2022/10/06 のログ
ご案内:「落第街 路地裏」に笹貫流石さんが現れました。
■笹貫流石 > 違法パブ『地獄の門』で用心棒の代理、という面倒臭いお仕事を2日間連続で、というのは流石にきつい。
めっちゃ疲れた顔で路地裏をとぼとぼと歩く。これなら鎖でパルクールもどきで帰った方が早いのだが。
「疲れた…っかしいな…俺は何か扱き使われる星の下に生まれたのかねぇ。」
呟きながら、もそもそと懐からイヤホンを取り出して耳に装着。
頭をすっきりさせたいので、ちょっと重低音が効いた”ロック”な音楽をチョイス。
(ほんと、無心で音楽を聴いてるのが一番気分が落ち着くんよなぁ…。)
俺に足りないのは癒しパワーなのではないだろうか?あとお休みが欲しい。
路地裏も歩き慣れている…と、いうか一応は元・二級学生の出身なのだ。
この辺りはあまり変化もしていない一角だから早々迷う事は無い…と、思いたい。
「…って思ってると何故か迷ったり面倒な事に巻き込まれるのが俺のパターンだしな…。」
昔っから扱き使われたり死に掛けたりと色々あったので、まぁ、うん。いずれぽっくり死にそうだ恐い。
■笹貫流石 > 「…えーーと、帰ったら取り合えず寝て…起きたら学園、放課後はまた監視業務……つれぇわぁ。」
何せ、監視する連中が監視されてるのにフリーダム過ぎるのだ。しかもとばっちりが”何故か”俺に来る。
監視対象”最弱”の俺になんてハードル高い無茶な任務させんの!?と、何度思ったか分からない。
「…お陰で、最近『死の気配』が濃くなってる気がしないでもないんだけど、俺の死期でも迫ってんのかなぁ。」
縁起でも無いが、【死神】さんに心当たりがありすぎる少年としては笑い話にならない。
ロックな音楽をイヤホンで聞きながら、路地裏を歩く速度は心なしか疲労感で重い。
ちなみに、3日前は”空を飛ぶ誰かさん”に振り回され、
2日前は”引き篭もり”にパシリさせられてから違法パブで用心棒代理、
昨日は俺の”天敵”に半殺しにされそうになり、その後はまたパブで用心棒。
(…青春!俺の青春これでいいのか…!?こう、女の子とデートとか他にあるよな!?)
表向きは一般学生なので、こう、もっとさぁ…あるよな?うん、本当につれぇ。
ご案内:「落第街 路地裏」に笹貫流石さんが現れました。
■笹貫流石 > 「取り合えず、帰って…あー、風呂面倒臭いからシャワーでいいか…飯はなんかコンビニで適当に…。」
音楽が丁度終わったタイミングでイヤホンを一度外す。
何と言うか、監視対象になってすっかり下僕やパシリじみた属性が染み付いてしまったが。
「ま、そりゃ自由に生きれたらそれがベストなんだけどさ。
俺みたいなのはある程度、こう、何だろうな…”重石”が必要かな、と思う時もあるんだよな。」
俺に限った話じゃない。そういう奴って多分少なからず居るのだと思いたい。
問題は、その重石がちょっと想定外より重くて俺のキャパシティー超えそうなんですが。
(そういう意味じゃ、二級学生やってた頃はフリーダムだったなぁ……うん。)
随分ヤンチャもしたものだと思うが、昔は昔で今は今だ。黄昏てもしょうがない。
「さーーーてと!さっさと帰ってまずは風呂!飯!そして寝る!!」
一先ずはそうしよう。元々、あれこれ考えてもドツボに嵌まってしまいがちだし。
『軽い』自分を演じてる以上、それをある程度貫くだけの覚悟は持つべきだ。
「……で、ここはどの辺りだっけ?」
――で、そんな土地勘ある筈の路地裏でプチ迷子になって深夜帰宅になったのは締まらない彼らしいオチだったか。
ご案内:「落第街 路地裏」から笹貫流石さんが去りました。