2020/06/24 のログ
伊都波 凛霞 >  
アセチレンガストーチ…まあこの形状はバーナーブレードなんて言い換えても良いかもしれない
それをいかにも珍しい、といったような表情をする怪異
…やや、その無垢な様子に調子は狂うけれど
この少女が危険な存在かつ、風紀委員関係者に怪我を負わせた事実は変わらない

そういった思考を巡らせながら、普通の人間ならまず見失う死角から死角へのポイントムーブを繰り返して少女へと距離を縮めてゆく、その最中で感じること

「(──見られてる…!?)」

予測だとか、読みだとか
そういったものは物の数ではない
無限に裏をかく術がる
けれど、普通にその全てを視野に収められては──

「っあ…!」

力技では勝てるわけもなく、簡単に武器を奪われる
認識の甘さ、情報の収集程度に留めるべきだったと後悔する
──この怪異は、十分な情報の元で万全を喫して、無力化しなければならない類の──化け物だ

アーヴァリティ > 「面白いねこれ!今度ゆっくり遊ばせてもらうよ!」

なんて、戦いとは関係なしの好奇心。
もしこの武器を見るのが二度目であれば、武器を奪うなんて無粋なことはしないのだがー
好奇心には勝てなかった。

武器を奪い取れば、すぐに奪い返されないように大きく後ろに跳ぶ。
そして、新しいおもちゃに興奮する男児のような楽しそうな表情で「へー」「ほほー」などと声をあげながら観察すれば、異空間へと収納して。

「ごめんごめん、面白そうだったから貰っちゃった!
それじゃあ、僕からもお返しするよ!」

申し訳なさそうに両手を合わせて謝れば、展開していた触手を全部回収し、身体強化で全身を覆いー
地面を凹ませて壁の方へと跳躍し、そのまま壁を蹴り、反対側を蹴り、と。
高速で凛霞の方へと迫る。
何事もなく其の手が届く範囲まで迫ることができれば、首元を掴み、そのまま壁へと叩きつけるであろう。

伊都波 凛霞 >  
「…はは、参ったなぁ…」

片腕が使えない故に選んだ、攻撃力の高い暗器の一つだったが
奪われてしまっては元も子もない

…どころか、先だっての自分の動きとはまるで別種であるものの、高速で迫りくる怪異
その動きの全てを凛霞の眼は捉えていた
おそらく片腕のダメージさえなければ、接敵までに迎撃の手を数点は用意できただろうが──

距離をとろうと後ろへ跳ぶ、
その瞬間には既に首元を掴まれ、胸元のリボンが千切れ落ちる
刹那、何を考える暇もなく壁へと叩きつけられる

「か、は───」

受け身など取れる道理もない
肺の中の空気が強制的に押し出され、横隔膜が痙攣し機能不全に陥る

首元を掴まれたままならば、その視線を下へと向ける

「──も、う、負けない…、って──」

約束した故に、まだ意識を手放さない
戦う意志もまた陰りを見せない

自身の首元、掴んでいるその腕に両脚を絡み巻くように体重を流し、瞬時にねじ切るような、回転を全身を使って加える
つむじ刈り、と呼ばれる──腕を徹底的に破壊する技
──常軌を逸した怪力を持つ少女に、通用するかは甚だ怪しい、苦し紛れとなるか、それとも

アーヴァリティ > 「おっと」

これだけダメージを受けてまだこれだけ動けるなんてびっくりだなあ、なんて余裕ありげなことを考えながら地面を蹴って、腕の捻れる方向に回転する。
そして、回転の軸を凛霞から力任せに奪い取れば、着地と同時に其の腕ごと地面に凛霞を叩きつけた。

それだけでは殺しきれなかったダメージが腕に強烈な痛みを与え、少し顔を歪めるが、其の程度のダメージ。
叩きつけられたと同時に凛霞が手を離すのであれば、一歩下がり再び触手を両腕に展開
離れないのであれば、極められながらも力任せに離れるまで地面に叩きつけようとするだろう。

