2020/10/24 のログ
ご案内:「スラム」に伊都波 凛霞さんが現れました。
伊都波 凛霞 >  
雨上がりのスラム
日も暮れ、切れかけた街頭や月の光で薄暗いスラムの路地

「こんな時間まで出歩いてないで早く帰りなさいねー」

一際声を張り上げて歩いている少女
今日は黒いナントカとかいう服装ではなくちゃんと赤い腕章をつけた風紀委員モード

落第街の住人以外にも、怖いもの見たさなのかちょっと悪いコトがしたいのか
スラムやこの辺りへ踏み込む生徒は少ないわけじゃない

こうやって見回って、見かけたら早い帰宅を促すのも警邏の仕事のうちである

伊都波 凛霞 >  
「B地区は問題なし。じゃあ時間通りに約束のポイントで合流ね」

凛霞は以前の事件もあり、基本的にパトロールはスリーマンセルで行う
とはいえ落第街も広く、入り組んでいる路地などもあるため、連絡がすぐに可能な範囲で手分けをしている
インカムで状況を報告しあいつつ、とりあえず一つの区画を見回り終わって、一息といったところ

「……街灯とか増やしたほうがいいんじゃないかなあ」

辺りを見回すと、当たり前だが視界のほとんどは薄暗い闇
敵意を持って隠れている相手ならなんとなし、死角にいても感覚でわかるが
そういったものを消すことの出来る人間、異能者…といった類の存在も否定できない

とはいえ、落第街の環境にお金を使う…なんて、申し出てみたところで意味はなさそうだった

伊都波 凛霞 >  
「…よし、時間」

時間ギリギリまで辺りを警戒しつつ、合流地点へと向かう

「毎日こう平和だと風紀委員も忙しくなくていいんだけど…」

そうもいかないのがこの島、この街である
今日のところは何も事件も起こらず、痕跡もなく、平和な報告を挙げられそうだった

ご案内:「スラム」から伊都波 凛霞さんが去りました。