2020/06/26 のログ
葉山翔一 > 「もしかして知らないか……なんて説明したもんか…
こうな……赤くて甘い果物だな」

流石に説明に使えるような雑誌を持ってはいなく困り。
簡単に形と味の説明をしていく。

「別にいいけど直ぐになくなるぞ?」

噛めば砕けて味は濃くなるが直ぐに溶けてなくなる。
その事を説明し、その上で構わないと告げて、

「気に入ったなら好きなだけ食べていいからな?」

227番 > 「……赤くて、甘い」

貰って食べたことがあるのかもしれないし、
無いのかも知れない。よく覚えていない。
いちご。覚えておこう。

「……わかった。噛んだら、だめ……」

別に噛みたいわけではない。
そういう食べ物なのか確認したかっただけのようだ。

「……ううん、大丈夫。わたし、何も返せない、から」

お礼出来るものがない、と。

葉山翔一 > 「そうだな……また会えるか判らないがその時は用意しておくな」

スラムでまた会うのは中々骨ではあるがその時には用意しておくと一言。
飴を気に入ったなら実物も気に入りそうだという考えでの言葉であって。

「いや、噛んでもいいんだぞ?ただ舐めて食べる方が多いってだけだ」

その言葉に確認しただけと察し、食べた事がないのだなと。

「別に今すぐじゃなくてもいいって。そのうちに何かで俺が困ったらそれで返してくれればいい」

だからやると瓶を受け取るつもりはなく後ろに下がり。
そうして時計を見て少し考えこみ。

「そろそろ風紀も諦めただろ。そろそろ俺はいくな。
縁があったらまた会おうな」

それだけを言うと踵を返し歓楽街へと続く道を戻っていく訳で。

ご案内:「スラム」から葉山翔一さんが去りました。
227番 > 「あ、待って……、これ……」

瓶を返そうとして、受け取ってもらえず、
慌てて追いかけようにも、あっちは歓楽街──外だ。
足がすくんでしまい、動けなかった。

……捨てるわけにはいかないので、仕方なく貰うことにする。
いつかお礼をしなくては……と思った。

「ふーき?あれ……悪い人……?」

姿が見えなくなってから、言っていたことを思い出す。
そんな人には見えなかったが……。

227番 > 「……帰ろ」

瓶を持ったまま歩き回るのも不便だし、拠点に置いておくべきだ。
路地裏に向かって歩み始める。

ご案内:「スラム」から227番さんが去りました。
ご案内:「スラム」にアーヴァリティさんが現れました。
アーヴァリティ > 「ん〜
賽子あんまり集まらないなあ」

昨日賽子を振った時の妙な疲れも今朝にはすっかり消え、いつも通りの調子に戻った怪異は、その賽子を集めようとして一日スラムだったり落第街だったりを歩き回っていたのだが。
十数時間かけて集めた賽子の数は昨日の分を合わせてたった三つ。

まあ、そんなものだ。個人で持っていて別に使う必要があると言うわけでもなければそんな簡単に見つかるものでもなく。そこらへんに落ちているなんてこともそうそう無いわけで。
まあそれでも何とかそれっぽいところに忍び込んだりして二つ集めて。

「そういえばどこからこれ出てるのかなあ」

なんて、掌の上の3つを眺めながらため息をついてそこらへんの瓦礫に腰掛けた。

ご案内:「スラム」にルギウスさんが現れました。
ルギウス > 「いやぁ、本当に。
 どこから出ているんでしょうねぇ?」

はっはっはっと白々しい笑いが真後ろから聞こえてくる。

「色々と派手にしていらっしゃるようで何よりですよ。
 私のところまで噂が聞こえてきてますよ、お姫様」

アーヴァリティ > 「...ルギウス...さんだっけ?
お菓子の持ち合わせあったかなあ」

あるけど、ちょっと難ありだから...

自分が歩いてきた場所から現れたのはあの時の男。
僕では敵わない相手、と言うか戦う相手じゃ無い人。
確かルギウス、とか書いてあったけど。

「それは光栄だね、
それで、僕に何か用かな?
...もしかしてこの賽子って君から出てたりしちゃう?」

白々しい笑い声だなあ、なんて。
この人ならこのへんな賽子作っててもまあ納得いくなあ、なんて少し遠い目で。

ルギウス > 「おや、少しお疲れですか?
 無理はいけませんよ、中長期的にパフォーマンスが落ちますから」

うんうんと勝手に頷いて。
賽子を見せれば、さも当然に。

「おや、見覚えがある賽子ですねぇ。
 あまり良くない玩具ですが……集めていらっしゃるので?」

YESともNOとも断言しないが知っているとは返答する。
ある意味でどうとでも取れる言い回し。

アーヴァリティ > 「この前倒れたばっかりだから耳が痛いね。
気をつけるようにするよ」

自嘲気味に笑って見せて。
わざとらしくため息をつくだろう。

「そうそう、集めてるんだけどね。
なかなか上手いこと集まらないんだよね
もしかしてだけどいっぱいもってたりしない?」

そう言う人かあ、なんて思いつつ。
それならば沢山持っていてもおかしく無いよね、と身を乗り出しつつ尋ねて。

ルギウス > 「気を付けたところで、楽しそうならやるのが貴女だとは思いますがねぇ。
 おっと強く止めているわけじゃありませんよ?
 汝が為したいように為すが良いと我が神も仰っておられますので」

