2022/02/11 のログ
ご案内:「落第街 路地裏」に羅刹さんが現れました。
■羅刹 > 終わりを見せる新年の明るい騒ぎ達も、学生がざわめく考査もこの街にはあまり関係が無い
一部、人員が浮足だったりはしていたが。それもすぐに収まった
「――――――…………」
相変わらず、自らの足で動かなければいけない部分が多いのは改善すべきところである
勝手に動いている人員の内幾人かは、呼びかけても応じず
『ある程度』の縮小としていた計画は、頓挫の兆しを見せていた
今頭を刈り取られれば、そのまま組織は烏合の衆になり果てる事だろう
この辺りが限界か、と
挽回を目指す男の頭にもふと頭に過ることが増えてきた
それでも足掻き、人員、組織との繋がりを維持してはいるが結局は維持に留まる他ない
武器を集め、能力を集めても尚
生身で対物ライフルを受け切り、それを吸収し
破滅の月を浮かべる相手への対抗策は未だ浮かばない
とは言っても、それを考え続け、暗澹たる思いに心を支配されれば後に残るのはただの抜け殻だ
どういう形であっても目的を果たすか、自らの生に意味を見出し、あるいは終わらせるために
ざわめく心を、サングラスと煙草で隠しながら夜を歩く
■羅刹 > 目的地までは、もう少しだ。
今日の相手は新たなスポンサー予定…とは言っても以前の協力者ほどではない
あの人物も人物で、ここから姿を消しているということは何がしかの出会いがあり宣言通り足を洗ったのだろう
(…………いや、それはねえか)
先の戦いを思い出し
あの男から情報が漏れた可能性を完全には否定できないが、限りなくゼロだと断じる
『取引』については言い分が怪しい部分はあったとはいえ、約束を交わした際の眼は本物であった
あれで漏洩されていたなら、それこそ首のくくり時というものだ
「しかし。相変わらず騒がしい」
最近は…薄く情報が入ってくるのみではあったが怪異のようなものも暴れていたらしい
巻き込まれずに済んだのは幸いだったか
怪異と言えば、災厄と呼んだ相手のこともだが…それはまた見極めが必要だろう
強奪、暴力、罵声、怒鳴り声
そんな音が時折響く街で、目的地へ向けて足を進めていく
時折、瓦礫を踏む音を鳴らし、蹲る誰かを横目で見ながら。
■羅刹 > ――今日も何事もなく。また落第街の夜に男は消えて
ご案内:「落第街 路地裏」から羅刹さんが去りました。