17 のログ
ご案内:「落第街 路地裏」にシャンティさんが現れました。
シャンティ > 人気のない路地裏で、女はぼんやりと立つ青年と二人、佇む。

「ふふふ……あははははは……あぁ……あぁ、あぁ……おか、しぃ……わぁ……ふふ。 風紀委員、と……公安、の……対決、に……あは、神代、理央くん、は……奴隷、の……よう、な……部下、を……また、一人ぃ……ふふ」

笑う 笑う
面白そうに笑う


「いい、わぁ……すこ、ぉし……遠い、か、ら……細か、く……読め、なぃ……の、が……残念――だ、けどぉ……ふふ。 いいわ、これ、くらい……で、も……十分……」


満面の笑みを女は浮かべる
まるでお気に入りの本を読み終えたかのような風情で。


「さ、ぁて……神代、理央……神宮、寺ぃ、蒼……太朗……特務、広…報部ぅ……に……あは、レオ・スプリッグス・ウイットフォード……彼、は……ふふ、昔、の……風紀、委員……っぽい、わ、ねぇ……レイチェル・ラムレイ、もぉ……五代、基一郎……も……他、に……も…みぃ、ん、な……退いて、しまった…か、と……思った…けれ、どぉ……いい、わ、ねぇ……ふふ……でき、ればぁ……あの、アフロ、の……人、とか……シンデレラ、ちゃん、とか……巻き、こめ…る、と……いい、わ、ねぇ……」

ふと、思案げに人差し指を唇に当てる。


「で、もぉ……やっぱ、りぃ……こちら、の……役者、よ、ねぇ……F.U.R.Y……虞淵……他、はぁ……焔誼迦具楽……クロロ……うぅ、ん……即興、役者、が……多そう、よ、ねぇ……」

首をわずかにかしげる
かつてのように、大きな旗印の下に集う……というには、思想も指向も嗜好もだいぶかけ離れている
これでは、いまいち劇としては物足りない


「演出……家、じゃ……なぃ、ものぉ……うま、く……いか、なぃ……わ、ねぇ……」

小さくため息を付いた。

シャンティ > 「まぁ……しょう、が、なぃ……わ、ねぇ……貴方……は……貴方、で……行動、して……も、らぅ……わぁ……? そぅ、ねぇ……やっぱ、りぃ……最初、は……啓蒙、から……か、しらぁ……」

傍らにぼんやりと立つ青年に向かって女は言う
その手に、新たな本が現れる。


「彼の地は、堕落と退廃の街なり。しかしてまた、そこに住まざるを得ぬ無垢なる者たちもあり。虐げられし、彼らの怨嗟を聞け。彼らの声よ届け。今此処に、悲劇の渦中にありし子らを呼び覚ませ」


ひとしきり謳い上げる
声とともに、闇がゆらりと揺れ……年端も行かない子どもたちが現れる。


「……ふふ。まず、はぁ……彼ら、と……『暴威』に、対し……て、抗議……で、も……し、て……もら、おう……か、しらぁ……」


くすくすと笑う


「なに、しろぉ……彼、は……子供、にも……引き金……を、ひけ、る……みた、ぃ……だ、からぁ……ね」

シャンティ > 「さ、ぁ……あと、はぁ……街、と……風紀……それ、に……公安、次第……か、しらぁ……ふふ。 この、街の…阿鼻、と……叫喚、は……つづ、く……の、かぁ……それ、ともぉ……むか、し……みた、ぃに……旗、印、の……下、に……あつま、る……人、が……でる、の、かぁ……あぁ……それ、ともぉ……」

恍惚とした表情を浮かべる


「戦争……か、しらぁ……ふふ。どれ、も……面白、い……わ、ぁ……あは、あはは、あはははははははは」


狂気の笑いが街に静かに響く


「……ふふ……じゃあ……今日、から……貴方、は……『アルビトロ』……集まり、はぁ……ふふ。『イル モルテリオ』、よぉ……よろ、しく……たの、む……わ、ねぇ……?」


青年に向けて女は笑う。
ぼんやりと立っていた青年は突然生気を吹き込まれたように、女を見返す。

アルビトロ > 「はい。全ては弔いのために。この劇に新たな波紋を呼ぶために。」

青年ははっきりと告げた

シャンティ > 「いい、わぁ……で、は……命、を……捨て、て……お願い、ね……? ふふ。いい、わよ、ねぇ……だって、貴方……もう、死んで、る……ものぉ……ね。」


酷薄な笑みを浮かべ、女は告げる
青年は当然のような顔をして何も答えない


「さ……いき、ましょ、う…… この、街、を……この、常世、を……ふふ…… すてき、に……かえ、る……ため、にぃ……」


女と、青年。そして、少年少女たちは闇へと消えていった。

ご案内:「落第街 路地裏」からシャンティさんが去りました。
ご案内:「落第街 路地裏」にF.U.R.Yさんが現れました。