2022/01/23 のログ
紅龍 >  

 静かな一日だ。
 どうやらこの街そのものが今は息をひそめているらしい。

「――ん、ああ、オレだ。
 なんだ、もう仕上がったのか」

 ボケっとしてたら、『得意先』からの連絡だ。
 どうやら頼んでいたもんが出来上がったらしい。

「――ああ、そうだ、指定の場所へ運んでやってくれ。
 報酬はオレが取り立てておくから心配すんな。
 ――おう、頼んだぞ」

 通信が終わる。
 どうもあの『探偵』が、閉鎖区画にも鼻先突っ込んでいるらしいからな。
 どうせ装備が足りねえと泣き付いてくるだろうから、用意してやったわけだ。

「あいつに死なれても面倒だからな」

 使える手札が減るのは、今は避けたい。
 『マヤ』の方もあん中に入っていったらしいが――あいつは大丈夫だろう。
 不愉快な顔はしてそうだが、死にはしねえ。
 ――とはいえか。

「『真夜』が入っていくようなら、ほっとくわけにもいかねえな――」

 よっこらせ、と腰を上げる。
 とりあえず今日のところは引き上げるとするか。
 道すがら、あいつらに連絡の一つも入れておくとしよう――。
 

ご案内:「落第街 路地裏」から紅龍さんが去りました。
ご案内:「落第街 路地裏」に羅刹さんが現れました。
羅刹 > 男は、前回達成できなかった移動を今日も試みていた
妙な事に巻き込まれ、迂回するにも道は潰れていたため
取引先には金を渡し、再度直接会う約束を取り付けることができた

こういった時に使える手足が少ない以上、自分が動くしかない
リスクがあったとしても、飲み込まなければならない

(トップが2人じゃあ混乱するが、近しい奴を作らねえとな…)

礫も焔もこういったことには向いていない
諜報ならば梟が居るが基本あれらは隠密だ
かと言って、今外部から引き入れるのもリスクが高い
さてどうするか、と考えながら

手遊びで煙草を吹かしつつ、路地裏を目的地へ歩いていく
顔が知れ渡った今では、闇討ち、襲撃何でもありなのだろうが
活動していく上ではこの動きは必要不可欠だ

羅刹 > 男の歩みは止まらず。
今日は何事も無く、一つ仕事を終えられた

ご案内:「落第街 路地裏」から羅刹さんが去りました。