伊都波 凛霞 >  
──……‥

起死回生、とまではならなくとも腕を奪えれば…
っていうのも、虫が甘かったかなあ、なんて

地面に叩きつけられ、気を失いそうになりながら、そんなことを考える
二度、三度、四度、五度──

二桁に差し掛かり、制服が泥にまみれ剥き出しの肌を擦傷が覆う頃
凛霞の意識とは無関係に、その手がアーヴァリティの腕から離れる

「──………」

気を失った凛霞は虚ろな表情のまま、地面へと崩折れ、その身体を横たえた

意識を手放すその最後まで『負け』を拒んだが──力及ばず
あるいは、整った土俵ならば、遥かに善戦、あるいは制圧もできたのかも、しれなかったが

ご案内:「スラム」にレイヴンさんが現れました。
レイヴン >  
日課の――と言うほど毎日やっているわけではないが――見回り。

一見変わったことはなさそうだが、裏では何が起きているやら。
見て回ったところで何か見付けられるわけでもなし、しかし教師としてそこは風紀委員だけに任せる気にもなれず。

「……」

そうして何か見付けたわけでも無い。
何か変わったことがあったわけでも無い。
虫の知らせ、と言うべきか。
ふとスラムの方へと脚を運ぶ。
そうして角を何度か曲がり、

「――、」

それを見付けた。
触手のバケモノと、地面に倒れ伏す生徒――辛うじて腕の腕章で風紀委員だとわかった――の姿。

「――そうか」

片刃の体剣を転移し、装備。
ゴッ、と革靴のを鳴らし、一歩、また一歩。
ゆっくりとした歩みから早足へ、そして駆け出し、全力疾走。
ゴリゴリと大剣を地面に擦りながら、バケモノとの距離を詰める。

アーヴァリティ > 「っ...うーん...もうこの腕捨てちゃうか」

10回近く叩きつけ、ようやく凛霞が離れた腕は、ほぼちぎれていた。
まさかあそこまで粘るとは思わず、最後の方はもはや力の調節もできていなかったかもしれない。
死んでないだろうな、なんて反省しつつ、千切れ欠けの腕が再生するのを待つよりさっさと生やした方がいいと判断し、其の腕を千切ってー

「一応、生きてはいるのかな...?
あ、生きてる生きてる、よかったよかった!」

何て、豊満な胸に阻まれた心臓、ではなく脈を確認すれば、生きてることを確認して。
千切りとった腕を彼女の隣に置いて。

「楽しかったよ!拳砕くんじゃなくて腕ちぎったのは凄かったと思う!ありがとうね!」

なんて、清々しい笑顔で告げて、去って終わればよかったのだがー

「ごめんね、凛霞ちゃん。この傷も治るまで放置しておきたかったけどー」

腕を異能で再構築し、触手を両腕に絡ませ、音の方を振り向けばー

「あ、レイヴン先生だ!先生意外と戦えるタイプだったりします?!」

なんて狂ったように笑い、軽口を叩きながらその大剣を地面に擦らせながらこちらへと疾走する教師へと跳戟を放つべく、下から上へと大きく腕を払うだろう。
当たっても、せいぜい浅く切れ、血が出る程度だろうが、その範囲はとても広い。何もしなければ肩口にぶっ刺さるだろう。

レイヴン >  
肩へと迫る触手を身体を捻って回避。
初見の相手、しかし能力のおかげである程度は攻撃が読める。
最初からそこへ攻撃が来るのがわかっていたかのように、最小限の動きで触手を避け、

「――ふッ!」

両手でしっかりと握り直した大剣を振り下ろす。
触手ごとその体を両断するかのような重く鋭い一撃。
当たるなら良し、避けられるならそのまま地面に倒れている女子生徒とそのバケモノの間に立ちふさがる様に割り込むだろう。

