2020/07/05 のログ
ご案内:「スラム」に妃淵さんが現れました。
■妃淵 >
昼間でも薄暗いスラムの一角
二級学生でも腕に覚えのない者は近寄らないだろう、そこから
男の悲鳴と、肉を殴打する鈍い音
続くように…助けを求める声が響いて
『クソッ、なんなんだテメーはァ──』
最後に、捨て台詞
こけつまろびつ、顔から血を流した男が一人飛び出し、走り去っていく
「───……」
■妃淵 >
ネットリとした血、そして折れた歯が地面に転がる
あたりには数人の男がピクりとも動かない状態で倒れている
その中央で気怠げに、パーカーのポケットに手を突っ込んで立ち尽くす少女が一人
「ヤロー…仲間おいて逃げやがって。
アイツが一番カネ持ってそうだったな…」
苛立ちを隠そうともせず唾を吐き捨て、倒れたままの男達の側へと屈み込む
「まぁいいか…さて、財布サイフ…‥おっ、顔に似合わず上物じゃん」
倒れた男の懐を探り、財布を取り出す
カネとカードは最優先、財布自体が上物ならそれもいただく
スラムのマーケットに流せば、まあそれなりの値段にはなるからだ
■妃淵 >
さて、どう見ても暴行現場にしか見えないが、
その実、この少女は複数人の男に囲まれ絡まれた側だ
自分から喧嘩を売るような真似は、面倒なのでしないというのがポリシーの一つである
ただし絡まれたなら、売られたなら、それを買うのは吝かではない
悠々自適とまではいかないまでも少女くらいの年齢ならここ落第街ではカラダを売れは十分な生活が出来る
なのでこういう『イベント』は+α…ちょっとした贅沢に過ごすのに、丁度良い
「──逃げたヤツ、仲間連れて戻ってくるかと思ったけどそんなケハイねーな」
財布の回収を終え、その中身を手元で勘定しながら先程の男が逃げた先へと金色の視線を送る
ご案内:「スラム」に持流 童男さんが現れました。
■持流 童男 > 「そこの少女!大丈夫でござるか!」
後ろから心配そうに大声で声をかける。
「某は持流童男、パトロールでここに来たのでござるが、この状況は一体何でござろうか。・・・・怪我はないでござるか!少女!」
現場の異常さをみつつ、怪我がないか少女対して、心配そうに声をかける。
■妃淵 >
「……あ?」
突然現れた、大声で捲したてる男
怪訝な視線をそちらに向ければ…何やらこの場には似つかわしくない服装の……
「あー…パトロール?風紀委員かテメー。こんなスラムの片隅までゴクローなこった。
…で、怪我?怪我の心配すんなら転がってるコイツラの心配してやったほうがいんじゃネ?」
のたまいつつ、転がっている男の頭をボールのように足蹴にする
鈍い音が響き、返り血を受けながら少女は笑う
「死んじゃうゼ?コイツラ」
口元に飛んだ血をぺろりと舐めつつ、狂気を孕んだ視線を、童男へと向けた
──別段、殺そうとしているワケではない
ただ変なヤツが現れたから、暇つぶしにアオってやろうとしているだけだ
■持流 童男 > 「無事で良かったでござる。」
真摯に狂気を孕んだ視線と向き合い
妃淵さんの無事に心の底からの安堵を本気でした後に、
「うむ、趣味でござるからな!」
とニカッと笑いながらも
「うおおお!!?それもそうでござるな!ありがとうでござる!。って蹴っちゃ駄目でござるよ?!」
と慌てつつも、バッグから包帯を取り出して転がっている男達に応急手当をしていきつつ、すぐには起きないだろうが初級のヒールでかすり傷を直していく。
「すすすすまぬが、何があったか聞いてもよろしいでござるか・・?」
どもりながらも、女性に免疫がないのか動揺している。
■妃淵 >
「(──なんだコイツ)」
ズレてやがる、というよりも状況が把握できていないのか
現場の状況的に、この少女が倒れている男達をヤったのは目に見えているが……
それともあえてトボけることで何かを企んでいるのか
「何があったもクソも、見ての通りだろ。
そいつらが囲って来た、お誂えだったからベコベコにした。
ついでにお小遣いも頂いた、そんだけ」
手元にサイフやらカードやら、男たちの持ち物であろうそれらを見せびらかして、そう宣う
「随分ノー天気な脳みそしてっぽいけどこれで理解したかヨ?キモヲタ」
口が、とても、悪い
■持流 童男 > 「キモオタ・・!?っく!こんな美少女に言われるとは!ご褒美かよ!」
と少し嬉しく聞こえないように言った後に
真剣な顔になりながらも
「状況が、見えなくなるのが、某の悪いとこでござるな。・・・そうだったんでござるか。」
「自分を守るためにした行動ならなおさらそれを咎めるつもりはないでござるよ。」
「ただ、本当に無事で良かったでござる」
少女に対して、向き合いながらもその顔は、ホッとしたように言いながらも。
「それに、これはこの者たちが悪いでござるな。風紀の者たちのところにこやつら連れて行くでござるよ。女の子を寄ってたかって乱暴しようとする罰を与えねば。レイチェル殿に許可っとって、なにもないところで、実写デソルマン25時間ループリレーは割と応えるでござろうな」
フンス!といいながら、男たちに手錠をかけていきながら、割とえげつないことを考えている。
■妃淵 >
「……っく、ぷ、ははははっ!」
大男の反応に、思わず堪えきれない様子で噴き出す少女
「お前マジかー!!
