2021/03/04 のログ
ご案内:「落第街 路地裏」にフードの男さんが現れました。
フードの男 > 風紀委員が通りを封鎖し物資の供給に支障が出始めた落第街の路地裏。
歓楽街に通じるその路地で壁に背を預け、傍らに護身用の武器を立てかけての商売。
今までなら客が来れば御の字だった場所だが今は色々な物を求める落第街の住人が多く。

「毎度アリ、金サエ有レバマタ売ッテヤルカラナ」

今にも違反部活に所属居ていそうな数人の男たちに医薬品の詰まった袋を高めの金額と引き換えに手渡す。
客も売り手の被る怪しげなマスクや合成音声と判る声に怪しげにはしているが必要な物が買えるならそれでいい様子。

そんな客が去っていけば直ぐに別の客がやってきては必要な物を告げ。

「アア、ソレナラ有ルヨ。金ハアルンダロウナ?
……ソノ金額ナラコレダケダ。早クイッチマエ」

次の客はいかにも金がなさそうな生徒。
あまり持っていないと言っては見せられた金額に先ほどの客たちよりも多めの物を押しつけ。
驚いた顔をする生徒に手を振り追い払えば次の客は…と路地に視線を向けて。

フードの男 > 視線を路地に巡らせば新たな人影が近づいてくるのに気が付き。
客か通り過ぎるのか、どちらかと様子を伺えば前で足が止まり。
そして告げられた求める物にはマスクの下で顔を歪ませるもので。

「武器ダト?コレ以上、ドンパチスル気カ?
正気ジャネーヨナ」

また盛大な手入れの原因を作るつもりかと呆れはするが客は客。
そして投げ渡された分厚い封筒、その中身を見れば懐にしまい込み。

「言ットクガ俺ヲ巻キ込ムナヨ?」

金は欲しいが面倒ごとを求めないのが少し前からの商売スタイル。
相手が頷くのを見れな商品が入るカバンからそこに入らないサイズのトランクケースを取り出し客へと押し付け。
その中身を確認し、不気味に笑う客に早く消えろと手を振り追い払って。

フードの男 > その後も客が来れば商売を続け、在庫が少なくなればその場を後にして。
ご案内:「落第街 路地裏」からフードの男さんが去りました。