アーヴァリティ > 「レイヴン先生危ないですよ!
そんな大剣で斬られたら国語の課題もできませんよ!」

なんて、冗談っぽく言いながらも大剣は体を横にして地面を蹴ることで回避。
結構ギリギリな動作であったが、なんとか回避仕切ってー

「お久しぶりですレイヴン先生!国語の課題はまだ出していませんけどね」

なんて、昔出会ったときの声で、調子でそう語りかけるであろう。
その表情には戦意というよりかは揶揄ってやろうという意思が見受けられー

レイヴン >  
国語の課題?
何を言ってる、こんなバケモノを生徒に持った覚えは、

「――あぁ」

あの時の。
まぁ、どうでもいい。

「今なら見逃してやる。さっさと消えろ」

女子生徒が気になるが、このバケモノから目を離すわけにもいかない。
本来ならばぐちゃぐちゃのめためたに叩き切ってやりたいところだが、そんなことをしている暇はない。
脚を広げ、大剣を身体に隠すように構える。
ここから先は、触手一本通さない、と言うように。

伊都波 凛霞 >  
───…………

助けに入った男のことや、自分を叩きのめした怪異のこと
それらのことを認識しようにも凛霞の意識は暗く混濁した闇の底に沈んでいた

ご案内:「スラム」から伊都波 凛霞さんが去りました。
アーヴァリティ > 「うーん、レイヴン先生とここで戦っても面白そうなんだけどねえ」

本当に惜しそうな口調でそう言えば、うーんと悩んで見せるがー

「人集まってきちゃったみたいなんだよね
ほら、聞こえるかな?」

確かに辺りからは目の前の教師のものとはまた異なる足音が聞こえている。
どうにも他の誰かが来そうなようだ。

アーヴァは知らないが、最初に凛霞と共に来ていた他の風紀である。
今更ながら、この戦場へと駆けつけようとしているらしい。

「体力的に余裕ないわけでもないし、魔力も全然あるんだけどねー
ちょっと大人数相手は厳しいかな、
だから~先生ありがとうね!また今度戦ろう!

凛霞ちゃんも!またね!」

なんて、満足げで、レイヴンへの挑戦的な笑みを見せれば、コーナーの壁を蹴り、建物の上へと消えていくった...

「これでまた次の風紀が楽しみだなあ
今度は両腕持っていかれる...いや首かなあ...」

なんて、未来に期待しながら、何処かへと消えていった。

ご案内:「スラム」からアーヴァリティさんが去りました。
レイヴン >  
「『また』はねぇよ――テメェは俺が潰す」

鬼のような形相で彼女?を睨みつける。
彼女がその場を離脱したことを確認すれば、剣を放り投げて後ろの女子生徒のそばへしゃがみ込む。

「おい――っ、クソ、お前か……! おい、誰か! こっちだ!!」

その顔を確認すれば、良く知っている生徒のそれで。
ギリ、と歯ぎしりをし、こちらへ駆け寄ってくる足音へ大声で叫ぶ。
そのまま応急手当の後、彼女を抱きかかえて病院へと走る――。

ご案内:「スラム」からレイヴンさんが去りました。
ご案内:「スラム」に持流 童男さんが現れました。
持流 童男 > 「さてパトロールでござる」
と言いながら、ボロボロのマントを翻して隠しきれてない覆面を被りながら、スラムを散策している。

「むむ・・?」
どこからか助けを求める声が聞こえた。

アンドロイド > 「やめて!!!」
悪漢に襲われている、今にもつれされらそうなアンドロイドが
震える声でしかし、か細い声で

「助けて・・!」

しかし悪漢に口を覆われ、その声も聞こえなくなり絶望しかけた時、

悪漢 > 「誰もこねぇよ!お前らアンドロイドは二束三文だが、かもに握らせりゃいい金になるからなぁ!ひゃっはは!」

下卑た笑みがスラムにこだまする。よくあることなのか周りも見てない。このまま連れ去ろうとしたその時。

持流 童男 > 「いるでござるよ。ここに」
と力強い足踏みとともに、そして、ボロボロのマントを翻し、隠しきれてない覆面を被りながら。

「お主の助けを呼ぶ声、たしかに聞こえたでござる。もう大丈夫でござる」

「拙者が、来た」

と眼の前にはヒーローのコスプレをしたオタク風の英雄が、そこに立っていた。

悪漢 > 「なんだてめっぇ・・!!ぶっはっは!なんだそりゃヒーローのコスプレかよ!!、自分をヒーローだと思ってるんでござるか~」
と悪漢は完全になめた口調でヒーロー姿のオタクにいう。