自由を尊ぶが故に、まぁ好きにしたらいいよ自己責任だしみたいな教え。

「何の為に蒐集を?
 それは人間用であって、貴女のようなモノには対応させていないはずですが」

言いながら、ジャラジャラと大量の賽子を用意しはじめている。

アーヴァリティ > 「わかってるじゃないか。
僕は神とかはあんまり信じる方じゃないけど君のところの神様はわかってらっしゃるようで」

そんな神なら信じて見てもいいかもしれない。

「そんなに用意しながら言ってもね。
昨日振ってみたんだけど、なんか凄いパワーアップしたから。
緊急用に欲しいなってね」

この人楽しそうだなあ、なんて、
自分は直接手を下さないことを楽しんでいるんだろうな、とか思いつつ。

ご案内:「スラム」にアーヴァリティさんが現れました。
ルギウス > 「敬虔に信じるのであれば、神は奇跡をお与えになってくださいますよ。
 入信されます?」

ついで とばかりに逆五芒星のペンダントを取り出したりする。

「なるほど、そちらに働きましたか。
 ……緊急用にお渡ししてもいいですが、その賽子は過ぎれば身を滅ぼす類のモノです。
 それでもお使いになられますか?」

ニヤニヤとした笑みは張り付いているように動かない。
サングラスは目元と視線を隠していて考えることを簡単には悟らせない。

アーヴァリティ > 「遠慮しておくよ。
さっきも言ったけど僕は神を信じてないからね」

掌を上下に振りながら拒否を示して。

「使った後すごい疲れたし...ちょっと嫌な目にあったからあんまり使いたくないんだけどね。
必要な時にはあった方がいいかなって」

そのサングラスはなんと都合がいいことか。
わかってつけているんだろうなあ、なんて思いながら。

「だから、いくつかくれないかな?
ところで一回に振れる数って一個だけ?」

なんて、ねだるように見上げあがら...まあ君相手に意味なんてないんだろうけど。
それとついでに、気になったことを尋ねて。

ルギウス > 「おや、それは残念です。」

渋々と聖印を片付ける。
ついでに賽子も少し片づける。

「体を作り替える呪いですからねぇ。親和性が高い方が使うとどうなることやら。
 欲しいならサングラスのレプリカか予備 融通しますよ?」

信用度が一気に落ちますけどね と大笑いしている。
泣いてない。きっと。

「使いまわしはできますし、一度に何個だって同時に振れますよ。
 その代わりあっと言う間に取り返しのつかないところまで進むでしょうが」

アーヴァリティ > 「ちょっと待って賽子まで減らすのやめようよ。
ちょっと考えておくからさ」

五芒星だけじゃなくて賽子も片付ける様子を見て止めつつ。
そんな理由でもらえなくなっては敵わない。

「僕って本当の体ちゃんと別にあるんだけどさー
その格好に戻されたんだよね...
...それは自業自得じゃないかなあ」

それすら面白がってても可笑しくない人だけど、ちょっと無理してそうだなーなんて思いつつも、容赦無く。

「うーん。やっぱり呪いのアイテムなのかなあこれって
怖いなあ」

手元にある賽子の一つを摘んで眺めて、
一度振ってしまったが、それはどこまで影響を及ぼしているのだろうか。
賽子だし、数字だろうけど...3がどれほど大きいのか。
少し不安になって。

ルギウス > 「だって、普通の目しか出ない賽子には用が無いでしょう?」

代わりに出したのは、4面体だが数字がおかしい。
全ての面に30と書いてある。

「異物が紛れ込んで、貴女の定義が揺らいだからでしょうねぇ。
 受肉に近いとはいえ、根本がまっとうな生物とは違うのですから。
 違う体を同じように使おうとして、上手くは扱えないでしょう?」

