2021/04/18 のログ
ご案内:「落第街 路地裏」に神代理央さんが現れました。
神代理央 >  
(相変わらず、汚い街だ)

街、と呼称して良いのかはさておき。
埃と瓦礫。吐瀉物と割れた酒瓶。
そんなものが散乱するひび割れたアスファルトの路地裏。

決して好きとは言わないが、訪れた回数だけなら風紀委員の中でも大分多い方かもしれない。
今回は、任務を終えた帰り道。違反組織の拠点を、文字通り焼き払った後。
硝煙と砲煙の匂いを色濃く纏わせて、人気のない路地裏を進む少年。

神代理央 >  
車を回すには時間がかかる、との事だったので大通りまでは歩く事にしたのだが。
薄汚い路地裏を踏み締める度、大人しく待っておくべきだったかと若干後悔の念が沸き上がる。

「…あまり靴を汚したくは無いんだがな…」

懐から取り出した煙草に火を付けながら、砂利道の様なアスファルトを踏み締める。
咥えた煙草から、甘ったるい紫煙が周囲の匂いと混じって、消えていく。

神代理央 >  
やがて、少年は落第街の大通りへとその姿を消すのだろう。

ご案内:「落第街 路地裏」から神代理央さんが去りました。