「それによ、このアンドロイドは、感情があるロボットだ。それが、お嫁さんになりたいなんて言う夢を、もっちまったから、修正しようとしてるだけですよ~ヒーローどの~」
と悪漢は煽る口調でいう。

持流 童男 > 「夢を・・・バカにするなでござる!!!どんな存在であれ!夢を持つのは自由だし叶えるのは自由でござる!!!故に!、お主たちを倒して、アンドロイド殿にはオムコさん探しをさせるでござる!!」
というと、ヒーロー姿のオタクは、間合いを一気に詰め。悪漢に肉薄し、拳をブレる速度で振るう。 その悪漢は何が起こったか知らずに倒れた。
「ふん縛っとくでござる。そして風紀委員殿にワタシておくでござる。」

アンドロイド > 「あ、ありがとうございます」
と頬をかきながら、お礼を述べた。

持流 童男 > 「ささ、ここは危ないゆえ、風紀委員に行くでござる。」そしてアンドロイドを道案内した後に、「「知られずの英雄」の使い勝手なんとなくわかったでござる。・・さてパトロールを続けるでござるか。アンドロイド殿は某の助けた記憶は消えてるはずでござるしなうん。」
とパトロールを続ける。

アンドロイド > 「あれ・・・あたし誰に助けられたんだっけ・・・でも大事なことを教わった・・その記憶だけはあるんです。」
(風紀委員に対して)

持流 童男 > 「(見返りを求めちまったら、それはもう正義じゃないでござるからな)」
と珍しく神妙な顔をしながらパトロールをしている。 

持流 童男 > 「おっと!そういえば!悪漢を風紀委員殿に渡すのを忘れていたでござる」
といそいそと、悪漢のところに行き、
「お主らが、なぜ悪漢になったかわからぬでござる。だが、人は変われるでござる。どんな存在であれ、それを忘れないでほしいでござる。お主たちのなれなかったものに慣れればいいでござるな。」

と真面目な顔で。そして風紀委員に渡して、またスラムにパトロールを続ける。

持流 童男 > 風紀委員に渡す前に、悪漢に
「ちなみに某の夢は、推し達の笑顔と幸せでござる、そのためならば本気で守りそしてただ戦うだけでござる。」
だからと、一旦区切って
「お主はお主の道を行くがいいでござる。夢に向かい、少しだけ変わって見せれば何かが変わるかもしれんでござるよ」
と心底親愛の声で

持流 童男 > 「夜ごろには魔法少女マジックブルーのアニメがあるから、それまでパトロールを続けるでござるぅぅ、あ、すいませんケバブください」

と言いながらケバブを食べながらパトロールの一旦休息を行い、ベンチのところに座る。

持流 童男 > (このケバブ、なかなかに美味しいでござるな)

するとスラムの奥に10人の子供がいるのが見える。お腹が空いてるのかそれをじっと見ている。
「・・・仕方ないでござるなぁ!!すいません!ケバブもう20本追加でお願いします!!」
店主はびっくりしたが、お金を渡されたので、仕方なくケバブ20本を作って渡した。
あんたもお人好しだねぇ。なんでスラムのガキになんかにという問いに、オタクは、「スラムの子どもたちだからこそでござる」
というと、大声で「
「あー!!、某腹いっぱいでござるから食べていいでござるよー!!今だと盗まれても、全然気づかないでござるなー!!」

持流 童男 > 子どもたちが盗むようりょうで20本のケバブを取っていった

「はぁ・・すかんぴんでござる。まぁ良きでござる」

と少し気落ちした声で言い、(今度は、なにか本でももってきてあげる家でござるか)と思いつつ、パトロールをし続ける。

持流 童男 > 「そろそろパトロールの区切りでござるな、よし、帰って、マジックブルーを見よう」

と言いつつパトロールを切り上げ、スラムから立ち去る。

「7分前行動でござる!」

ご案内:「スラム」から持流 童男さんが去りました。