色々と得心がいったらしい。
現状の分析が済んだとも言うかもしれない。

「ええ、呪いのアイテムですよ。100を超えなければどうとでもなります。
 振らなければいいんですから」

アーヴァリティ > 「うーんその目はちょっと怖いかもしれないなあ」

ルギウスの取り出した賽子を見ながら、
その視線は引いている、ようなものだろうか。
30しかでない賽子とか何、と。

「昨日知り合いに言われたけど、僕の体は所詮作り物で、殻だからね
中身が変わっちゃったら変わる前の体に合わせて作った殻からは溢れちゃったんだろうね」

その中身を無理やり古い殻に押し込もうとしたら、そりゃ本体はダメージを受けて疲れるわけだ。
納得が行った、と。

「100かあ
まだ結構余裕あるね。
ところでさっき人間用って言ってたけど。人間が100まで振ったらどうなるの?」

余裕ある、と言いつつ30の賽子を見て。
さて、100が呪いのゴールなら、そのゴールは一体何をもたらすのか。

ルギウス > 「おや、イカサマ用の賽子を見たことがないんですか?
 これなら3回までなら、単体で使えますよ?」

普段使い、しないんでしょう? と再度聞く。

「今のうちに器を拡張しておくのをお勧めはしておきますよ。
 遅かれ早かれという気がしますし」

方法までは存じ上げませんが、なんて付け足して。

「怪物になります。
 理性が残るかどうかは、個人の資質次第ですが。
 人間では居られませんねぇ、確実に。」

アーヴァリティ > 「僕は賽子なんて普段使わないからね。
イカサマに使う賽子にはあんまり興味ないかな
にしても30かあ...緊急用でも怖いなあ」

緊急用とはいえ、30なんて恐ろしい数字だ。
3回使ったら終わり。

「うーん...
器の拡張、って言われてもなあ...
どうしたらいいんだろ
僕の異能って模倣するだけだからなあ...」

異能で形作っている器を拡張する。
その為には異能の強化がいいんだろうけど...
どうしたらいいかは思いつかない。

「人間は怪物になるんだ...怪異は...どうなるんだろう」

理性を残す自信はまああるけれども、元々怪物の僕がどうなるのか。
怖いなあ、わからないなあ、と唸っている。

ルギウス > 「生憎と、ノーリスクでパワーアップなんて都合のいい品をお渡しする気はありませんよ?
 というか、剛毅なようでいてリスクはしっかりと嫌がるんですねぇ」

まるで人間みたいですねぇ なんて付け足して。

「模倣するだけ……なるほど。そうであれば私の異能とカテゴリは近いのかもしれませんねぇ」

くつくつと笑って。

「ええ、ええ。
 それなら強化の道筋は見えました」

ニタリと笑う。

「人が英雄以外が勝てない怪物になるのなら。
 怪異は……怪異では勝てない何かになるのかもしれません。
 初めてのケースですので、正解は是非とも貴女の目で確かめて欲しい!」

アーヴァリティ > 「そりゃー変なリスクで戦えなくなったりしたくないしね。
僕は怪異だけど、僕が学んできたり見てきたものは人間だったり人間が作ったものだったから
もしかしたら意外と人間っぽかったりするかもね」

それと、元の姿は晒したくない。これは心の中に収めておこう。
人間らしい、と言われれば意外とそうなのかな、なんて思いつつ。

「へえ。僕には思いつかないなあ...
やっぱり君には敵わない気がするね」

種類が近い異能を持つ君の思いつくことを僕が思いつかないあたり、君の方がセンスあるね、なんて。
僕はそんなすぐに思いつかないよ。

「君が見たいだけでしょそれ
僕はあんまりそんな様は晒したくないなあ」

怪異ですら分類できないナニカだっていうのに。
そこにすら分類できないようになったらどうなるんだろう...

ルギウス > 「怪物はいったい、何を憧れとして抱くのでしょうねぇ……?
 失礼、大きい独り言です」

変わらずの笑顔が鬱陶しい。
それは仮面のように張り付いて。

「お教えしても構わないのですが……さて、何を対価としていただきましょうか。
 思いつかないからイヤらしい事でもしてみます?」

君が見たいだけと言われれば、もちろんと即答した。
まだまだ怪異という生態は興味が尽きないのだから。

アーヴァリティ > 「...考えておこうかな」

憧れってなんだろうな、なんて。
ずっと変わらないその笑みがこの怪物の心を突いた。
戦闘狂で好奇心旺盛な怪異の憧れはどこにあるのか。
そんなものはないのか、それとも何かを目指していたのか。

「宝石とかならあるけどそれで満足してくれないよね
そうだなあ...いやらしいことでもいいけど...
僕の戦いの記録でも聞いてみる?」

ああやっぱり君は楽しんでるね、と。
それと、僕相手にそんなことを要求したのは切人以来か。
...切人以外は少し抵抗あるかなあ、なんて。

ルギウス > 「では、その答えと戦闘記録。
 後は……貴女の体組織を幾つか頂ましょうか。
 それを対価として、次のステージにあがる筋道をお教えしましょう。

 刹那主義かと思っていましたが、どうやら貞操が固いようですしねぇ?」

くつくつ と 肩を震わせて。
どこまでが冗談でどこからが冗談か。
全部が悪質な冗句かもしれないけれど。

「模倣ができるなら、次は組み合わせですよ。
 簡単でしょう? 貴女だけのモザイク模様を作りなさい」