暴行未遂の連中にワッパかけて、実際にショーガイやらかした俺を放置って、イカレてんな!」
──ひとしきり笑った後、鋭い視線を童男へと向ける
「メデテーやつ。お前みたいな風紀委員ばっかならこのスラムも安泰だワ。
今後も是非ぜひ美少女の犯罪は見逃してやってくれよナ。ククッ…ハハハッ」
■持流 童男 > 「お主、頭いいんでござるな。」
とポロッと出てしまった
「実際問題1体多数なら、不利なのは1体でござろう。それに対してお主は正当防衛を行った。そして勝った。それに先程お主もいってたでござろう、喧嘩を売られたから、買ったと。」
一息ついて、それにと付け加えて
「美少女が間違ってることをしたら、止めるでござるよ。そして捕まえてそして向き合い助けるでござる。それがたとえ、お主でも。お主が、間違ってたら(悪かったら)、某はお主に手錠をかけるつもりでござったよ。」
ニット笑いながらも。
■妃淵 >
「イヤー、まぁお前がソレでいいんなら、ソレでいーわ」
楽だし、と笑う
「つまり不利な状況でノしたらサイフ掠めても無罪放免、とイーコト聞いたぜ?それが風紀委員の方針なンだな?
言質とったゼ。あとから吐いたツバ飲むんじゃねーぞテメー」
そう言うと戦利品とばかりに、倒れた男達から盗んだ財布を手元で踊らせる
どうやら目の前のこの男は猪突猛進の直情型
一度何かに視線をとらわれてしまえばその他の些細なコトは目に入らなくなってしまうタイプ
そういうタイプはつまり…自分の行いに酔いやすい、とも言えるヤツ…少女はそう目の前の男を分析した
「あ、実はカネに困っててさ。オニーさんも恵んでくれねえ?
いくらとは言わないし、サイフ全部でいーんデ♪」
■持流 童男 > 「それは、「駄目」でござるな。」
「お主、すでにそこの男たちから抜き取ったであろう」
「これ以上、をするというならば、某は、お主を止めなければいけない。だが女性に手は挙げたくない。」
だからと言いつつ。
「『奪いに来い』某はお主に手は出さない。疲れ果てるまで耐える。」
覚悟を持った瞳で言い放った
■妃淵 >
「じゃ、いーわ。面倒クセーし。あんまカネもってそーな見た目もしてねーしなお雨。
無駄に疲れんのとか、ゴメンなんだヨ」
見下した物言い、完全にナメられた目線である
「あとコレ以上は、って言ったからには俺がコイツラから財布カスめたの後からウダウダ言うなヨ?
持流童男つったっけ?名前ちゃんと覚えとくからナ。
なんか他の風紀委員にクセつけらそーんなったら、持流童男が良いって言った、って逃げさせてもらうわ」
くるり、と背中を向けて…視線だけを振り返る
「そーゆーコトでいいんだろ?」
■持流 童男 > 「うむ!!!!任せるでござる。ただやりすぎると、某まじでやばいでござるからな!程々にしといてくれると嬉しいでござる!」
と自信満々にいいながら、にかっと笑いつつ
視線に応えつつ。
■妃淵 >
「ほどほど?このスラムでそんな生っちょろいモンが通用すっかよー。
じゃあなー風紀委員クン。助かったゼー今度会ったらちょっとえっちなサービスでもしてやるよ♪」
本当にそんな気があるのかないのか
からかうような口調でそう言い捨てるとひらひらと手を振りながら、スラムの闇へとその姿を消して──
■持流 童男 > 「・・・・・某は間違ってたのでござろうか。”最高のヒーローになれるでござるかな”」
「・・・まだわからないでござるな、手探りで往くしか無い」
と言いつつチンピラたちを風紀委員に連れて行きスラムから去る。
ご案内:「スラム」から持流 童男さんが去りました。
ご案内:「スラム」から妃淵さんが去りました。